豊洲市場から旬の食材を紹介します。「土用の丑の日」といえばこの魚!「ウナギ」と、プチプチとした食感がおいしい「いちじく」です。
■ウナギ(天然:東京都産)
全体的に緑色っぽく、腹側は黄色っぽいのが特徴。
筋肉質で、身がかため。
■ウナギ(養殖:愛知県産)
太っていて、やわらかい。
脂がのっている。
■養殖ウナギの取れ高
去年の7割ほど。稚魚がとれる時期が遅れたため。
→8月頃には、価格安定すると推測される。
■見極めのポイント
<生(1匹)の場合>
・太っているもの
・ツヤがきれいなもの
・ひれが赤く変色していないもの
・頭と胴体が同じ太さのもの
<かば焼きの場合>
・身が厚く、幅も広いもの
■おすすめの食べ方
『ウナギの巻きずし』
卵焼きときゅうりの巻きずしに、かば焼きを丸ごと1枚のせて、食べやすい大きさに切ったもの。かば焼きが1枚あれば簡単にできる、見栄えのするひと品。
『ウナギの酢の物』
甘酢であえたきゅうりと、一口大に切ったかば焼きを合わせて、みょうが、しょうが、青じそ、ごまをお好みでトッピング。さっぱりと食べられる、夏らしいひと品。
『ウナギのカプレーゼ風』
ウナギの白焼き、アボカド、クリームチーズを並べてさんしょうを効かせ、かば焼きのタレをかける。
白焼きは、あっさりしているが脂がのっているので、さまざまな食材と相性がいい。
『ウナギのカナッペ』
バケットにガーリックバターを塗って焼き、カマンベールチーズとかば焼きをのせる。
かば焼きはパンとの相性も抜群!
■ウナギの紹介
豊洲水産市場 仲卸 小林雅之さん
「夏バテしないように、夏を乗り切るために、ぜひウナギを食べてみてください」
■主な産地
愛知県・和歌山県・福岡県など
比較的温暖な地域で栽培される
■旬
6~10月頃
平年並みの入荷
「無花果」=花のない果物と書くが、実の中に花がある
■見極めのポイント
・ハリとツヤがあるもの
・底の部分が割れかけているもの
・甘くいい香りがするもの
■保存方法
・ポリ袋にパックごと入れて冷蔵庫へ
・底の部分の裂け目が大きいものから食べる
・ジャムやコンポートにするのもオススメ!
■おすすめの食べ方
『いちじくとモッツァレラチーズのサラダ』
<材料>(2人分)
・いちじく … 4個
・モッツァレラチーズ … 1/2個
・生ハム … 適量
・ベビーリーフ … 適量
・ブロッコリースプラウト … 適量
<ドレッシング>
・オリーブオイル … 適量
・白ワインビネガー … 適量
・塩・こしょう … 少々
<つくり方>
1.洗ったいちじくは、水けをふき取って1/8に切る。
2.モッツアレラチーズは、食べやすい大きさに切る。
3.ベビーリーフは洗って、水けを切っておく。
4.お皿にすべての材料をお好みで盛り付け、食べる直前にドレッシングをかけたら、できあがり。
※ドレッシングは市販でもOK。シンプルなドレッシングのほうが、いちじくの風味を楽しむことができる。
『いちじくのソース』
<材料>(2人分)
・いちじく … 2個
・砂糖 … 20g
・バター … 20g
・赤ワイン … 100ml
・赤ワインビネガー … 大さじ2
・塩 … 少々
<つくり方>
1.洗ったいちじくは、水けをふき取って1/8に切る。
2.(1)のいちじく1個分と、塩以外の全ての材料をフライパンに入れ、弱火で焦げないようにして煮詰める。
3.ある程度とろみがついてきたら、塩で味を調え、残りのいちじく(1個分)を加えて火を止める。
※酸味とコクを足したい場合は、バルサミコ酢を少量加えると濃厚な風味になる!
■いちじくの紹介
豊洲青果市場 卸 渡瀬智彦さん
「いちじくは生のまま食べても、サラダにしても、料理のソースに合わせてもおいしく食べられます。さまざまな食べ方で楽しんでください」