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“布の街” 日暮里を訪ねておうち時間の手芸を楽しもう!

  • 2021年10月19日

おうち時間が増えているいま、“手芸”の人気が高まっています。
手芸に使う道具ならば何でもそろう、通称「布の街」といわれているのが東京・荒川区の日暮里。今こそ手芸にふれてもらおうと取り組む、街の皆さんを訪ねました。

90店舗が連なる!
手芸用品が何でもそろう “日暮里繊維街”

手芸店

ハロウィーン用の布や、バッグを作るためのナイロン製の布など、国内外から仕入れた生地の種類は数万点にのぼる。最近の売れ行きは、リュックやナップザックなどに使われる素材(ナイロンの防水生地)が多いという。これから手芸を始めようと思っている人も多く訪れるという。


ボタン専門店

店内には、国内外から集めた5000種類以上のボタンがずらりと並ぶ。
ドイツ製の花をモチーフにしたボタンや、貝殻で作ったボタン、1個1000円以上する美しい石をちりばめたボタンまで、珍しいボタンがそろっている。洋服のボタンを付け替えるだけで気分が変わると買いにくるお客さんも多いという。


型紙専門店

洋服を手作りする人のための、型紙の専門店。
ワンピースや子供服など、350種類以上の型紙がそろう。手で切り離しができる型紙で、初心者の人でも手芸を始めやすい。さらに、手芸や洋服を作るのが初めての人用に、より簡単に洋服を作れる型紙も開発し、好評を得ている。コロナ禍の前から比べると、型紙のネットショップの利用者は1.6倍に増加したという。


洋服づくりが体験できるワークショップ

Tシャツやカットソーなど、ミシンを使って洋服を作るのが初めてという人でも参加できるように、スタッフが丁寧に指導。有料で月に15回ほど不定期で開催されている。
布がモチーフとなっている外壁が特徴の施設“ふらっとにっぽり”(荒川区立日暮里地域活性化施設)で行われている。


ステージ衣装などの生地を販売しているお店

色や素材にこだわった、店オリジナルのドレス生地が多くそろっており、ステージ衣装を買う人などが連日訪れる。京都のメーカーに頼んで作ってもらった西陣織など、丈夫で色鮮やかな日本製の生地を中心においている。

イベントなどの中止が相次いだことが影響し、ステージ衣装用の生地が売れず、売り上げは3割ほど減少。
そこで、社長の奥山貴弘(おくやま・たかひろ)さんは、海外への販路拡大に向けて、YouTubeなどのSNSを活用し、日本製の生地の良さを映像で世界中に広めることを決心。
機材集めからスタートし、撮影はスタッフが担当。生地の質感が分かるように生地を揺らして撮ったり、電子顕微鏡を使って繊維を拡大した映像をのせたり、素材が分かりやすい様に工夫を重ねた。
編集は、動画制作が初めての奥山さんが担当。海外向けに、英語の字幕も追加。動画をUPしてから7か月で、ベトナムやモンゴルなどの海外からも問い合わせがくるようになった。

さらに、新商品の開発も。客からのリクエストがきっかけとなり、飛沫感染を防止しながら、歌いやすい状態でマスクを装着することができる“合唱用マスク”を開発することに。
大学の研究資料を取りよせて調べるなどして、飛沫防止の為のフィルター機能を取り付けたり、抗ウイルス素材の生地を使うなど工夫を重ね、3か月かけて完成。瞬く間に反響を呼び、販売から3か月で4万枚のヒットに!
奥山さんは、日本製の生地の魅力を国内外に伝え続けながら、コロナ禍で逆境の今こそ、新たな挑戦を重ねていきたいと考えている。

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