MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

武井壮が挑む! パラスポーツ ~車いすラグビー・修行編~

クリップ
ページを保存しました。画面右上から保存したページを一覧でみれます。
五輪・パラ
武井壮が挑む!
ひるまえほっと
埼玉
千葉
2017年4月14日

左から、竹澤知位子リポーター、武内陶子アナウンサー、武井壮さん

(武内陶子アナウンサー)
武井壮さんがさまざまなパラスポーツに挑戦して、スポーツの魅力や選手の魅力を引き出していこうというコーナーです。

(武井壮さん)
東京オリンピック・パラリンピックを3年後に控えて、パラスポーツへの注目度が高まっていると思います。注目していただくだけでなく、みなさんにプレーしていただきたいですし、2020年にはパラリンピックの会場がすべて満席になるように、ぼくも協力していきたいと思います。

(武内アナウンサー)
“百獣の王・武井壮”としては、毎回対戦相手を研究し尽くして倒しにいくというスタイルですけれども、今回はパラスポーツの選手たちにどう立ち向かいますか?

(武井さん)
ガチで勝負を挑みにいって、ガチで戦うからこそ競技の楽しみ方も見えてくると思いますので、そのあたりをみなさんに楽しんでいただけたらと思います。

(竹澤知位子リポーター)
1回目は、車いすラグビーです。車いすラグビーは、4人で戦う団体競技で、プレーできるのは、両方の手足にまひなどの障害がある選手ということなんです。

ルールは簡単です。ゴールラインを越えると、1点が入ります。

(武内アナウンサー)
この絵ですと、青チームは右側のゴールライン、赤チームは左側のゴールラインをめざすんですね。

(竹澤リポーター)
ではさっそく、武井さんが“武者修行”をしてきた様子をご覧ください。

■日本代表・官野一彦選手率いるチームで武者修行

武井さん「こちらの体育館で、官野選手が練習しているそうなので、行きましょう!」

武井さん「みなさん、こんにちは~。初めまして、武井壮です! よろしくお願いします! 官野選手! 初めまして、今日はよろしくお願いします」

リオパラリンピックで活躍した日本代表メンバーの官野一彦選手。頭脳プレーで活躍しました。

官野選手を中心としたチーム“RIZE CHIBA”。
2013年に、官野選手が声をかけてつくったチームで、千葉市を拠点に活動しています。

武井さん「気持ちよさそう、おれも乗りたいな」

ということで、まずは車いすに乗り込みます。

武井さん「乗り込みます。結構タイトだな、レーシングカーみたい」

官野選手「少しでも隙間があると、隙間を埋める瞬間のスピードが落ちるので。できるだけピッタリ。ぼくらの競技はタックルがあるので、ベルトが少ないと飛んでいってしまうんです」

官野選手「ちょっとお尻が下がっていると思うんですよ。重心が高いと下から当たるので、前に倒れやすくなるんです。そのために重心を低くするんです」

武井さん「結構ベタっとしている」
官野選手「僕ら握力がないので、握るところがないんですよ。松ヤニを使っているんですね」

武井さん「それがこびりついているんですね、このホイールに。すごい粘着力、摩擦がすごくきく」
官野選手「それを使ってこいで、ボールも投げています」

■最初は車いすで走る練習、ターンのコツは?

初めは、車いすで走る練習です。基礎から教わります。

官野選手「そのままターンしましょう」

官野選手「ぼくらの車いす、基本的にはターンがしやすい車いすの形になっているんです。だからターンするときに振られているはずなんですよ」

武井さん「キュッといきました」
官野選手「その調整はすごく大事」

官野選手「ターンする時にギュッと押さえてしまうと、もちろんこういう(小回りの)ターンになってしまいます。ゆるく回る時には、優しくというか…」
武井さん「ちょっと触るぐらい」

武井さん「(ギュッと)やっちゃうな! 感覚つかむまでいいですか?」

武井さん「速く曲がろうとしすぎなんだな。コツつかんできた。なるほど!」

官野選手「体重の移動でも慣れてくると曲がれますね」
武井さん「なるほどね!」

■筋力が強い武井さんでも、官野選手の守備には勝てず

車いすラグビーは、赤のゴールラインを2つの車輪が超えると1点が入ります。ゴール前では、敵を交わしながら、より早くゴールすることが必要になります。

官野選手「僕が武井さんをディフェンスするので、あちらに抜けて行ってください」

官野選手「僕は障害が割と重いほうで、胸から下は動かないんで、腹筋背筋がきかないんですね。あとは握力がないんです。だけど、武井さんはあります」
武井さん「むしろ、筋力強めです!」

官野選手「なので、1対1をぜひやっていただいて」
武井さん「行っちゃっていいんですか?」
官野選手「ギブアップするまで」
武井さん「ギブアップ? わかりました!」

半信半疑ながらも、自信満々の武井さん。
さて、どうなるのでしょうか?

武井さん「ドーンっていっていいですか?」
官野選手「どうぞどうぞ。いいですよ」

武井さん「ちょっと邪魔! 邪魔! すごく邪魔してくる! 抜けない… 抜けない…」

官野選手「これが、車いすのスキルなんですね。いくら障害が軽くても、経験や車いす操作で抑えられるんですね」

■相手をコントロールするポジショニングが重要

武井さん「でもディフェンスが有利なんじゃないですか?」
官野選手「そうかも知れないです」

武井さん「ちょっと抜いてみてください」
官野選手「わかりました。僕がオフェンスやります」

官野選手「そこでいいですか?」
武井さん「なんですか? その言い方…。そう言われるとなんかちょっと…、いいですよ!」

次は、武井さんが守ります。

武井さん「やべ! やべ! 速攻抜かれた、マジで?」

官野選手「健常者スポーツって、左右にどっちでも動けたり、前後も速いと思うんですよ。車いすは、押すことに特化しないといけないんです」

官野選手「でも武井さんがいたポジションだと、右と左、僕から見ると抜くところがあるんです」

官野選手「僕がディフェンスする時は、必ず1つの方向にしかいかせないようにしているんです。ここにいることで武井さんはそっちにしか行けないんです。僕はそっちを防げばいいだけ。相手をコントロールするようなポジショニングが、車いすラグビーには特に必要なんです」
武井さん「なるほど! ルートをつぶしていくわけですね」

■埼玉のチームAXE所属の羽賀選手と岸選手も合流

官野選手「ここで仲間を呼んでもいいですか? 羽賀ちゃーん!」

日本代表で埼玉のチームAXE(アックス)所属の、羽賀理之(はがまさゆき)選手です。

そして同じく、日本代表でAXE所属の岸光太郎選手です。

チームは違えど、車いすラグビーの選手は、お互いに練習によく参加するそうです。

■障害が重い選手が乗る守備用の車いすには秘密が

官野選手「僕らの競技は、障害が軽い人と重い人が混在する競技なんですね。
武井さん「そうですね、点数がありますよね」

官野選手「3.5点から0.5点まである中、僕はちょうど真ん中の2点なんです。僕と羽賀選手が同じくらいの障害野選手で。岸選手に関しては、ラグビーの中で一番障害が重い0.5点。見てわかるとおり、車いすの形が違いますね」
武井さん「武器みたいものがついています」

車いすは選手の役割に合わせて2種類、攻撃用と守備用があります。

官野選手「これはアタッカー、攻めに特化した車いすで、障害が軽い人、こいでボールをキャッチできる人間が乗りやすい」

武井さん「こちらは?」
官野選手「彼は、障害が重いんですね。バンザイが、手があがらない。それで大胸筋の力も弱い。そういう選手がこの(攻撃用の)車いすに乗っても、パスが出ないしキャッチも取りづらくスピードも出ない。このディフェンス用の車いす、一度体験してもらうとわかるんですが、この車いすに特化した技を見せます」

官野選手「これで動いてください」
武井さん「動かない! タイヤが止まっちゃってる、この金具で」
官野選手「これはディフェンス用のピックバーで、障害が重い選手が動ける選手を止められるという、ディフェンスに特化した車いす。これをチョイスできるので、非常におもしろい」

武井さん「ずるいじゃないですか?」
官野選手「ただ障害が重い選手は活躍しづらい、でもこれを使って活躍ができるというのが、この競技のおもしろいところ」

武井さん「だって、書いてあるもん! 悪者って! すげー悪者っぽいじゃないですか、このトゲみたいなの」

それでは、岸選手のディフェンスを味方につけるとどうなるのか体験します。

岸選手が、官野選手の動きを止めて、そのすきに武井さんがゴールをめざして抜いたんですね。連携プレー、お見事!

武井さん「さっきあんなに抜けなかったのに」
官野選手「これくらい障害が重い人でも活躍できるというか、必要なんです」
武井さん「動きは小さくても、最小限の動きで自分の相手を守れるポジションに入れるわけですね。これはすごい」

■激しいタックルでも車いすが衝撃を吸収

そして車いすラグビーといえば、タックル。

官野選手「醍醐味(だいごみ)ですね、タックル。これをなくしては、ラグビーとはいえない」
武井選手「嫌な予感しますよ。もらうわけですね、俺が」

武井選手「まずは、これくらいでお願いします。下がっているじゃん!」

武井選手「怖! 怖! あっぶね。あぶねえ!! あぶね~」

官野選手「でも、体は痛くないですよね」
武井さん「体は痛くない」

官野選手「車いすが専用の車いすなので、衝撃はあると思うんですけど…」
武井さん「そのためのこれなんですね」
官野選手「うまく(衝撃を)逃がしてくれるので」

官野選手「音とか衝撃はすごいんですけど、意外と楽しい」
武井さん「すごい迫力。意外と楽しいですね、ガチャーンって」

今度は距離をとって、お互いに走り込んでのタックル!

武井さん「わ~怖!」

車いすごと選手が転倒することも当たり前。火花が散ることもあります。

■相手のことを思って取りやすいところにパスを

そして、もうひとつの重要なスキルが、パス回し。
ラグビーと違って、前に出すパスも認められています。

官野選手「一番車いす競技の難しいところだと思うんですけれども、武井さんと向かい合って、健常だったら、横にずれてもパッととれるじゃないですか。車いすの場合はとれないんです」
武井さん「確かにとれない。届く範囲しかだめということですね」

官野選手「あとはちょっと横向いてもらって。進行方向に進んでいるところの前にはパスは出せる、これは取れるんです」

官野選手「逆に武井さんこっちに走ってきているのに対して、こちらはとれないですよね」
武井さん「本当だ。どうしようもない」

官野選手「必ず相手の前とか、必ずとれるところに出さなきゃいけない。さらに僕らは手に障害があります。簡単にボールをキャッチできるわけじゃない」

官野選手「(だから)常に相手のことを思ってパスをしないといけない」
武井さん「一番とりやすいところに」
官野選手「そうです」
武井さん「思いやりも育つんですね。プレーしながら。なるほど!」

■パスはうまくいくもののキャッチには苦戦

ここからはチーム練習に加わって、パス練習です。

キャッチするのはもちろん、様々な障害の選手がいるために、選手にあわせたパス回しが必要です。
パスはうまくいくものの、キャッチはうまくいきません。

武井さん「うしろにいっちゃった、とるの難しい」

官野選手「ラストパス!」

武井さん「はぁきついな…、いきなりこんなフルで参加させる?」

官野選手「野球でいうところのキャッチボールですね。ランニングしてキャッチボールして、くらいですね」

武井さん「よ~っし、おつかれさまでした! 今日はありがとうございました~、みなさん!」
竹澤リポーター「まだ! 終わらない!」
武井さん「チカチカしてるよこのへん、酸欠で」

武井さん「あと何するの?」
官野選手「じゃ一緒に試合やっちゃいますか?」
武井さん「試合? 試合はやりたいですね」

試合と聞いて、野生の血が騒ぐ、武井さん。
後半に続く!

■武者修行を終えた武井さんの感想は?

(武内アナウンサー)
武井さん、結構動きが素早いですけど、本気モードに入っていましたね!

(武井さん)
本気だったんですけど、最初はあしらわれてしまって、全然彼らの動きについていけなかったので、ちょっとショックだったんですけどね。

(武内アナウンサー)
映像をつないだところだけ見ていたら、すごく動けている感じがしましたけど…

(武井さん)
いや、動けている方なんです。選手たちにも「武井さん、すごく動けていますよ」と言われたんですけど、彼らは相手の動きを止めたりする技術が非常に高いので…

(武内アナウンサー)
何が難しかったですか?

(武井さん)
やっぱりパスですね。思いやりを持ってボールを出さないといけないので。相手の選手がとりやすいところに投げて、その選手をサポートするポジションに移動する。全てが自分だけのプレーじゃないというところ、個人競技で育ってきた自分にはそこが一番難しかったですね。

(武内アナウンサー)
後半は、チームに入って試合をするんですね。

(武井さん)
ミニゲームをしてきました。大活躍とはいえないんですが、奮闘してきましたので、お楽しみいただきたいと思います。
(後半:武井壮が挑む! パラスポーツ ~車いすラグビー・勝負編~

続きを読む

関連のページ

首都圏NEWS WEB 関連記事

人気のページ

Twitter公式アカウントで更新情報をチェック

@nhk_shutoken

別ウィンドウで開く

※NHKサイトを離れます