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ふだんの暮らしの中で備える ~物の備え・心の備え~

「ふだんの暮らしの中で備える ~物の備え・心の備え~」2016年4月26日

熊本・大分で大きな地震があって、多くの方が避難生活を続けているのよね。被災された方のことを思うと、とてもつらいわ。

サイ坊「そうだね。一日も早い復興を祈ろう。そして、本当に災害はいつどこで起きるか分からないから、避難した時のために改めて備蓄を見直そう。徳島局で備蓄のコツをリポートしていた!」

1備蓄は難しい? (平成28年2月25日OA 「とく6徳島」徳島局)

<徳島大学環境防災研究センター 三上卓准教授のアンケート>

シュト子「ある程度備蓄している人はおよそ3分の1。「その時だけで続かない」という人も多いみたいね。」
徳島大学環境防災研究センター 三上卓准教授「南海トラフ巨大地震の時に徳島はどうなるかというと、南の方は津波が大きく来ますし、徳島市内もたぶん浸水すると思います。道路が塞がり孤立が考えられるので、物資は3~5日ぐらい届かないかもしれません。ですので、備蓄は最低2~3日分、余裕がある人は6~7日分あればいいと思います。」
シュト子「7日分と聞くと、なんだか大変そうだわ。」サイ坊「そうでもないんだ。三上さんが、なるべく簡単に備蓄するポイントを教えてくれたよ。」

2簡単に備蓄

ポイント1 ふだんの買い物で買い増し

お米などは、無くなってしまう時に買い足すのではなく、半分くらいまで減った時にもう1袋買っておく。

ふだん使う缶詰なども、1つ買う時にもう1つ買っておく。

シュト子「なるほど!これまで、備蓄する食料は特別な物とばかり考えていたわ。比較的保存の利く、ふだん食べなれたものを多めに買うだけで備蓄になるのね。さっそく次の買い物からやってみるわ。」なまネコ「こういう備蓄方法のことを、“ローリングストック”っていうニャン。」

水の買い置き

飲み水や調理用の水は、1日1人2リットル程度が必要量の目安です。

徳島大学環境防災研究センター 三上卓准教授「2リットルのペットボトルが6本入っている箱がありますよね。私は、新しい箱を開けて1本使い始めると、また新しい6本入りの箱を買うようにして、常に何本かが未開封の状態であるようにしています。」

ポイント2 熱源を確保

調理や湯を沸かすのに必要ですが、 “温める” ということには大きな効果が・・・

三上卓准教授は 「東日本大震災の時『おにぎり1個だった次の日にみそ汁が付いた。それだけでお年寄りは安心した』 と聞きました。体が温まるのはすごくリラックスできる」 と話します。

ポイント3 備蓄品は消費する

備蓄品は賞味期限などが切れる前に消費しましょう。
また、年に1~2回は災害を想定して、電気、ガスなどを使わず調理してみるとよいでしょう。

徳島大学環境防災研究センター 三上卓准教授「水道・ガスを使わない調理を体験してみると、危機意識も上がりますし、備蓄品が消費できるという両得があります。体験してみる事によって、自分の家庭にはガスボンベがいくつ必要なのかもわかると思います。」

ポイント4 身近なものも防災グッズに

★サラダ油 → 明かり

耐熱性のグラスに油を入れる。

ティッシュで作ったこよりを、
穴を空けたアルミホイルに通し、ロウソクのような形を作る。

アルミホイルの端をグラスの縁にかけて固定し、こよりに油を吸い上げさせて火をともす。

★ペット用トイレの脱臭剤 → 非常用トイレ

ネコのトイレ脱臭用の砂を
用意する。

砂をゴミ袋に入れて、
洋式トイレに取り付ける。

水分を吸収するため、水が使えない場合に用を足すことができ、消臭も可能。

徳島大学環境防災研究センター 三上卓准教授「備蓄は “簡易なこと” が大事です。1個買う時に2個買うとか、そのくらいのことから始めて『水とご飯とおかずがあればいいかな』と思えば、買い増しも簡易ですし、継続性も上がると思います。」
シュト子「これまで備蓄を難しく考えすぎてたわ。ふだんの生活のなかで、無理なくやっていくものなのね。」なまネコ「食べ物は、家族にアレルギーがある場合、注意が必要だニャ。」サイ坊「備蓄をすればそれで終わりというわけではないんだ。もうひとつ、「自分を守る力」を小さい時から養っておくことが大事なんだ。名古屋局のリポートを見てみよう。」

3反復練習して身につける (平成28年2月29日OA 「ほっとイブニング」名古屋局)

『卒園旅行のときも、先生と・・・』

訓練 訓練 地震速報です

地震訓練の始まりです。
事前の予告はありませんが、子どもたち1人1人が自分で判断して行動しています。
これは、入園以来何度も繰り返し訓練を重ねてきたことで身につけた
「命を守るための行動」です。

名古屋市港区にある慶和幼稚園は、大正時代に創立され90年以上の歴史があります。
海や川に近く、これまで台風など大きな災害に何度も遭ったことから「防災教育」に力を入れてきました。

<月に一度の避難訓練>
屋上に避難するため階段を上がる時、子どもたちは決して走りません。

◆あわてない ◆さわがない ◆間をあけない

訓練に参加した子どもたち1人1人が、避難の時に守るポイントを実践しています。

なまネコ「自分で考えて行動できてるニャ!およそ100人の子どもたちが避難にかかった時間は9分35秒で、1年前に比べておよそ3分の1。反復練習の成果だニャ!」

この幼稚園の屋上の高さは8メートル。
この地域は、南海トラフの巨大地震による津波が、最大で1メートルになると予想されているため、まず屋上に逃げて安全を確保することにしています。

4遊びながら備える

遊びの中にも、子どもたちの防災意識を高める工夫があります。

子どもたちが遊んでいるのは “ジェスチャーゲーム” です。
阪神淡路大震災を経験したNPOの方が作りました。
先生が持っているナマズの絵のカードは、地震を表しています。
子どもたちはこれを見て、地震が起こった時にはどう行動したらいいのかをポーズで表現します。

先生「これな~んだ?」子ども「地震~!」

子どもたちは、頭を隠します。

なまネコ「みんな、ジェスチャーゲームは好きかニャ?」子ども「はーい!」ナビ子「ナビ子もやりたい!」
理事長 伊藤 慶さん「東日本大震災の時に、子どもたちが自分で高台に逃げたというエピソードや、『津波てんでんこ』ということばを聞いて、子どもたちが自分たちで命を守れるようになるにはどうしたらいいのか考え、避難訓練や遊びを通して伝えることに取り組んできました。」

5あらゆる時間帯を想定

いま、幼稚園ではさらなる防災対策を進めています。
子どもたちが登園する “朝” から家に帰る “夕方” までのあらゆる時間帯で、災害などが発生した時にどう対処するかをマニュアルにまとめました。

この「防災マニュアル」は、

トイレや手洗いで全員がそろっていない時 水泳の授業中 送迎中の避難方法

など、全部で11項目にのぼります。
また、「送迎中の避難方法」については保護者とも情報を共有するようにしました。

シュト子「あらかじめ対応が考えられていると、子どもの引き渡しなどで混乱することが少なくなりそうね。」
幼稚園教諭 高橋薫乃さん「こういう場合はこうした方がいいねって、みんなで話し合う機会が増えて、それをもとにマニュアルができたんです。」

子どもたちを守るため、さまざまな状況に備える幼稚園。これからも子どもたちがみずから考え、自分を守れる力を育てていきたいと考えています。

シュト子「「自分を守る力」は大人も同じ。子どもたちと同じように、家庭や地域でしっかり備えておかなければね。」サイ坊「みんなも、お風呂に入っている時、通勤している時、旅行に行った時・・・いろんな場面を想定して、その時自分はどうするかを考えておこう★」

 

シュト子「非常食のアレルギー対策について、甲府放送局のリポートがあるわ。」

■ MIRAIMAGINE 非常食 食物アレルギー対応は?
http://www.nhk.or.jp/shutoken/miraima/articles/00303.html

ナビ子「アプリをダウンロードすれば、スマートフォンでもNHKの一部地域のラジオが聴けるんだって!詳しくはホームページを見てね。」

■ NHKネットラジオ 「らじる★らじる」
http://nhk.jp/netradio

 

■ほかにも備える

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