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アレンジおいなりさんを作ってみよう!

  • 2021年10月14日

秋の行楽シーズンですが、コロナ禍で遠くへお出かけするのはまだまだ難しい。近くの公園などでも「お弁当」があれば、ピクニック気分を味わえるかもしれません。そんなときにおすすめの、簡単なのに華やかな見た目のアレンジおいなりさん弁当の作り方を紹介します。

基本のおいなりさん ~酢飯と油揚げ~

<材料>(8個分)
・雑穀米(白米でも可) … 480g
・味つけ油揚げ(市販) … 8個分
・味つけ油揚げのつけ汁 … 大さじ1と1/2
・塩 … ひとつまみ
・お酢(米酢) … 60ml

<つくり方>
1.油揚げはザルに移し、ペーパータオルを上にのせる。その上に重石などをのせ、1時間ほど汁けをきる。
Point:余分な水分と調味液の甘さが抜けおいしくなる。急いでいるときは、手ではさんで汁けをしぼってもOK。

2.酢飯は、雑穀米を使う。
Point:雑穀米は冷めても食感が楽しめ、彩りもよくおすすめ。白米でも可。

3.炊きたてのご飯に塩とお酢を入れ、よく混ぜる。
Point:炊きたてだと、塩がとけお酢の角がとれるので、温かいうちに混ぜる。冷やご飯を使う場合はレンジで温めてから混ぜる。お酢はお好みのものでOK。

4.(1)の油揚げのつけ汁を加える。
Point:つけ汁には、糖分やだしが入っているので味に深みが出る。油分もあるので、ご飯がツヤっと仕上がる。

5.濡らしたペーパータオル、もしくは濡れタオル(布巾)をのせ、風当りのよい場所に置き、粗熱が取れたら完成。

6.(5)の酢飯を2回に分けていなり揚げにつめていく。1回目はしっかり握る。2回目はふんわりと握る。
Point:最初にしっかり握ったすし飯をつめることでおいなりさんが安定する。

和風 ~さけといくらの親子いなり~

<材料>(2人分)
・生ざけ(秋さけ) … 80g
・塩昆布 … 5g
・いくら(しょうゆ漬け) … 6g
・塩 … 適量
・サラダ油 … 適量
・糸みつば … 適量

<つくり方>
1.熱したフライパンに油をひいて、さけの皮の方から焼いていく。この際、軽く塩をふる。皮目から中火で5分。ひっくり返し弱火にしてさらに2分焼いていく。魚焼きグリルなどでもOK。

2.(1)の身をほぐしていく。皮が好きな人はキッチンバサミなどを使って小さくし一緒に混ぜる。
Point:細かくほぐすことで、ふわっと仕上がり口当たりがよくなる。

3.(2)を塩昆布とあえる。
Point:塩昆布を入れることで、うま味が増し、味に奥行きが出る。塩昆布の代わりに梅昆布茶やかつお節などもおすすめ。

4.基本の土台のいなりに(3)と、しょうゆ漬けにしたいくらをのせる。

5.糸みつばを飾ってできあがり。

洋風 ~なすとぎんなんのジェノベーゼいなり~

<材料>(2人分)
・なす … 40g
・ぎんなん … 40g
・オリーブ油 … 大さじ1
・塩・こしょう … 各少々
・バジルソース(市販) … 30ml
・イタリアンパセリ … 適量

<つくり方>
1.なすはヘタを取って5mm角に切る。
Point:小さめに切ることで食べやすくなり、コロコロとしていて見栄えもよくなる。

2.フライパンにオリーブ油を熱し、(1)のなすを加え中火で炒める。
Point:小さめに切っているので、火の通りが早い。なすがくたくたになる前に7割ほど火が通ったらOK。

3.ぎんなんとバジルソースと塩・こしょうを加え、全体がなじんだら火を止める。
Point:殻付きのぎんなんを手に入れたら、フライパンでふたをして乾煎(い)りするのがおすすめ。強火で5~6分で火が通る。

4.(3)の粗熱が取れたら土台のいなりに具材をのせる。
Point:なすの皮の部分も見えるように盛ると、彩りが増えて見栄えがよくなる。

5.イタリアンパセリを飾ってできあがり。

中華風 ~赤えびのピリ辛いなり~

<材料>(2人分)
・赤えび … 4匹
・ごま油 … 5g
・糸とうがらし … 適量
・オイスターソース … 5ml
・豆板醤(トーバンジャン) … 2g
・かたくり粉 … 適量

<つくり方>
1.エビの下準備から。殻をむき背ワタ、尾を取る。
Point:包丁を使って背ワタを取るとするっと簡単に取れておすすめ。

2.残っている汚れを洗い、ペーパータオルで水けをふきとる。
Point:しっかり水分をふきとることで、片栗粉がなじみやすくなり、カリっと仕上がる。

3.(2)にしっかりかたくり粉をまぶし、フライパンにごま油を入れ中火で炒める。

4.焼き色がつき、鮮やかな赤色になったら、オイスターソース、豆板醤を加え、全体がなじんだら火を止める。

5.(4)の粗熱が取れたら、土台のいなり揚げにのせる。

6.仕上げに糸とうがらしを飾ってできあがり。

スイーツ風 ~紫いもと栗の黒蜜いなり~

<材料>(2人分)
・紫いも … 40g
・むきぐり … 40g
・レモン果汁 … 3ml
・黒蜜 … 10ml
・黒すりごま … 適量

<つくり方>
1.紫いもは皮をむき、耐熱容器に入れラップをして、電子レンジに3分程かける。(700W)
Point:さつまいもの水分量によって外側だけ固くなるときがあるので、水を少し加えて一緒にレンジにかける。

2.(1)を取り出し、フォークなどでつぶす。
Point:紫芋はマッシュの仕方次第で印象が変わる。しっかりつぶしたらなめらか食感に、ゴロっとだと食べ応えバツグン。お好みで!

3.(2)にレモン果汁を加える。果汁でしっとりし、紫芋の色が鮮やかになる。

4.むきぐりを手で細かくしながら、(3)に混ぜる。

5.(4)を土台のいなりにのせ、黒蜜をかける。

6.黒すりごまを飾ったらできあがり。


◆VTR出演

料理家 寺井幸也さん

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