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新型コロナ みんなの “困った” にこたえます ~ワクチン・日常生活~

  • 2021年2月10日

緊急事態宣言が再び出され、さまざまな不安の声が寄せられています。ワクチンや日常生活についての悩みに感染症専門医の水野泰孝医師に話を聞きました。

自宅療養中の薬の処方について

Q. 自宅療養している人は、どのように薬を処方してもらえますか?
自宅療養は医師からの発生届があった方に対して保健所が指示すると思いますので最初に診断した医師から療養となる前に処方してもらうのがよいと思います。
療養中に薬が必要となった場合にはまず診断医に問い合わせて、処方が可能であれば代理の方が取りに行く、オンライン診療が可能であれば利用するなど方法があると思います。
私のところでは診断の際に処方の希望を伺いますが、経過中に薬が必要となった場合には受診していただき体調を確認したうえで処方を行います。
遠方など受診が困難であればオンラインでの処方箋発行も行います。

ワクチンについて

Q. 無症状で陽性だった場合、気づかずにワクチンを接種しても大丈夫でしょうか?
欧米では感染していた人がワクチンを接種したケースが一定数あるが、その中で有害な事象が増えたという報告はされていない。
一般的には、かかった人がワクチンを打ったからといって、体調を悪化させることは考えにくい。
心配して接種しないデメリットのほうが大きいと考えます。接種を前向きに検討してください。

Q. 一度コロナにかかって回復した人もワクチンを打つべきでしょうか?
一度かかった人が、かからないとはいえないので、打たなくていい根拠はありません。
かかったときの重症化のリスクを考えると、一度かかった人でも接種をおすすめします。

Q. 接種後の副反応が心配です。副反応はどれくらいの時間で出ますか?
どんなワクチンにも副反応はあります。それを許容できるかどうかで接種を検討します。
一般的にワクチンの副反応は、重症であればあるほど早く出ます。アナフィラキシーショック、重症のアレルギーは一般的に接種後30分以内、全身の副反応は当日、局所の副反応は数日以内が多いと考えられます。
どんなワクチンでも30分は医療機関などで様子を見るのがいいでしょう。

妊娠、授乳中の接種について

Q. 妊娠中にワクチンを打つ場合、気をつけることはありますか?
妊娠に対する知見は多くありません。
一般的にほかのワクチンで考えると、特に生ワクチンでなければ問題ありませんが、不安定な妊娠初期は避けたほうが無難です。

Q. 授乳中のお母さんは気をつけることがあるでしょうか?
授乳中のワクチンの接種は基本的には問題ありません。母乳を介してワクチンの成分が赤ちゃんに影響を与えることはありません。心配しなくて大丈夫です。

他ワクチン、花粉症との見分け方などについて

Q. 肺炎球菌ワクチンを受けました。(65歳以上の人に推奨されている)コロナのワクチンを受けても大丈夫でしょうか?
過去に接種している場合、問題ありません。連続して打つわけでなければ、特に影響はありません。
直近で接種する場合は、1週間ほど間隔をあけるとよいです。

Q. 花粉症とコロナの違いを見分けるポイントは?
花粉症は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」が代表的な三つの兆候。強いけん怠感や悪寒はあまりみらない。
コロナは、主に高熱、味覚異常と嗅覚異常が特徴的。1週間くらい前に会食の機会があったかどうかなど感染リスクがある行動歴も参考にして確認します。

Q. 子どもの学校の教師が検査で陽性となり、クラス全員が自宅待機となりました。子どもが自宅待機のあいだ、家族はどう過ごすのがいいでしょうか。
自宅待機が解除されるまでは、感染者とみなし、家庭内でもマスクをしてください。マスクなしの場合は距離をとって話をしてください。
タオルなどのリネンは共用しないでください。
家族は、感染予防をしていれば通勤・通学しても大丈夫です。


◆回答


日本感染症学会専門医医師 水野泰孝さん
グローバルヘルスケアクリニック 院長
東京都千代田区麹町3-12-2麹町MSビル
電話:03-3222-8832

休診日 土曜午後、日曜、祝日、第3水曜

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