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災害時に役立つ!ロープ活用術

  • 2021年3月9日

災害時、担架で人を運んだり溺れている人を助けたり、さまざまな場面で活躍するロープ!
ロープ結びの達人に自分自身が避難する時や、避難所などで役立つ「巻き結び」を教えてもらいます。

“巻き結び” とは

「巻き結び」は、きつく絞められるので、避難所で物干しを作る時や、救援物資などを入れる袋の口を結んだりする時に使えます。とても便利な結び方です。

“巻き結び” の結び方

1.棒に結ぶ
・避難所で物干しを作る時など。

(1)棒にロープをかけ、輪を作る。

(2)交差した所を持って、もう一つ輪を作る。

(3)十字に交差している2つの輪の下に通す。

(4)通した後、両端を引っ張って完成。
※よりきつく絞めるために、最後に止め結びをする


2.袋の口を結ぶ
・袋の口の部分を結んで救援物資を運んだり、土のう袋を作る時など。

(1)袋の口をまとめ、ロープを巻き付ける。

(2)交差したところを持ち、その下にロープを通し2本の間から引き出す。

(3)両端を引っ張れば完成。


3.はしご代わりに使う
・家の二階など高いところから逃げなければならず、はしごが無い時など。
・避難用のロープは、太さ1.2cm以上で、家の高さより1メートル長いものが良い。
※避難用のはしごがない場合など、万が一の時の対応です。安全には十分ご注意ください。

(1)ロープで輪を作る。

(2)右の輪を左の輪の上、同じくもう一回輪を作り、右の輪を左の輪の上。これを何度も繰り返す。

(3)最後に、ロープの端を輪の中に通し引っ張る。

 

◆ロープの結び方紹介

防災士 山口正治さん

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