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千葉県が1万円給付 県内市町村も独自に 金額は?対象は?

  • 2023年05月29日

物価高騰が続く中、千葉県は、子育て世帯を支援するため、小学生から高校1年生までを対象に1人あたり1万円を給付することを決めています。
県内の自治体では、県の給付対象とならない未就学児や高校2、3年生などについても、独自に1万円やそれ以上の現金を給付する方針で補正予算案を組むところが出てきています。最新の情報をまとめました(6月16日更新)。

小学生~高校1年生に1万円(千葉県)

食料品など物価の高騰が続くなか、千葉県では、5月16日の県議会で、教育費などのかさむ小学生から高校1年生を対象に1人あたり1万円を給付するための補正予算が成立しました。

給付金はどのように受け取れる?時期はいつごろ?詳しくは👇
千葉県が小中高1に1万円給付 受け取り方法は?時期は?

県の給付金の対象は小学生、中学生、高校1年生に限られているため、県内では、県の給付対象とならない年齢の子どもについても、独自に1万円などを給付する補正予算案を編成する自治体が相次いでいるよ。

下記に県の給付とは別に、自治体の補正予算案で独自給付の内容を盛り込んだと発表した市町村の情報をまとめました(6月16日現在)。
いずれの市町村も保護者の「所得制限」は設けていません
また、ほとんどの自治体が、財源には、地方創生臨時交付金をあてるということです。
※いずれも、補正予算案をもとに記しています。予算案が原案どおり自治体議会で成立することが前提です。

未就学児と高校生相当年齢に1万円(5市1町)

◇千葉市 ◇船橋市 ◇松戸市 ◇八千代市 ◇富里市 ◇芝山町

これらの市と町では、高校1年生は、県の給付分とあわせて2万円受け取ることができるナッツ。千葉市と八千代市、富里市は8月中に給付開始し、船橋市は10月末までに給付開始したいとしているよ(口座に振り込む形式)。

また、八千代市は、給付対象者に、個別のQRコードやURLが記された通知書を送付し、対象者がスマートフォンなどで読み取って電子マネーとして給付することにしているナッツ(電子マネーを利用していない人に対しては、プリペイドカードでの給付を検討)。

未就学児と高校2、3年生相当年齢に1万円(4市1町)

◇いすみ市 ◇成田市 ◇袖ケ浦市 ◇鎌ケ谷市 ◇鋸南町

4市1町ともに県の対象とならない高校1年生相当年齢の子どもも含まれます。このほか、いすみ市では、19歳以上の市民には、市内で使える5000円分の商品券が給付される予定です。

未就学児と高校2、3年生に1万円(1市1町)

◇富津市 ◇栄町

栄町は75歳以上の町民にも1万円を給付するということです。

0歳~22歳に1万円(1町)

◇多古町

県の事業と合わせると、多古町では、小中学生と高校1年生には2万円が給付される予定だナッツ。すでに働いていて、保護者に扶養されていない場合は給付の対象とはならない見込みです。

未就学児に1万円(8市6町)

◇市川市 ◇習志野市 ◇勝浦市 ◇浦安市 ◇山武市 ◇佐倉市 ◇流山市 ◇白井市 ◇酒々井町 ◇大多喜町 ◇睦沢町 ◇長柄町 ◇長南町 ◇御宿町

習志野市は県内の自治体で最も早い5月9日に、この方針を発表しました。ほかの自治体の関係者からは、「習志野市のスピード感に『やられた』と思った。住民の関心が高く、周辺の自治体の動向にアンテナを張ることは重要」という声が上がっていたナッツ。

未就学児に2万円、小中学生は村独自で+1万円(1村)

◇長生村

県の事業とあわせて、長生村では、0歳から中学3年生までは一律2万円が給付され、高校1年生には1万円が給付されることになるナ。

未就学児に3万円(2市)

◇銚子市 ◇旭市

これまでのところ、1人あたり3万円というのは、県内で最高額だナ。

未就学児に2万円、高校2、3年生相当年齢に1万円(1市)

◇匝瑳市

県の対象とならない高校1年生相当年齢の子どもも含まれます。

未就学児と妊産婦に1万円(1市)

◇香取市

香取市によると、妊産婦というのは、8月いっぱいまでに母子手帳を交付された人を対象とする方針だそうです。

全住民に給付する自治体(3市2町)

◇東金市:全市民に5000円分のクーポン券
◇富里市:全市民に2000円分のクーポン券+全世帯に1000円分のクーポン券
◇山武市:全市民に3000円分のクーポン券
◇神崎町:全町民に1万円分の商品券給付
◇九十九里町:全町民に5000円分の商品券

県内の首長からは・・・

市町村によって、給付の内容が異なる状況となっていることに、県内の首長からは次のような声が上がっています。

千葉市 神谷市長

今回は自治体ごとの必要に応じて支出できる交付金を利用した臨時的な取り組みであり、対策に差ができるのはやむを得ないと考えます。ただ、給食費の無償化といった恒久的な子育て支援策については自治体間で競争させるべきではなく、国としてしっかりと基準をつくり、国の財政的な関与を明確にして自治体によって違いが出ないような制度にしていく必要があると考えます。

浦安市 内田市長

本来、こういった事業は、市町村に内容を争わせるようなことがあってはいけないと思います。ほとんどの自治体が未就学児に支援するような形になってくると、最初から、県なり国なりが未就学児にやるべきだったんじゃないのかという気もします。「ナショナルミニマム」的な事業は、国と県がきちんと責任を持ってやるべきだと思います。浦安市の場合は、隣が東京都で、東京との格差というのが如実に体感できるわけです。国と県がきちんと責任を持ってやるのが筋だと考えます。

自治体の給付内容を一覧で(6月16日現在)

【千葉市】未就学児と高校生相当年齢に1万円(8月に給付開始予定)

【銚子市】未就学児に3万円(8月に給付開始予定)

【市川市】未就学児に1万円(8月に給付開始予定) 

【船橋市】未就学児と高校生相当年齢に1万円(10月末までに給付開始予定)

【松戸市】未就学児と高校生相当年齢に1万円

【東金市】市民全員に5000円分のクーポン券

【旭市】 未就学児に3万円

【習志野市】未就学児に1万円

【勝浦市】未就学児に1万円

【八千代市】未就学児と高校生相当年齢に1万円(8月に給付開始予定)

【富津市】未就学児と高校2,3年生に1万円

【浦安市】未就学児に1万円(8月に給付開始予定)

【富里市】未就学児と高校生相当年齢に1万円(8月に給付開始予定)/全市民に2000円分+全世帯に1000円分のクーポン券給付

【香取市】未就学児と妊産婦に1万円

【山武市】未就学児に1万円(8月給付開始予定)/全市民に3000円分のクーポン券給付

【いすみ市】未就学児と高校2,3年生相当年齢に1万円/19歳以上には5000円分の商品券給付

【成田市】未就学児と高校2,3年生相当年齢に1万円

【佐倉市】未就学児に1万円

【匝瑳市】未就学児に2万円、高校2,3年生相当年齢に1万円(8月に給付開始予定)

【袖ケ浦市】未就学児と高校2,3年生相当年齢に1万円(8月に給付開始予定)

【鎌ケ谷市】未就学児と高校2,3年生相当年齢に1万円(8月に給付開始予定)

【流山市】未就学児に1万円

【白井市】未就学児に1万円(7月給付開始予定)

【酒々井町】未就学児に1万円

【栄町】 未就学児と高校2,3年生に1万円

【神崎町】全町民に1万円分の商品券給付

【多古町】0歳~22歳に1万円

長生村】未就学児に2万円、小中学生は村独自でも1万円

【大多喜町】未就学児に1万円(7月給付開始予定)

【九十九里町】全町民に5000円分の商品券

【芝山町】未就学児と高校2,3年生相当年齢に1万円

【睦沢町】未就学児に1万円

【長柄町】未就学児に1万円

【長南町】未就学児に1万円

【御宿町】未就学児に1万円

鋸南町】未就学児と高校2,3年生相当年齢に1万円

どの自治体も、児童手当の受給者は、申請不要で給付される見込みです。児童手当の受給者ではない場合などは、申請が必要になるので、自治体からの案内をよく確認することをおすすめするナッツ。

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