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JR京葉線 9月ダイヤ再改正 朝の上り2本快速増発へ 通勤快速の再開見送り 異例対応にJRの説明は 千葉

  • 2024年5月29日

JR京葉線のダイヤ改正を巡る問題で、新たな動きです。JR東日本は、2024年9月1日に京葉線のダイヤを再び改正し、快速を増発することを明らかにしました。

朝7時台の上りと、夜8時台の下りに2本ずつ各駅停車が快速に変更されますが、通勤快速の運行再開は見送られました。詳しい運行時間などをお伝えします。

(2024年5月30日、31日にJR東日本の発表や自治体のコメントを踏まえて記事を更新しました)

京葉線ダイヤ再改正を表明

JR東日本千葉支社は5月30日の記者会見で、京葉線のダイヤを9月1日に再改正することを明らかにしました。

一度改正したダイヤについて、半年ほどの期間で再び見直されるのは異例です。

JR東日本千葉支社 土澤壇 支社長

具体的には、次の改正を予定しているということです。

▼平日・土休日ともに内房線・外房線直通の各駅停車4本(朝の上り2本・夜の下り2本)を快速に変更(※着発時間は平日ダイヤ)

◎上総一ノ宮駅(6:28)→蘇我駅(7:09)→東京駅(7:58)

◎上総湊駅(6:56)→蘇我駅(7:56)→東京駅(8:43)

◎東京駅(20:03)→蘇我駅(20:50)→君津駅(21:33)

◎東京駅(20:35)→蘇我駅(21:23)→上総一ノ宮駅(22:03)

これに加えて、

▼平日は、午前9時台の上り1本・下り2本を各駅停車→快速に変更

▼土休日は、午前9時台の上下2本ずつ午後4時台の上下2本ずつを各駅停車→快速に変更

JR東日本千葉支社の説明資料
JR東日本千葉支社の説明資料

こうした変更で、快速の本数は次のように変わります。

▼平日:26本→33本(上り:14本→17本、下り:12本→16本

▼土休日:49本→61本(上り:25本→31本、下り:24本→30本

ただ、2024年3月のダイヤ改正前は、平日の快速は上下線計59本土休日は89本だったため、以前より減っている状況は変わりません。

また、通勤快速の運行再開は盛り込まれませんでしたが、新たに快速となる内房線・外房線直通の列車は、通勤快速に近い所要時間まで短縮されるとしています。

▼君津駅→東京駅:89分(通勤快速:85分)

▼上総一ノ宮駅→東京駅:90分(通勤快速:86分)

土澤支社長

多くの課題はクリアできると思っていますが、例えば、夕夜間の速達性、今回は20時台で快速を増やしますが、本来はもうちょっと早い時間帯がピークです。

どうしても、武蔵野線やりんかい線と接続する新木場駅で混雑が集中し、ともすると危険な状態が発生するということもあり、ピークの時間帯に快速の設定ができません。

また、快速が通過する各駅には、若干ご不便をおかけすることにもなるので、その利便性などの課題があります。

引き続き利用状況や利用者の声を見ながら、沿線の自治体や関係の方々と意見交換をして、今後とも柔軟に対応していきたいです。

NHKでは、今回のダイヤ再改正に関する声を集めています。生活への影響、3月のダイヤ改正の受け止め、今回のJRの対応への意見などをこちらの投稿フォームからお寄せください。

千葉市長「一定評価」 習志野市長「あぜん」

JRの発表を受けて、自治体からはさまざまな反応が出ています。

神谷 千葉市長

速達性が改善されたものとなっていて、 全体としては必ずしも十分なものではありませんが、1年を待たずに再改正していただいたことには一定の評価ができます。

一方、東京から帰宅する夕方や夜間帯の速達性や、多くのイベントが開催されている幕張新都心に来た方の利便性と速達性の面では、まだ課題が残っています。

さらなる改善に向けて、JRとは定期的・継続的に協議を行っていきます。

宮本 習志野市長

各駅停車の本数を減らすという変更にあぜんとしており、到底、容認できません。新習志野駅への停車は1日最大で12本無くなります。

このような犠牲が伴う結果は、千葉市をはじめ要望した自治体においても、希望していないものと強く理解しています。

小出 市原市長

京葉線の朝の快速が増発されるなど、内房線から東京駅間の所要時間が概ね通勤快速並みに復元され、速達性が3月の改正から改善されたことは大変ありがたく、沿線の自治体の思いを一定程度理解してくれたものと考えています。

夕方や夜の時間帯の速達性のさらなる改善について、JRに対して引き続き検討をお願いしていきます。

熊谷知事

定期的な春のダイヤ改正を待たず、秋口にダイヤ変更を実施するという異例の対応をしていただき、大変感謝しています。

JRには、沿線の住民に寄り添いながら、京葉線の速達性や利便性の確保などについて、今後も引き続き検討を行っていただき、県としてはダイヤ改正だけではなく、まちづくりや地域活性化の観点からも、JRとの意見交換の場を持って行きたいと思います。

利用者の反応は…

海浜幕張駅で、利用者の声を聞きました。

50代男性

ずっと快速を使っていました。快速の本数が激減し、各駅停車を使うようになりましたが、着くのが遅く、気持ちに余裕が生まれません。

今回、多少増えるようですが、快速は混雑がひどく、乗れないことがあるので、乗客が分散するようにもう少し増やしてほしい。

40代女性

数本とはいえ、通勤時間帯の本数が増えるのはありがたいです。

今回、利用者から『ありがたい』という声が上がれば、さらに本数を増やしてもらえるかもしれませんね。

ダイヤ改正の経緯は

2024年3月のJR京葉線のダイヤ改正では、ラッシュ時の通勤快速が廃止されたほか、朝と夕方以降の時間帯の快速が、早朝の上り2本を除いて各駅停車に変更されました。

このため、京葉線を利用して東京方面に通勤する住民が多い千葉市以遠の自治体などから、利便性が低下するなどどして、ダイヤの再検討を求める声が相次ぎました。

京葉線 これまでの動き

▼千葉市は地元経済団体などと、ダイヤ改正の影響について尋ねるアンケート調査を行いました。その結果については、こちらの記事でお伝えしています。

▼ダイヤ改正で利用者の生活はどう変わったのか。子育て世帯の朝に密着した2024年3月の記事です。

▼ダイヤ改正の経緯について、「1から」分かりやすく解説した2024年1月の記事です。

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