MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

MIRAIMAGINE

Menuメニュー
Clip

メニューを開きます

「認定こども園」認定の“返上”東京で相次ぐ

クリップ
ページを保存しました。画面右上から保存したページを一覧でみれます。
仕事と子育て
子育て
首都圏ネットワーク
東京
2015年4月2日

待機児童の解消などを目指して今月スタートした「子ども・子育て支援新制度」についてです。
新制度の柱のひとつが「認定こども園」の普及です。「認定こども園」は幼稚園と保育所の役割を併せ持つ施設のことです。長時間の預かり保育を行うことなどが特徴で、国は今後増やしていきたいとしています。
一方、東京都では、今月から「認定こども園」の認定を返上した園が全体の4分の1に上りました。どんな事情があるのか、練馬区のケースを取材しました。

■毎日4時間働き、9時間ほど園を利用

練馬区に住む比護かずほさんです。
日本語教師として平日は学校で毎日4時間ほど働き自宅では教材作りをしています。

朝8時に4歳の子どもを「認定こども園」に預け、午後4時半すぎに迎えに来る毎日です。

これまで「認定こども園」は、利用者の仕事や介護などの状況に関わらず、子どもを長時間預けることができました。

学校だけでなく自宅でも仕事をする比護さん。毎日9時間ほど園を利用しています。

「どうしても家に持ち帰る仕事や午後になってしまう仕事もある。なので、長時間預かり保育をしてくれる幼稚園には本当に助かっている」。

■新制度施行、悩んだ末に園は認定を返上

この「認定こども園」、今月、しくみが変わりました。これまでは利用者が園に申し込み園が基本的に入所を判断していました。
新年度から利用者は自治体に申し込み、
自治体が長時間の預かり保育の必要性を厳しく審査することになりました。
これにより必要性の高い人に保育のサービスを提供できるとしています。

一方、フルタイムで働かない親は子どもを長時間預けられなくなる可能性が出てきました。
短時間勤務の比護さんは不安を感じています。

「確かに長い時間働かなきゃならない方は優先して入って頂きたいと思うけど、やっぱり自分たちは仕事をやめるわけにはいかないので、大変残念だなと思う」。

都市部は仕事を持つ母親が多く働き方もさまざまです。比護さんが通う園ではフルタイムでは働かないが、長時間の保育が必要な人が6割を超えています。
「認定こども園」であることで逆に困る母親が増えるのではないか。悩んだ末、この園は今月、「認定こども園」を返上し、長時間の保育を行う幼稚園に戻りました。
補助金は大幅に減りましたが働く母親の多様なニーズにこたえるための決断でした。  

「あくまでも区の認定を受けなくちゃならないとなると、今までうちがずっと続けてきたものがある程度制約されてしまう」。

■練馬区、長時間保育行う幼稚園を独自支援

認定こども園の認定を返上し長時間保育を行う幼稚園などを支援するため、練馬区は独自の試みを始めようとしています。

それが「練馬こども園」という制度です。11時間の預かり保育をする幼稚園に年間370万円から510万円の補助金を出す計画です。「長時間の預かり保育」のニーズにこたえるのがねらいです。

「雇用形態の多様化が保育形態の多様化とつながっていることもあると思う。お母さんお父さんの働いている状況に照らして、最適なものが選べる環境を整備していくことが必要だと思っている」。

東京のケースを見ましたが、一方、地方では認定こども園が増えているところもあります。待機児童の解消につながるよう、それぞれの地域の実情を踏まえた制度になっていくのか注目したいと思います。

続きを読む

関連のページ

首都圏NEWS WEB 関連記事

人気のページ

Twitter公式アカウントで更新情報をチェック

@nhk_shutoken

別ウィンドウで開く

※NHKサイトを離れます