MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

ベンチプレス世界一! 72歳のアスリート

クリップ
ページを保存しました。画面右上から保存したページを一覧でみれます。
シニア
いきいきライフ
ひるまえほっと
埼玉
2015年6月18日

バーベルを胸の高さで止めてから押し上げ、その重さを競う「ベンチプレス」です。
国内の競技人口は2万人。主に20代~30代が多く行っています。

佐藤美絵キャスター

このベンチプレスに「72歳」で取り組み、この春世界を驚かせた男性が埼玉県越谷市にいます。第2の人生をベンチプレスで生き生きと過ごす姿を取材しました。

■世界新記録となる128キロを持ち上げ初優勝

越谷市の山本茂樹さん、72歳です。

ことし4月にアメリカで行われた「世界マスターズベンチプレス選手権」に日本代表として出場。70歳以上の部・66キロ級で、世界新記録となる128キロを持ち上げ、初優勝しました。

「すごくうれしかったですね。うれしかったですけども、もっと上を行きたいなという気持ちで、満足はしていないです」。

■体脂肪率9.3%、腕回り40cm、柔軟性も武器

どうですか。この体!体脂肪率は9.3%です。

佐藤キャスター
「両手で囲っても精一杯ぐらいな太さですね!」

腕回りは40cm。
40代男性と比べても、この通りです。

さらに柔軟性も武器です。
ベンチプレスは胸の高さからバーベルを押し上げます。

普通に寝そべった状態に比べて、体を大きく反らすことができるほど、バーベルを上げる距離が短くなります。そのため、体が柔らかいほうが有利なんです。

■競技を始めたのは退職後「何もすることがない」

山本さんがベンチプレスを始めたのは、退職後です。
現役中は、「仕事一筋」。深夜まで働き、運動らしい運動もしていませんでした。
63歳で退職しますが、地元に友人もいませんでした。

「『さあ! きょうから』というとき、何もすることがない。家にいてテレビ見て酒飲んで、そういうのでいいのかなと」。

とりあえず、暇つぶしにジムへ出かけた山本さん。
そこでインストラクターに「ベンチプレスをしてみないか」と声をかけられ、試しに体験しました。

「自分で重さを少しずつあげていくことができるので、日々成長していく感じがするじゃないですか。おもしろい競技だなと思って、はまっちゃいましたね」。

■自宅では、砂を詰めた物干し竿でトレーニング

そこから、山本さんの日常はベンチプレス中心に回るようになりました。
テレビを見るときも、筋力トレーニングです。

こちらは、物干し竿をバーベルに見立て、フォームを確認する「イメージトレーニング」です。

竿には、ちょっとした工夫があるんです。

佐藤キャスター
「中に砂が、いっぱい入っている、重い!」

砂をぎっしりと詰めて、3キロの重みを出しました。

バーベルを持ち上げ続けた手には、マメができ、固くなっています。

毎日欠かさず飲むのが、妻の敏子さん特製、トマトやセロリなど、数種類の野菜を使ったミックスジュースです。

山本さん「きょうも元気出るわ」。
敏子さん「いつまでも元気で毎日楽しんでくれればいいと思います」。

■「バスの待ち時間がもったいない」とスクワット

外でもスクワットをしながら、バスを待ちます。

佐藤キャスター
「早くバス来ないですかね•••、こういう時間も無駄にしないんですね」

山本さん
「(時間が)もったいないですからね」

通りがかりの高校生「がんばってください」
山本さん「はぁい、ありがとう!」

■競技を通してできた、たくさんの仲間たち

ベンチプレスに没頭する山本さん。競技を通して、たくさんの仲間もできました。

今では、アドバイスも積極的に行っています。

「指導も完ぺきだし、見ていて(競技を)やってみたくなる人ですよ」。

「人当たりがいいし、親切に教えてくれるし、頼りになる先輩です」。

■国内にとどまらず世界にも広がる仲間の輪

仲間の輪は、国内にとどまらず、世界にも広がりました。

「これはアメリカの選手、強いです、やっぱり」。

「この人は、ノルウェーの国旗をサイン入りでくれました」。

「英語と身振りで、なんか通じちゃうんですよね」。

■病気で手術入院、前を向かせてくれたのも仲間

去年4月、山本さんは泌尿器の病気で手術を受け、2週間入院しました。競技を続けられないかもという不安が頭をよぎりました。

前を向かせてくれたのも、仲間でした。

“元気になって戻ってきてください”
“また一緒に練習しましょう”

応援を力に、入院中からトレーニングを開始し、復活を遂げたのです。

「越谷に仲間ができて、世界にも何人かお付き合いができて、僕の人生の中でいい時間だと思いますね。ありがたい、お礼を言いたいですね。」

■自身の持つ世界記録を超える135キロに挑戦!

山本さんが今取り組んでいるのは、足の力の強化です。ベンチプレスでは、足で床をしっかりと押せれば、上体により大きな力を伝えられます。入院で落ちてしまった足の力を鍛えます。

この日山本さんは、仲間を前に記録更新に挑戦しました。

「これが上がったら、非公認ですが『世界記録』です。皆さん、応援よろしくお願いします」。

自らの世界記録を超える、135キロに挑みます。

見事、成功です!

「充実した日々だと思っています。違った人生を60代後半から送ってきたなと思っています。頂点に立ったって言ったら、それで終わりなので、やっぱり常に上を見ていないと。
 140キロは必ず超えないといけないと今思っているので、がんばります」。

山本哲也アナウンサー
「いや、たいしたものですねー。暇つぶしから世界新記録が出ちゃうんですから、すごいですね!」

佐藤キャスター
「山本さん、今は週3日ジムに通ってトレーニングを続けています。山本さんが次に出場するのは、ことし10月の『全日本選手権』です。この大会で優勝しますと、来年春の世界選手権への出場が決まります。連覇に向けて、がんばってほしいですね」。

鉄どーもくんさいたま放送局ホームページ別ウィンドウで開く

関連のページ

首都圏NEWS WEB 関連記事

人気のページ

Twitter公式アカウントで更新情報をチェック

@nhk_shutoken

別ウィンドウで開く

※NHKサイトを離れます