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“位置把握” で富士登山を安全に

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防災減災
火山
おはよう日本 関東甲信越
山梨
2017年8月9日

8月11日は『山の日』です。
そこで、防災の取り組みなど山に関する話題をお伝えします。
今回は、『富士山』。登山者の位置を把握して、避難や救助などに役立てようという取り組みが始まっています。

■“ビーコン”で登山者の人数と位置を把握

毎年、夏のシーズンだけで20万人以上が訪れる富士山。
噴火などの災害時、登山者が “どこに・何人いるか” を把握することが、長年の課題でした。

その課題を、『ビーコン』と呼ばれる “電波を発信する装置” を使って、解決しようという取り組みが始まっています。

発端は、3年前(2014年)の御嶽山の噴火。
死者・行方不明者が63人にのぼったこの災害。登山者の数や居場所の情報が少なく、救助は困難を極めました。

「捜索に行ったレスキュー隊の方々も、登山者がどこにいるのかも分からず、すごく大変な思いをして捜さないといけなかった。そういうことを、新しい技術を使って改善できないか、というのが一番思ったところ」と話すのは、民間主導で行われている防災プロジェクト、『富士山チャレンジ』の田中義朗さん。

■建設・通信など約30の企業や団体が参加

このプロジェクトに集まったのは、建設・通信などの、およそ30の企業や団体。
2020年の実用化に向けて、いまは実験を繰り返しています。

「防じん 防水で、ビシャビシャになっても大丈夫」

『ビーコン』の技術を提供している、畠中雅弘さん。

「活動のフィールドが違う会社が集まって、同じことをやるというのは、非常におもしろい取り組みと感じている」といいます。

『ビーコン』を使った位置把握の仕組みは…
『ビーコン』を登山者に配り、山小屋などに設置した『受信機』となるスマートフォンでキャッチ。
その情報を、インターネット上で共有します。

それにより、どこに・何人の登山者がいるか、リアルタイムで把握できるようにするのが目的です。

■より正確なデータを取るため受信機の数を大幅に拡充

先月(7月)。富士山に、『ビーコン』の技術担当者、畠中さんの姿がありました。

畠中さん
「富士山の自然防災を構築できるように、ステップアップできればと思っている」

プロジェクトが始まってから3年。
より正確な位置データを取るため、受信できる場所を増やす活動をしています。
今年は、受信機の数を去年の19か所から27か所に大幅に拡充する予定です。

「お忙しいところすいません。富士山チャレンジの事務局のスタッフですけれども…」

新たに設置する山小屋にも、説明をしてまわります。

山小屋の経営者も「万が一そういった状況(災害)に陥った場合、こういうものがあれば、いち早く救助されるということは確かだと思う」といいます。

■富士山頂の最高峰 “剣が峰”にも受信機を設置

ご来光などを目的に、多くの人が集まる富士山頂。
その中でも最高峰に位置する『剣が峰』に、今回初めて受信機を設置できることになりました。

「どういう場所を?」
「登山道に面している窓が一番いいんですけど…」

厚い壁などがあると、電波が遮られてしまうため、受信機の最適な位置を現地で確認します。

「十分、検知できています!」

■官民一体となり屋外にも設置場所の確保を

プロジェクトでは今後、環境省の許可などが必要な屋外にも設置していきたいと考えています。

畠中さんは「官民一体になって、専用の設置場所、屋外に設置できるような場所を確保していくのが課題です。取り組みを理解してもらい、それを作ってもらう流れを作りたい」と話していました。

『ビーコン』を使った、登山者の安全を守る取り組み。
実用化に向けて、試行錯誤が続いています。

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