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学生寮 若者の心をつかむ理由は

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仕事と子育て
若者たちの模索
おはよう日本 関東甲信越
東京
2016年4月14日

今回は、学生生活についてお伝えします。
全国各地の育英会などは、東京など都市部の大学に進学する地元出身の若者のために、学生寮を設けています。
ところが、少子化の影響などにより、その数は最も多かった時から3割以上減少しています。
そんな中、東京・三鷹市に入寮の倍率が2倍をこえる人気の学生寮があります。若者たちの学生寮での暮らしを取材しました。

■伝統ある学生寮、“学年を超えた交流”が魅力

東京・三鷹市にある【千曲寮】には、長野県出身の大学生が暮らしています。
創立から、まもなく一世紀。 “学年を超えた交流” を大切にしてきました。
そんな伝統が、口コミで伝わり、入寮希望者は後を絶ちません。

■親に紹介され、入寮することを決めた学生

2015年の春に入寮した 中澤悠大さん。
見知らぬ土地での一人暮らしが不安でしたが、千曲寮の話を聞き、入寮を決めました。

中澤さん
「親に紹介されて『寮で生活してみるのもいいかな』と思った」

■毎晩のように一緒に散歩に出かけ、先輩に相談を

中澤さんが頼りにしている先輩、越坂雅也さんは、3月に卒業するまで、4年間この寮で暮らしていました。

中澤さんは、毎晩のように一緒に散歩に出かけ、学生生活のアドバイスを受けてきたと言います。

中澤さん「(散歩なら)結構深いところまで話せますよね」
越坂さん「散歩のほうがね」

中澤さんが1年間相談し続けてきたことは・・・

中澤さん「就活で面接自体はどのくらいありますか?」
越坂さん「週に3回ぐらいじゃないか?」
中澤さん「3回!」

1年生のうちから、既に就職活動に悩んでいるのです。

越坂さん
「そんな焦らずに、ゆっくりやって見つけていきなさい」

■企業の採用計画が気になり、経済新聞を読む

毎日のように経済新聞を読む中澤さん。気になるのは、企業の採用計画です。

就職活動に不安を抱くようになったきっかけは、入学式でした。
ズラリと並ぶ同級生を目にして、この人たちとの競争を乗り越えて就職できるのか 不安を覚えたと言うのです。

中澤さん
「心配になる。内定とれる人は、いっぱいとれるけど、(内定)とれない人は ずっととれない。 “内定とれる人は全然少ない” と聞く」

■就職のことばかりを考えている後輩を心配

3月半ば。
越坂さんは、地元、長野での就職が決まっているので、2人で散歩できる日は残りわずかです。

この日の話題も・・・

中澤さん「就活でつらいことがあったとき、どうしていました?」
越坂さん「空を見て泣いていたよ」

1年生のうちから就職のことばかり考える中澤さんを、越坂さんはずっと心配していました。

越坂さん
「真剣に考えるのはいいことだが、少しは気を抜くときとかを作らないと、大変だなと思った」

■寮を去る前夜、後輩に送った最後のアドバイス

越坂さんは、寮を去る前夜、中澤さんの部屋を訪ねました。

越坂さん「ちょっといいかい?」

越坂さん
「俺も最後だから、もう言おうかなと思って。 “就活” しか見えていないんだよ。ほかのことも、もうちょっと見たほうが、将来にもいいだろうし、『こいつと一緒に働きたい』と思わせる人間になるんじゃないかと思う」

中澤さん「そうですね・・・どうしたらいいと思います?」
越坂さん「それこそ “ヒッチハイク” とかおもしろいと思う・・・」

学生生活を楽しむこと。越坂さんからの最後のアドバイスでした。

翌日。
越坂さんを見送る中澤さん。
これからは、後輩の面倒を見る立場になっていきます。

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