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子どもたちを守る!防犯対策

  • 2022年3月15日

4月からの新生活を前に、ご自身のお子さん、地域の防犯対策を見直してみてください。子どもの年代に合わせ、小学校低学年は、不審者と遭遇した時の対処法など。中高生は、SNSを使った犯罪への対策などを紹介します。

幼い子ども向けの防犯対策

4月から小学校に入学する子どもたちは、一人で出歩く機会が増えます。コロナ禍、マスクを付けていると表情が見えにくく、今までより不審者を見分けるのが難しいですよね。
そこで、覚えて欲しいポイントがこの4つ。

1.“不審者の特徴”を知る
2.大きな声で断る!
3.防犯ブザーを使う
4.20メートル走って逃げる

■ポイント1:“不審者の特徴”を知る

なしかけてくる」
かづいてくる」
つめてくる」
いてくる」
っとっている」
?と注意」

頭文字を取って「はちみつじまん」と覚えます。

子どもに、不審者役の人が近づくと…
驚いて、固まってしまいました。そういう時はどうすればいいのでしょうか?

近づいてきたら、後ずさりする。大人が手を伸ばしても、つかまれない距離。これを体感することで、不審者にこれ以上近づかないことを覚えます。

■ポイント2:大きな声で断る!

声をかけられて、断り方が分からない子も多い。
「いやです」「ダメです」「行きません」
この3つを覚えておくといろいろな時に使えます。

<例>
不審者「お母さんがコロナで病気なの。一緒に病院に行こうよ」
子ども「いやです」

犯人はバレたくないという思いがあるので、大きな声で断ることが効果的です。

■ポイント3:防犯ブザーを使う

付ける位置が大切です。
後ろからガバッっときたときに、手が届く、腰の位置ぐらいの鳴らせる位置に付けます。
手が届きにくい場所に付けていたため、ブザーを鳴らせなかった子どももいます。

■ポイント4:20メートル走って逃げる

ランドセルを背負っていたら、身を軽くするため、迷わず捨てて走る。もしランドセルや腕をつかまれたら、振り払って逃げる。諦めないことも大事。

登下校の道で、ここからここまで20メートル、と覚えておくと良い。犯罪者の心理学研究で、20メートル先へ逃げると犯罪者の多くが諦めるということが分かっています。

もう1つ、距離感で覚えてほしいのは「6メートル」
これは犯罪者の多くが犯行を決意する距離。徐々に近づき、犯行するかどうかを見定め、6メートルで決心する。6メートル先を見て怪しい人がいたら、目線をそらして近づかないように距離を取る。走って逃げる。こうしたことが、犯罪の抑止力になります。

子どもを守る!地域の取り組み

犯罪者の多くは、下見をします。
下見で見るのは、子どもに「近づきやすい」か、犯行後「逃げやすい」か。地域で犯罪が起こらないようにするには、地域の大人がしっかりと子どもを見守って「大人の目がある地域」にすることが大事です。

対策として「見守り」をしている地域も多いですが、親や警察だけでは、隙間なく見守るのは難しい。
そこで清永さんが提唱しているのが「瞬間ボランティア」

普段ボランティア活動として「パトロール」をしている人たちだけに頼るのではなく、困った人を見た、その場、その時、瞬間的に手を差し出したり、声を掛けたりすることをいいます。

不審者かな?と思ったらチラッと見て、二度見する。もしくは、「こんにちは」など挨拶する。それだけでも、不審者の場合、気付かれたと思って逃げていく可能性があります。
※危険だと思ったら、近づかないこと。犯罪者だとしたら、暴行される可能性があります。あくまでも、瞬間的なボランティアと認識し、必要な時は公的機関に連絡をし、通報しましょう。

中学生からはSNSにも注意

4月から学年が上がり、スマホを持つようになる子どももいます。その前にどんな対策が必要かを考えます。

親が行える4つの対策を挙げてみます。

1.フィルタリングをかける

2.ルールを作る
SNS/オンラインゲームだけの知り合いとは会わない。生年月日など自分の情報を載せない。

3.親も子どもの写真を自分のSNSに載せない

4.子どもが生きづらさやストレスを感じていると理解する
子どもは「気持ちがわかるよ」と寄り添ってくれる人や、承認欲求を満たしてくれる人に引き寄せられます。犯罪者は子どもの心の隙間に入ってくるので、SNSだけではなく、心の変化にも目を向けてあげる。

去年、SNSに起因する18歳未満の被害者数は1812人(2021年)。特にコロナ禍でスマホ・タブレットを使用する時間が増えるので、注意しましょう。SNSの犯罪に対しては「わかっているけれどやってしまう」を前提とした対策が必要です。

1人で対処できない事もあるので、危険を感じたら通報。
事件かどうかわからない場合は、警察相談専用電話「#9110」を利用することもできます。新生活が始まる前に、ご自身のお子さん、地域のことを見直してみてください。


◆ゲスト

NPO法人「体験型安全教育支援機構」代表理事
清永奈穂さん

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