パリオリンピックの新競技にダンスの「ブレイキン」が登場するなど、いまダンスが注目の的!
その人気は、若者だけではなくシニア世代の間でも広がっています。
そこで、長年ダンス界を牽引してきたTRFのSAMさんがダンスを頑張っている方々にその楽しみ方を聞いたり、ダンスに関する悩みにこたえてくれました。そして、健康効果も期待できるダンスもSAMさんに教えてもらいました。!
(「ひるまえほっと」リポーター 小村弥生)
TRFの「CRAZY GONNA CRAZY」に合わせてダンスを教えてもらいました。
医師と一緒に考えた振り付けで、健康効果が期待できます。
振り付けのポイントは3つあります。
●ポイント1
腕振り脚クロス(腕をスイングしながら脚をクロスする動き)
SAMさん
「横に大きくスイングすることによって、肩の筋肉を使うので、肩こりとかに効いてくると思います。これに合わせて、脚をクロス。これは、体幹、バランス、転倒防止に役立ちます。腕と脚を同時に動かすことによって、脳トレにもなっているので、すごくいいと思います」
●ポイント2
屈伸横移動(横に移動しながら屈伸もする動き)
「後ろに脚をクロスして移動し、2歩目で屈伸します。屈伸する動きというのは、骨に効いてくるので、骨密度が上がると言われています」
●ポイント3
斜めひざタッチ(体をひねりながら手でひざをタッチする動き)
「ひざを斜め内側に入れ、体もツイストするので、お腹周りの引き締めになります。ひざを上げる時、脚の付け根の筋肉を使って上げることにより、付け根の筋肉が鍛えられるので、転倒防止を期待できます。脚と反対の手でひざを叩く。これによって、脳トレにもなっています」
振り付けを正確にやることより、間違えてもいいから楽しくやる。これが大事だと思います。
番組にメッセージを送ってくださった皆さんの声に耳を傾け、質問にも答えてくれました。
【フラダンスを楽しむ皆さん】
玉置さん(前列中央)
ハワイの踊り、フラを15年間習っている玉置千代子さん(90)。
ご主人が亡くなられた時にも、ダンス仲間が「踊りましょう」と声をかけてくれたので、立ち上がることができたと話してくれました。
玉置さんからSAMさんへ質問です。
良い姿勢を身につけるには、どうすればよいのでしょうか?
普段の生活の中で、上半身は自分の背中の肩甲骨の間を誰かに押されているようなイメージで、前にプッシュする。そうすると、胸が張れるので、肩も後ろに行っていいと思います。
脚の付け根、股関節のあたりを上に引き上げる意識。腰が前に出てしまったり、後ろにいってしまったりとかしないで、まっすぐに保つことが大事だと思います。
【エアロビクスを楽しむ皆さん】
25年間指導をしている白浜泰子さん。
皆さん健康そうに見えますが、病気やけがをしてしまうメンバーもいます。
その時は「必ずこの場に戻ってきます」と言って、それを目標にして、本当に戻ってきてくれる。
80代のメンバーは、40~50代のメンバーから憧れの的だという話をしてくれました。
白浜さんからSAMさんへ質問です。
舞台で踊る時、目線をどこにすると一番かっこよく見えるのでしょうか?
特に、舞台で踊る時って言うのは、目線が下に下がってしまうと、姿勢も悪くなって消極的に見えるので、目線は正面をしっかりと見て踊るのが大事だと思います。
このコーナーでは、番組に参加してくださるシニアダンサーを募集しています。
こちらからどうぞ。
【編集後記】
SAMさんが教えてくださったダンス、挑戦してみて頂けましたでしょうか?
見るのとやるのは大違い!!やってみたら意外と難しかったです。
次回までには完璧に踊れるように、家で練習します。皆さんも、ダンスで楽しく健康に。残暑厳しいこの時期を乗り越えましょう。
前回の放送後、シニアダンサーの皆さんから画像やメッセージを送って頂きました。
番組への感想もいただき、とてもうれしかったです。ありがとうございました。
リポーター 小村弥生