豊洲市場から旬の食材を紹介します。もうすぐ土用の丑(うし)の日!スタミナたっぷり「うなぎ」と、水分たっぷり!夏に食べたいジューシーな「桃」をご紹介します。
■天然と養殖
▼天然うなぎ
・全体的に背中が緑色で、腹が黄色い。
・筋肉質で、触ると筋肉でかたいのがよくわかる。脂はそんなにのっていない代わり、うなぎの身自体の味がすごくして、食べるとおいしい。
▼養殖のうなぎ
・夏に脂が一番のるように育てているので、いま一番おいしい状態に育っている。
・天然うなぎと違い、腹は白く、脂がのっているので、体もやわらかい。
■見極めのポイント
▼生
・ヒレが赤くなっていない。(少し時間が経つと赤くなってしまう)
・頭の太さと体の太さが同じぐらいのものが太っていて、すごくいいうなぎ。
・全身のツヤが一定のものを選ぶとよい。
▼かば焼き
・お店では、かば焼きの状態で売っていることがほとんど。
・「身が厚く」、「幅が広いもの」を選ぶと、皮もやわらかく、脂がのっていておいしい。
■おすすめの食べ方
『うな丼』
・定番のうな丼。炭水化物とうなぎのビタミEを摂取することで、すぐにエネルギーに代わるということで昔から重宝されている。
『ひつまぶし』
・うなぎを刻んだものに、お好みで刻みネギやミョウガを加えると、さっぱりしておいしい。
・途中で、だし汁をかけると、味の変化も楽しめる!
『うなぎバターずし]』
・酢飯に温かいうなぎをのせ、その上に青じそとバターをのせる。
・バターがとけてきたら、食べると、おいしくいただける。
・うなぎの甘辛いタレとバターがとてもよく合う!
■うなぎの紹介
豊洲水産市場 仲卸 小林雅之さん
「これから旬を迎えるうなぎ、ぜひみなさん召し上がってください」主な産地は、山梨、福島、長野など。
5月からハウスものが出回り始め、9月上旬まで出荷が続く。ピークは6月下旬~8月上旬ぐらい。
■おいしい桃の選び方
・全体的にきれいな紅色に色付いたもの。白い斑点(果点)が多いものは糖度が高い。
・きれいな丸い形のもの(左右対称)を選ぶとよい。(楕円形のものは核割れが多い)
■保存方法
・固い桃は未熟のため、常温にてやわらかくなるまで追熟させるとよい。
・冷やすと味が落ちるため、食べる直前に氷水につけるか、1~2時間前に冷蔵庫で冷やすとよい。
・基本的に日持ちしないので、早めに食べるのがおすすめ。
■おすすめの食べ方
『焼き桃』
<材料>(2人分)
・桃 … 1個
・砂糖 … 大さじ1
<つくり方>
1.桃は縦半分に切って種を取り、切り口に砂糖をまぶす。
2.耐熱皿に桃を並べ、オーブントースターで焦げ目がつくまで10~15分位焼く。
★好みでアイスクリームをのせたり、はちみつをかけてもおいしい!
『桃とチーズの冷製パスタ』
<材料>(2人分)
・桃 … 1個
・モッツァレラチーズ … 100g
・オリーブオイル … 大さじ1
・塩・こしょう … それぞれ適量
・パスタ(カッペリーニなどなるべく細いもの) … 100g
・お湯(パスタゆでる用) … 適量
・塩(パスタゆでる用) … 小さじ2
<つくり方>
1.桃は皮をむき、種を取り除き3センチ角に切る。モッツアレラチーズは一口大にちぎる。
2.パスタを表記時間よりやや長めに(1分くらい)ゆで、冷水にさらし水けを切る。
3.パスタ、桃、モッツァレラチーズをオリーブオイルであえ、塩・こしょうで味付けをして完成。
■桃の紹介
豊洲青果市場 卸 井岡毅志さん
「暑い日が続きますが、水分補給にぴったりの果物です。桃をたくさん食べて、暑い夏を乗り切りましょう」