MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

東京パラリンピックへ! “駅員スイマー”の挑戦・成嶋徹選手

クリップ
ページを保存しました。画面右上から保存したページを一覧でみれます。
五輪・パラ
パラスポーツ
まるごと山梨
山梨
2016年9月7日

多くの感動を与えてくれたリオデジャネイロパラリンピック。
山梨県内には、駅員の仕事をしながら、4年後の東京パラリンピックを目指す競泳選手がいます。
“駅員スイマー”の4年後にかける思いを取材しました。

■週6日2時間以上の練習で東京大会を目指す

甲府市の成嶋徹さんです。
週6日プールに通い、2時間以上、泳ぎ込みます。
目指すは、4年後の東京パラリンピックです。

成嶋さん
「年をいくら重ねても挑戦し続けるという気持ちが常に心のなかにあるので、いま真剣に東京パラリンピックに向けて頑張っているところです」

■生後まもなく「オリエール病」と診断される

右腕と右足が、左より20センチほど短い成嶋さん。

生後まもなく、骨や関節が変形したり縮んだりする「オリエール病」と診断されました。

これまでは、体づくりのため、週1回程度しか泳ぐことがありませんでした。

■初出場で優勝し、本格的に打ち込むことを決意

転機が訪れたのは、去年(2015年)5月。
自分の実力を試そうと、軽い気持ちで初めて出場した障害者の県大会で優勝。
競技に本格的に打ち込むことを決意しました。

専属のコーチについて基礎から学び直し、5か月後。
今度は、 全国大会で頂点に立ったのです。

成嶋さん
「大会のなかでいろいろな経験をした結果、東京を目指したくなったという思いがありますね」

■上司や同僚も、仕事と選手生活の両立を応援

成嶋さんの職場は甲府駅です。
駅員として、電話の応対やイベントの運営などにあたっています。

仕事と選手生活を両立させたい成嶋さん。
大会のために休みを取らなければならないこともありますが、職場の上司や同僚たちは、成嶋さんの目標の達成に向けて、温かく見守っています。

上司
「仕事ももちろん立派にこなしてくれるし、壮大な目標があるということで、これからも私自身、成嶋君を応援していきたいなと思っています」

■普通に泳ぐと体が右に曲がりタイムが遅くなる

練習は、仕事が終わった午後6時から。
プールに直行し、特訓を開始します。

東京パラリンピックに向けていま取り組んでいるのが、体の左右のバランスの改善です。

手足の長さや筋力が左右で異なるため、体のバランスが悪い成嶋さん。
普通に泳ぐと右に曲がってしまい、まっすぐ進むよりタイムが遅くなります。

ベストタイムは50メートル自由形で39秒。
パラリンピックに出場するには、まだ力が足りません。

■体の軸を左半身にずらしタイム向上を目指す

どうすればバランスよく泳ぎ、タイムを縮めることができるのか。
コーチが提案したのは、体の軸をあえて左半身にずらすことでした。

水島コーチ
「こうなっちゃうんですよね、普段は。手を下げた状態になると。こうなりがちになるので、これをまっすぐにして、なるべくこっちに倒れないように。こっちが強いので、こっちでバランスをとります」

左半身の体の軸を意識することで、スピードアップにつながると考えています。

■バランスを意識した練習で、タイムを大幅に縮める

会社の寮に戻ってからも、練習は続きます。
自分のフォームを動画で何度もチェック。
体の軸がぶれて傾いていないか確認し、理想の泳ぎを追求します。

成嶋さん
「自分のイメージしていることと映像のなかで、どのくらいかい離があるかを見るようにしています。おそらく4年後までは葛藤する毎日を過ごすことだと思います」

さらに、左右のバランスのよい泳ぎのためには、筋力が弱い右半身の強化も欠かせません。

毎回2時間程度、右腕と右足を重点的に筋力トレーニング。

“バランス”を意識して練習に励むことで、1年あまりでタイムを10秒近く縮めることに成功しました。
世界での戦いが近づいていると実感しています。

成嶋さん
「リオに出ている選手も一緒に全国大会で戦っている選手がいっぱいいますので、その姿を見ながら、それを励みに僕自身も東京に向けて頑張りたいなと思っています」

32歳で決断した、東京パラリンピック出場という大きな目標。
大舞台での活躍を誓い、泳ぎ続けます。

■今後は各地の大会や記録会へ積極的に出場

左から、岩野吉樹アナウンサー、濱本梨沙キャスター、横山太一記者

(濱本キャスター)
取材にあたった横山記者です。
東京パラリンピックまではあと4年。
成嶋さんは、「4年後までは葛藤する毎日だ」と話していましたが、この4年、どう練習に励み、パラリンピックを目指すのか、気になりますね。

(横山記者)
成嶋さんは、日々の練習はもちろんですが、試合の経験を積むことも、世界で戦っていく上で大きなカギになると成嶋さんは見ています。
競技を始めてから1年あまりしかたっておらず、試合の経験もまだ少ないので、各地で行われる大会や記録会に積極的に出場していくということです。

■健常者にも負けたくない気持ちが原動力に

(岩野アナウンサー)
甲府駅というとNHK甲府放送局とほぼお隣りというところですけれども、そこにこれだけの選手がいらっしゃるというのは、私は知りませんでした。
私たちキャスター2人も同じ30代ですけれども、30代といいますと仕事も忙しくなってくるし、もっと頑張りたいこともたくさん出てくる時です。
成嶋さんは32歳で競泳に本格的に取り組んだということですが、この競泳に懸けようと思われたのはどうしてなのでしょうか?

(横山記者)
成嶋さんは健常者も参加する大会に出場するなかで、健常者の人にも負けたくないという強い気持ちがあり、その思いが原動力になっていると取材を通じて感じました。
さらに、これまでは体をほかの人に見られるのは嫌だと思っていたそうですが、競技を始めてからいろいろな障害者と接するなかで、自分の障害と向き合うことができたと話していました。
いまは、子どもたちに障害者への理解を深めてもらおうと、山梨県内の小学校などに出向き、自らの体験を話す活動も行っているということです。

しんげん君甲府放送局ホームページ別ウィンドウで開く

続きを読む

関連のページ

首都圏NEWS WEB 関連記事

人気のページ

Twitter公式アカウントで更新情報をチェック

@nhk_shutoken

別ウィンドウで開く

※NHKサイトを離れます