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車いす利用者の旅をサポート “地域トラベルサポーター”

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まちの未来
ともに生きる
イブニング信州
長野
2016年11月2日

障害のある人たちの観光についてお伝えします。
諏訪大社や諏訪湖など豊かな観光資源に恵まれた長野県・諏訪地域では、車いす利用者の行動範囲を広げ、より旅を楽しんでもらおうと、車いす利用者を手助けするサポーターの養成が始まりました。

■車いすの観光客を手助けするサポーターを養成

諏訪大社を車いすで移動する人たち。

大きな段差や砂利道など、車いすの移動に困難な場所が少なくありません。

しかし、適切なサポートを受ければ、行動範囲はぐんと広がります。
車いすの観光客を手助けする「地域トラベルサポーター」の養成講座です。

この取り組みの中心になっている森田勝己さんです。

森田さん
「障害があっても、高齢者であっても、要介護になっても、旅を諦めない。これが一番大事です」

■車いす利用者が旅行に行きやすくなるよう支援

福祉施設を運営する会社の役員を務める森田さん。
施設の車いす利用者が少しでも旅行に行きやすくなるように支援を行ってきました。

さまざまな観光地の車いす利用者への対応状況を調べました。

“入り口の鳥居から左の道、急な上り坂”
“トイレは狭いため、車いすの切り返しは難しい”

障害者用の施設は増えていますが、施設に頼るだけの移動に、限界を感じていました。
そこで、専門的な知識をもった介助者にサポートしてもらい、車いす利用者の行動範囲を広げようと考えたのです。

森田さん
「今の旅行は、行ける場所が限定されている。そうではなくて、行きたい場所に行かせてあげる、この発想が大事」

■旅行にかかる費用を大幅に抑える効果も期待

そしてもうひとつ。
旅行にかかる費用を大幅に抑える効果も期待されています。

車いす利用者が旅行をする際、慣れない旅先で移動するために、介助者が必要になります。
自分の費用に加え、介助者の交通費や宿泊費なども必要です。

この旅先の介助を「地域トラベルサポーター」に任せることで、車いす利用者は経済的な負担を大幅に減らすことができるのです。

森田さん
「ここには、こういうサポーターがいて、こういうことができます、費用が安くなります。諦めていた旅という夢を実現させてあげたいなと」

■砂利道や石畳では、車いすの前輪を浮かせて移動

今回の養成講座には、11人が参加しました。
舗装されていない道や大きな段差などを、車いすで安全に通過する技術を学びます。

砂利道や石畳では、前輪を浮かせると安定して移動できることを教わりました。

■傾斜がきつい凸凹道では、もっとも技術が必要に

参道から分かれたこちらの小道。傾斜がきつい凸凹道です。

講師
「(この道は)諏訪大社の中で、もっとも技術が必要とされる、より安全性が求められるルートになってきます」

この坂を安全に上り下りするためにはどうしたらいいか。
受講者は、車いすの向きを変えながら最適な方法を探ります。

体験者「前輪上げるときつい?」
介助役「無理です」

体験者
「ちょっと怖い。(車いすの)角度が変わってしまう部分があったので」

介助役
「(後ろ向きだと)足元が見えないのが怖い」

講師
「乗り心地も重要なんですけれども、安全重視していただきたいので、押す側が後ろ向きの方がいいのか、前向きの方がいいのかを見極める基準にしていただきたい」

受講者
「ちょっと前輪をあげるとか、コツやテクニックをつかんでしまえば、今より(車いすで)回れる範囲が広がると思います」

■大勢の車いす利用者が来てもらえる態勢づくり

森田さんは今後、この「地域トラベルサポーター」の人数を増やし、諏訪地域に大勢の車いす利用者が来てもらえる態勢づくりをめざしています。

森田さん
「障害があったり要介護の方が外に出ることによって、地域のみなさんとふれあいが広がると思うので、街に笑顔があふれる、街が光ってくる、そうなったらいいですよね」

諏訪の見どころを車いすで巡り、もっと旅を楽しんでもらいたい。
新たな取り組みは始まったばかりです。

■世界中から新たな観光客を呼び込むきっかけに

左から、鈴木美花キャスター、打越裕樹アナウンサー

(鈴木美花キャスター)
車いすで訪れた方たちも、サポーターの力を借りれば、ぐんと行動範囲が広がって楽しい旅ができそうですよね。

(打越裕樹アナウンサー)
取り組みが進んで、「諏訪は車いすでも安心して旅行できる所だよ」という評判が広がれば、東京オリンピック・パラリンピックも控えていますし、世界中から新たな観光客を呼び寄せる、そんなきっかけになるかもしれません。楽しみですね。

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