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不動産会社が高齢者の暮らしをサポート

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シニア
くらしを支える
ひるまえほっと
千葉
2017年6月8日

不動産会社の仕事は、窓口で家を紹介するだけではなく、管理している物件の状態を見守ることも仕事のひとつ。
千葉市でおよそ3000戸の物件を管理している中で、地域のお年寄りを見守っている不動産会社があります。

■大家の不安を取り除き、高齢者の入居をサポート

訪ねたのは、千葉市に店を構えて45年以上になる不動産会社です。従業員は15人。
地域の人間関係を大切にしてきました。

部長の堤千壽子さんです。この会社に勤めて20年。新たにこの地域で生活をする人たちの窓口になってきました。

堤千壽子さん
「大家さんも幸せ、入居者も幸せ。みんなが笑顔になれる状況を作るお手伝いをしています」

この会社が力を入れていることは、高齢者の入居サポート。
収入や健康面の不安から契約が難しい高齢者ですが、大家さんたちとの長年の付き合いを生かし不安を取り除くように、丁寧に説明して契約に結びつけています。

■高齢の入居者宅を毎月訪問、生活状況を確認

それだけではありません。
入居したお年寄りが元気に暮らしているのか、毎月訪ねています。

この部屋に住んでいるのは84歳の男性。ひとり暮らしをしています。

堤さん「お元気ですか?」
入居者「元気、大丈夫!」
堤さん「いつも元気でいいですね!」

この男性、以前は住み込みでマンションの管理人として働いていましたが、退職してひとり暮らしをすることになりました。

年金暮らしでどんな部屋を借りることができるのか、堤さんに相談しました。
保証人も高齢者だったため、大家さんは不安がりましたが、堤さんを信頼して部屋を借りることができました。

入居者の男性
「恵まれていたというか、いい人に会えたというか。心強いし、気持ち良く助けてくれるし、そういう点がよかったですね」

■社員みんなでひとり暮らしのお年寄りを見回り

堤さんたちがこの活動を始めたのは5年前。高齢者の孤独死などをニュースで頻繁に目にするようになったのがきっかけです。
社員みんなで協力して外回りをする時には、近くに住むひとり暮らしのお年寄りに声をかけるようにしています。

この部屋に住む女性は76歳。
娘の結婚を機に、9年前からひとり暮らしを始めました。

堤さん「なんかおかわりないですか?」
入居者「はい、ないですね」
堤さん「最近は自転車乗ってないですか?」
入居者「娘が乗るなって言うものですから」
堤さん「歩いたほうがいいですよね。自転車はあぶないですからね」
入居者「危ないですから、自転車は乗りません」

こうした世間話をすることで、ひとりで暮らすお年寄りの見回り活動になっています。

入居者の女性
「私1人なもんですから、お話できればうれしいです。一番うれしいんですけどもね、誰もいませんので」

堤さん
「何か困ったことがあったら、すぐに駆けつけて。安全な暮らしをサポートしていけるようにがんばっていきたいと思います」

■万が一の備えに、社員全員がAED研修を受講

この会社では、万が一の備えも行っています。

「ポイントは心臓を挟み込むようにやってください」

社員は全員、AED研修を受けています。
見回り中に救命処置の現場に遭遇した時、対応できるように始めました。

堤有司さん(不動産会社従業員)
「地域の方々に貢献したり、仕事につながらなくても、困ったことを解決するというのは会社として心がけていることなので、私もそういう気持ちでやっています」

■大家に協力をお願いし、地域の安全にも心配りを

仕事を通じて地域に貢献したいと考えている堤さん。
この日、向かった先は20年を超える付き合いのアパートの大家さん。

堤さん
「アパートの照明を明るくすることで入居者の方も喜びますし、道を歩く方も喜ぶと思いますので」

堤さんは、大家さんにアパートの外側の電灯をより明るくすることを提案しました。
建物の前の道を夜、明るくする効果があるからです。

大家さんの同意を得て、電灯を取り替えます。
アパートの住人だけなく、地域の安全にも心を配ります。

アパートの大家さん
「明るい方が町として良いことですから、みなさんが喜んでもらえればいいことです」

■地元サッカーチームのサポートにも取り組む

さらに、地元のスポーツチームのサポートも行っています。
千葉市に本拠地を置くジェフユナイテッド市原・千葉。練習を行っているのはユースチームです。
選手の多くは寮生活をしています。堤さんの会社は、2011年からこの寮も管理しています。

堤さん「最近どうですか? お困りのことはありますか?」
寮長 「今はこれといって特に困ったことは(ないです)」

実は堤さんたちは、この寮の大きなリフォームも手がけました。
この食堂は本来2部屋分あったのですが、チームワークを強めたいという相談を受けて壁を取り払い、全員で食事をとれるようにしました。

さらに、若い選手のためにキッチンも大改装。

寮長
「以前はガス台が家庭用コンロだったのですが、業務用のコンロを入れて、業務用の換気扇をつけていただいてパワーアップしたおかげで、快適に調理できます」

グリルやオーブンが増設され、メニューの幅も広がりました。
オーブンを使えることになったので肉料理も充実。低脂肪高たんぱくの栄養バランスがとれた食事ができ上がります。

寮長
「アスリートなので食べ物にも気をつかっていると思う。その気持ちに精いっぱいこたえようと思ってやっています」

ここでの食事が、未来のスター選手の体を作っていきます。

選手
「とてもおいしくて、このごはんを食べると元気が出て明日もがんばろうという気になります」

選手
「しっかりこういう食事をして体を強くして、上のレベルでも通用する選手になれたらと思います」

住まいを通して地域に元気を届けたい。
堤さんたちの活動が広がっています。

堤さん
「地域の方が安心して住める町と安全で明るい町にできるように、一生懸命がんばっていきたいと思います」

■入居者が不在の時には郵便受けの状況も確認

左から、武内陶子アナウンサー、中村香織キャスター

(武内陶子アナウンサー)
不動産屋さんが地域のお年寄りを見守っているということにも驚きましたが、地域の細かなことにまで気を配っているんですね。

(中村香織キャスター)
お年寄りのみなさんも、堤さんたちがいてくれるからこそ、笑顔で安心して暮らせると話してくれました。
そして見回りの際に入居者の方が不在の時は、郵便受けに新聞や郵便物がたまっていないかなども確認しているということです。

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