豊洲市場から旬の食材を紹介します。これからどんどん脂がのっておいしくなる「アナゴ」と、味にくせがなく、シャキシャキとした食感が特徴「そうめんかぼちゃ」です。
■旬
9月頃まで脂がのっておいしい。
■主な産地(豊洲市場に入荷しているもの)
一年を通して九州産(長崎県)が安定して入荷、夏場は江戸前(東京湾)、夏の終わりごろから、宮城県の脂ののった大きなものが出回る。
■見極めのポイント
★一本
・個体が大きく、点々模様の間隔が狭いものが脂のりがよい。
★開き
・皮が黒くて照りのあるものは鮮度がいい。
・身が白いものは脂のりがよい。
■おすすめの食べ方 ~一本のアナゴを2品に!~
『白焼き』
櫻井さん:「アナゴ本来の味を楽しめる、シンプルな白焼きがおすすめです。裏表塩をして、テフロン加工のフライパンできつね色になるまで焼きます。わさびじょうゆでどうぞ!」
『天ぷら』
櫻井さん:「アナゴの尾のほうは脂が比較的少ないので、天ぷらが向いています・天つゆや塩でどうぞ!」
■アナゴの紹介
豊洲水産市場 仲卸 櫻井大介さん
「アナゴはスタミナもあり、これから暑い夏場によい魚だと思います。皆様ぜひご賞味ください」■特徴・産地
ゆでるとそうめんのようにほぐれることからこの名がついた。金糸瓜(きんしうり)ともよばれている。
6月から8月という短期間の出荷のため、全国的にまだ一般的でない。
出荷量は徐々に増えていて、一部のスーパーで手に入れることができる。
■旬
6月中旬から出荷開始となり7月が出荷最盛期。産地リレーをして8月下旬まで出回る。
■主な産地
石川県が原産で、主に岡山県・長野県・北海道。
■見極めのポイント
・固くしっかりしていて、表面に傷がない。
■保存方法
・わたや種をくりぬいてラップで包む:冷蔵で2~3日保存可。
【ゆでた場合】
水けをきり、保存容器などに入れ冷蔵:2~3日保存可。
【冷凍の場合】
ゆでて水けをきり、使う分量ずつラップに包み、ジッパーつきの袋に入れ空気を抜き冷凍:1か月程保存可。
■おすすめの食べ方 ~水からゆでると食感をいかせます!~
『三杯酢あえ』
<材料>(2人分)
・そうめんかぼちゃ … 1/4個
・砂糖 … 大さじ1
・しょうゆ … 大さじ1
・酢 … 大さじ3
<つくり方>
1.そうめんかぼちゃを輪切りにして、水から15分~20分ゆでる。冷水にさらして中身をほぐす。
2.砂糖・しょうゆ・酢を混ぜて三杯酢を作る。
3.(1)のそうめんかぼちゃを(2)につけて完成。半日から1日おくと味がなじむ。
『生春巻き』
<材料>(2人分)
・そうめんかぼちゃ … 1/4個
・パクチー … 適量
・アボカド … 1/2個
・リーフレタス … 2枚
・ライスペーパー … 4枚
・ボイルえび(小) … 12尾
・スイートチリソース … 適量
<つくり方>
1.そうめんかぼちゃを輪切りにして、水から15分~20分ゆでる。冷水にさらして中身をほぐす。
2.パクチーは食べやすい大きさに刻み、アボカドは1cm幅に切る。リーフレタスは食べやすい大きさに切る。
3.ライスペーパーを水で濡らし、リーフレタス、そうめんかぼちゃ、アボカド、パクチー、えびの順に乗せてまいて完成。
■そうめんかぼちゃの紹介
豊洲青果市場 卸 井岡毅志さん
「ゆでて手でほぐす作業がとっても楽しいので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください」