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冬の火災 注意したい身近な出火原因とは?

「冬の火災 注意したい身近な出火原因とは?」2017年1月31日

シュト子「!! 火事よ !!平成28年12月には新潟県 糸魚川市で大規模な火災が起きたばかりだし、私たちも改めて注意しなくちゃ。燃え上がる炎って本当に怖いわ。」
サイ坊「そうだね。ではさっそく質問。冬の時期(1~3月)に、建物火災の出火原因で多いのはなんだと思う?」ナビ子「こたつ?コンセント?」
サイ坊「答えは・・・」
シュト子「1位はストーブかと思ったけど違うのね。でも、どれも身近な物だわ。どこに気をつければいいのかしら?」サイ坊「“コンロ” が原因で火の事故となる意外な例を、岐阜放送局が紹介していたから見てみよう!」

1ココに注目! 火を取り扱う時の “服” (平成28年12月7日OA「ほっとイブニングぎふ」岐阜放送局より)

「日本防炎協会」の再現実験です。

左の人は、『普通の服』を着ています。
右の人は、袖の部分に『燃えにくい素材で作られたアームカバー』を
付けています。

二人の 袖口に注目 して見てみると・・・

普通の服の場合
燃えにくい素材のアームカバーをつけている場合
鍋を持とうと、ガスコンロに近づきます。
ナビ子「袖に火がついちゃったよ~」
普通の服の場合は火が袖口に燃え移ったのに対し、燃えにくい素材のアームカバーをつけている場合は、見た目に大きな変化はありません。
わずか30秒後
普通の服の場合は、肩口まで火が燃え広がり、首元からは煙も出ています。一方、燃えにくい素材のアームカバーをつけている場合は、少し煙が出る程度ですみました。
シュト子「鍋を持つ時、袖口って見えにくいのよね。火がついてもすぐには気付けなそう。」

ほかにも、服に燃え移った火が まるで生きているかのような
動きをすることがあります。

その危険な現象とは・・・

表面フラッシュ

火が、起毛の綿素材など けばだった素材に燃え移ると、
アッという間に燃え広がります。

これは「表面フラッシュ」という現象です。

シュト子「怖い!一瞬だったわ。長袖や起毛の服を着ることが多い冬は、特に注意が必要ね。」サイ坊「では次に、冬の出火原因 第2位の“ストーブ”火災を防ぐポイントについて札幌放送局が紹介していたから見てみよう。」

2やっていませんか? 暖房器具のこんな使い方 (平成28年12月9日OA「ほっとニュース北海道」札幌放送局より)

冬になると、暖房器具に関わる事故が急増し、それに併せて火災の発生も増えていきます。
どのようなことに注意が必要なのか、札幌市消防局 防火安全係 係長の
桂川 真路さんに伺いました。

火事を防げ! その1 札幌市消防局  防火安全係 係長 桂川 真路さん「洗濯物をストーブの上に干さない」
なまネコ「火がつく様子だニャ!」

(1) 洗濯物が乾いてくると、上昇する熱気で揺れ始めます。

(2) ストーブの上に落下します。
そして、煙が出始めました。

(3) 約1分後。
引火しました。

シュト子「洗濯物にストーブの火が直接引火するわけじゃないのね。乾いた洗濯物が、熱気に揺られて落ちるとは想像もしなかったわ。」

こうした火災が頻繁に起きているのです。
また、電気ストーブでも油断はできません。

札幌市消防局  防火安全係 係長 桂川 真路さん「“石油” ストーブ も “電気” ストーブ も危険性は同じです。」

電気ストーブを寝ながら使うと・・・

(1) 布団が電気ストーブに
かぶさりました。

(2) 約17分後。
煙が出始めます。

(3) 引火しました。

熱源に接触した時はもちろんのこと、 “たとえ触れていなくても” 、
布団や洗濯物を近づけすぎると引火するおそれがあるのです。
つまり・・・

火事を防げ! その2 札幌市消防局  防火安全係 係長 桂川 真路さん「ストーブの周りに燃えやすいものを置かない」

札幌市で平成28年に起きた “ストーブが原因” の火災は約4割が、
ストーブの上に洗濯物を干したり近くに燃えやすいものを置いていたりしたケースだったということです。
( ※平成29年1月20日時点 速報値より)

シュト子「生活の中で ついついしてしまいがちな行動に、大きな落とし穴があるのね。「自分は大丈夫だろう」という気の緩みは禁物だわ。」

3「乾燥注意報」 発表されたら 特に注意!(平成28年12月7日OA「首都圏ネットワーク」より)

サイ坊「ところで、火災予防のためにチェックしておきたいのが『乾燥注意報』だけど・・・例えばきょう「最小湿度が20%だったとしても、必ずしも乾燥注意報が出るとは限らない」って知ってるかな?」シュト子「湿度20%ってすごく乾燥してるのに、乾燥注意報が出ないこともあるの?なんで?気象キャスターの関口さん、教えてください!」
気象キャスター 関口奈美「『乾燥注意報』は、「最小湿度(25%※)」と「実効湿度(50%※)」のふたつの基準を下回ると予想されて初めて発表されるからなんです。」※東京地方の基準値
ナビ子「「実効湿度(じっこうしつど)」  ってなぁに?」
気象キャスター 関口奈美「“実効湿度” とは「木材の乾燥具合」を示す指数です。日本は木造の建物も多いため、空気だけでなく木材も乾燥すると、火災の危険が高まります。森林火災も起こりやすくなります。そのため、木材の乾燥具合を示す “実効湿度”も考慮しているのです。」
なまネコ「“実効湿度”は、空気の乾いた状態が数日間続くと値が低くなる傾向があるんだニャ!」
サイ坊「つまり、『乾燥注意報』が発表されている時は、空気だけでなく木材も乾燥しているということ。よりいっそう火災に注意が必要だよ!」
シュト子「出火原因 第3位。「たばこの火の不始末」による火災も後を絶たないわよね。小さな火種でも、乾燥していると火災につながりやすいから気をつけなくちゃ!さてと!きょうは『乾燥注意報』は発表されているかしら?さっそく調べて“火の用心!!”」

 

 ▼ NHK NEWSWEB 気象・災害情報
http://www3.nhk.or.jp/weather/

 

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