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台風に備える ~“進路予報の見方”と“備えのポイント”~

「台風に備える ~“進路予報の見方”と“備えのポイント”~」2016年10月5日

シュト子「毎年やってくる台風シーズン。今年は台風10号が岩手県に上陸して、22人もの方が亡くなってしまったわ。」(2016年9月20日現在 総務省 消防庁発表)ケン「あらためて台風について考えてみよう。そういえば、よく『大型で強い台風』などと言うけど、どうやって決めているんだろう?」サイ坊「実は基準があるんだ。気象キャスターの関口奈美さんに教えてもらおう!」

1台風の強さ・大きさ (平成28年9月13日OA「首都圏ネットワーク」より)

気象キャスター関口奈美「台風の“強さ”は、中心付近の最大風速によって決められています。」
<最大風速>

33m/s~   強い台風

・細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める

44m/s~   非常に強い台風

・走行中のトラックが横転する

54m/s~   猛烈な台風

・電柱や街灯が倒れる場合がある

気象キャスター関口奈美「台風の“大きさ”は、強風域の広さによって決められています。」
【風速15m/s以上の強風域の半径】500km~ 大型/800km~ 超大型(本州をすっぽり覆うほどの大きさ!)
シュト子「それぞれの基準に照らし合わせて『大型で強い台風』などと言うのね。では、進路予報はどのように見ればいいのかしら?」

2進路予報の見方

気象キャスター関口奈美「現在の状況を見てみましょう。台風の位置はここです。黄色の円は、風速15メートル以上の“強風域”を表しています。赤の円は、さらに強い風、風速25メートル以上の“暴風域”を表しています
気象キャスター関口奈美「進路予報では、このように白い点線の円が出ます。これは、この先台風が進んだ時に中心が入る確率が70%の“予報円”です。」
サイ坊「さらに先の予報円を見ると、だんだん大きくなっているね。」ナビ子「台風が大きくなっちゃうの?」
気象キャスター関口奈美「台風が大きくなるという意味ではないですよ。あくまで、先の予報は難しく、どこに進むか定まりにくいため、予報円が大きくなってしまう傾向があるんです。」
ケン「予想進路で、赤い線で囲まれた範囲を見たことがあるけど、あれはなんだろう?」
気象キャスター関口奈美「それは、台風の進行状況によって今後 暴風が吹く可能性がある範囲で、“暴風警戒域”といいます。」
ケン「なんでこんな形なんだろう?」
気象キャスター関口奈美「“暴風警戒域”は、この(A.B.Cを含む)範囲を赤い線で囲ったものなんです。」
シュト子「なるほど!だから、先の予報になればなるほど“予報円”も、“暴風警戒域”も大きくなるのね。」
ケン「4日先、5日先の予報もよく参考にするけど、あれ?赤い線がないぞ?」
気象キャスター関口奈美「4日先、5日先の場合は、あくまで進路のみの予報です。“暴風警戒域の表示はありませんが、暴風が吹かないという意味ではありませんので注意してください。」
シュト子「次に台風予報を見る時は、今回教えてもらったことを思い出して見てみるわ!」ケン「正しく情報を読み取る力は大事だな。ところで、台風予報の見方はわかったけど、どんな備えをすればいいんだろう?」

3台風への備え (平成28年8月 盛岡放送局)

サイ坊「“備えのポイント”を盛岡放送局が紹介していたよ。見てみよう!」  
突風

・頑丈な建物に入って身の安全を確保しましょう。

・飛んできた物で窓ガラスが割れることがあるため、カーテンを閉めて窓から離れましょう

落雷

・物の中にいる場合でも、建物に雷が落ちると強い電流が流れるため、
壁や電化製品から1メートル以上離れましょう。

・外にいる場合は、木や電柱のそばから離れましょう
雷は高い物に落ちる傾向があります。

・雷は地面を伝わることもあります。地面に手をついたり腹ばいになったりせず、
しゃがむなど低い姿勢を取りましょう

・車の中は比較的安全だとされていますが、ハンドルやドアに体が触れないようにしましょう。

氾濫・浸水

・自分がいる地域で雨が降っていなくても、川の上流で雨が降り続いている場合は
氾濫の危険性が高まります
。水位の情報に注意しましょう。

・低い土地では雨水を排水できなくなり、浸水被害が発生することがあります。
早めの避難が大切ですが、避難が難しい場合は建物のなるべく高い階に移動しましょう。

土砂災害

・土砂災害は突然発生することがあるため、早めの避難が大切です。

土砂災害の兆候にも注意しましょう。

  • ▼山の斜面にひび割れや陥没ができる
  • ▼崖から小石や岩が落ちてくる
  • ▼地鳴りが聞こえたり土の臭いがする
  • ▼斜面から水が噴き出す
  • ▼雨が降り続いているのに川の水が急に減る

・兆候に気付いた場合は、頑丈な建物の高い階に避難し、山と反対側の部屋に移動しましょう。

・雨がやんだ後も、土壌にたまった雨水によって土砂災害が発生することがあります。
しばらくの間は注意を続けましょう。

高潮

台風接近に伴い潮位が高くなるおそれがあります。自治体の避難情報に注意しましょう。

農作物への注意

【事前の対策】

・浸水が予想される水田などでは排水溝を点検し、ゴミを取り除いておきましょう。

・農業用ハウスに破損がある場合は補修しておきましょう。

・果樹園などでは、暴風ネットを設置したり支柱の結束を確認したりして、
木が倒れないようにしておきましょう。

【台風接近時】

田んぼや水路の見回りに出るのは絶対にやめましょう
強風にあおられたり足を滑らせたりして増水した水路に流され、死亡する事故があとを絶ちません。

サイ坊「判断が遅れると、夜になったり被害が発生してしまったりして、外への避難が難しくなることがあるよ。こまめに情報をチェックして、早めに備えることが大事なんだ!」シュト子「うちは、まだ小さいナビ子もいるし、早め早めに備えるわ!」

 

▼台風情報もいち早く!NHKニュース・防災アプリ
http://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/

 

■ほかにも備える

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