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“元ヤン” が農業を救う!

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まちの未来
つくる売る食べる
おはよう日本 関東甲信越
千葉
2017年10月25日

若いときに不良だったり、暴走族だったりした人を『元ヤンキー』、略して『元ヤン』と呼ぶことがあります。
そんな『元ヤン』が設立した農業法人が千葉県にあり、年々売り上げを伸ばしています。
なぜ、『元ヤン』が農業なのか、その理由を探りました。

■後継者不足が深刻な農業をなんとかしたい

「農業ヤバいぜ!」「オス!」

千葉県富里市にある、社員5人の農業法人です。
18ヘクタールの畑で小松菜や落花生、トマトなどを生産。
味がいいと評判で、年々売り上げを伸ばしています。

社長の田中健二さんは、後継者不足が深刻な農業をなんとかしたいと、5年前にこの会社を立ち上げました。
しかし、体力も忍耐も必要な農業。若者が敬遠しがちな職業です。

「“負けないぞ” っていう『負けん気』がないと、なかなか続かない」

■会社を立ち上げたのは、元暴走族の総長

実は、田中さんは元暴走族の総長。元ヤンです。
元ヤンは負けず嫌い。そんな元ヤンに向けて農業をやらないかと、呼びかけました。

呼びかけに、 “はみ出し者” といわれてきた人たちが集結。

「はたから見れば、目をそらしたくなるグループにいたかも」という人は、元暴走族。
さらに「勉強もせず、いわゆる “だめ人間” でした」というのは元バンドマン。
過去はさまざまです。

その1人、入社3年目の張貝達也さん、37歳。
中学校を出ると、パンクロックバンドを結成し、音楽の道を志しましたが、夢はかないませんでした。

職を転々とする中、出会ったのがこの会社。
いまは、農業が第2の道だと感じています。

「農業に関しては “絶対にこれが正しい” というのもけっこうあいまいで、自由な部分が多い。それがすごく魅力」という張貝さん。

■ヘビーメタルを聞かせて育てた小松菜が話題に

この会社では、おいしい野菜を作るため、固定概念に縛られずにいろいろな工夫をしています。

『♪~農業! 根性!~♪』

小松菜畑に響き渡るのは、ヘビーメタル。
パン工場でクラシックをかけていると聞き、始めました。
曲は、オリジナルソング『小松菜喝采』。

「聞かせたら、 “鉄分” が増えるかな?と思って・・・」と張貝さん。
『♪小松菜栽培 小松菜伐採 小松菜喝采 喝采! 喝采! そ~の~まま食ってみろ~♪』

果たしてその効果は・・・

「全く、効果はないですね。味を比べても、全く変わってないです」

しかし、この取り組みは話題を呼び、毎月ネット通販で注文がくるといいます。

■土壌分析を行い、おいしい小松菜作りを追究

張貝さんは、 “おいしい小松菜作り” への道をあきらめません。
畑ごとに土を採取し、専門機関に分析を頼んでいます。

そして仕事のあとには必ず、畑のデータと照らし合わせながら試食。
土壌分析で測定した酸性度やチッソ濃度などを元に、肥料のバランスを確かめているのです。

張貝さんは「おいしく出来たときは、やっぱり幸せですよね。この仕事おもしろいし、一生かけるには申し分ない仕事だと思う。もっともっと深い世界だと思うので、いろんな人に教えてもらったり、自分で経験をしたりして、成長していきたい」と話していました。

熱いエネルギーを持った元ヤンたち。
農業に自分の道を見つけ、歩き始めています。

社長の田中さんによりますと、いま社員の募集はしていませんが、今後は、『元ヤン』でなくても “熱い気持ちを持った人” なら歓迎したいということです。

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