豊洲市場から旬の食材を紹介します。夏の白身魚の代表格、やわらかくてあっさりとした「スズキ」と、甘酸っぱくてジューシーな「すもも」です。
東京湾でよくとれ、千葉県が日本一の水揚げを誇る。
スズキは成長するにつれて呼び名が変わる出世魚で、場所により多少違いがあるが、関東地方では、セイゴ→フッコ→スズキと名前が変わっていく。
大きいものでは1メートルぐらいまで成長する。
■旬
6月~8月ごろ(梅雨入りから夏にかけて)
■見極めのポイント
・目が澄んでいるもの
・太っていてツヤやハリがあるもの
・エラが赤いもの
■おすすめの食べ方
『スズキのフライ』~中はふっくら、外はサクッ♪~
小麦粉・卵・パン粉の順に衣をつけて、180℃に熱した揚げ油できつね色になるまで揚げる。
『スズキのバター焼き』~皮目のおいしいところをいただく♪~
塩・こしょうを軽くふり、小麦粉を薄くまぶしたスズキを、バターを熱したフライパンで、中火でこんがり両面を焼く。
■スズキの紹介
豊洲水産市場 仲卸 釼持龍一さん
「旬を迎えて、ますますおいしくなるスズキを、みなさんいっぱい食べてください」
主な産地は、山梨県、長野県、和歌山県など。
■旬
6月~8月ごろ(出荷のピークは7月)
■見極めのポイント
・表面にしわ・黒ずみがないもの
・色づきがしっかりしているもの
・表面にうっすらと白い粉(ブルーム)が付いているもの
※白い粉(ブルーム)は、果物自身が乾燥や雨などから実を守るためにつけているもので、これがあると鮮度がよい証拠。
■保存方法
・緑色が濃いもの … 直射日光のあたらない場所に置いて、常温で追熟させる。
・色づきはじめたもの(熟したもの) … 冷蔵庫の野菜室に入れる。
・すももは冷凍保存できる。ポリ袋に入れてから冷凍庫へ。
※長期冷凍保存すると霜がついて味が落ちるので、1か月を目安に食べきる。
■おすすめの食べ方
『すももアイスクリーム』
<材料>
・すもも … 1~2個 ※お好みで
・市販のアイスクリーム(バニラ) … 1個
<つくり方>
1.市販のアイスクリームをやや緩くなるまで溶かしておく。
2.すももは、食感が残る程度に、皮ごとさいの目に切る。
3.アイスクリームとすももをボウルでやさしく混ぜ合わせる。
4.お好みの容器に流し込み、冷凍庫で冷やし固めたら完成。
※すももは乳製品との相性がよいので、ヨーグルトと合わせるのもおすすめ。
『すももオードブル』
<材料>
・すもも … 2個
・モッツァレラチーズ … 50g
・カマンベールチーズ … 50g
・クラッカー … 10枚
・はちみつ … 適量
<つくり方>
1.すももを食べやすい大きさに皮ごとカットする。
2.クラッカーにお好みのスライスしたチーズをのせる。
3.チーズの上にカットしたすももをのせる。
4.上からはちみつを回しかけたら完成。
※はちみつは、やや少なめがおすすめ。
■すももの紹介
豊洲青果市場 卸 渡瀬智彦さん
「これからいよいよ暑くなってきます。甘酸っぱくてジューシーなすももを元気においしく楽しく食べてください」