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帰宅抑制で緊急車両の通行を!

「帰宅抑制で緊急車両の通行を!」2013年10月18日

首都直下地震が起きた場合、東京都の帰宅困難者は517万人。
東日本大震災の際のおよそ1.5倍に上ると想定されています。
帰宅困難になった人が一斉に家路につくと、消防車や救急車など
緊急車両の通行の妨げとなるおそれがあります。
そこで今、注目されているのが無理して自宅に戻らず、安全な所に
とどまってもらおうという「帰宅抑制」という取り組みです。

▲2013年9月3日OA「首都圏ネットワーク」より

ケン「東日本大震災の時は帰宅時、本当に大変でした~。電車が止まってタクシーで帰ろうとしたんだけど、それも渋滞になって・・でも、歩いて帰ろうとしたら、今度は人であふれかえってなかなかすすめなかったんデス・・・。」シュト子「電話もつながらなくて連絡も取れなかったものね~・・・安否が分からないからとにかく帰らなくちゃ!って思うわよね。
」

14月、東京都が条例を施行 「帰宅抑制」推進の動き

ことし4月、首都直下地震に備えて対策を進める東京都は、「帰宅抑制」を推進するための条例を施行しました。各地で企業などを対象に周知を図っています。条例では、大きな災害が起きた時、3日間は従業員が職場にとどまる体制を準備しておくよう企業に求めています。また、食料などの備蓄に加えて、家族の安否確認ができる仕組みの整備も呼びかけています。

ケン「むやみに移動しない。家族の安否確認、まずはそれが大事なんデスね。」

2緊急車両が通行する道路をどう確保するか -戸田市の取り組み-

災害時に「帰宅抑制」が必要な理由は、道路にあふれる帰宅困難者で、緊急車両の通行を妨げないようにするためです。埼玉県では、幹線道路への一般車両の進入を禁止し、緊急車両の通行だけに制限する訓練も行われました。
首都直下地震が起きた場合、埼玉県は、被災地支援の拠点としての役割が期待されています。緊急車両が使う道路をどう確保するかが大きな課題です。

ケン「幹線道路をいかに緊急車両用に使えるようにするか、これが災害時の生命線なんデス!」

東京と埼玉を結ぶ幹線道路は、荒川の部分で橋になっています。そのうち、最も多くの帰宅困難者が通行すると見られるのが国道17号線の戸田橋です。

シュト子「え~!こんなに?」

埼玉県が携帯電話の位置情報を利用して推計したところ、平日の昼間、東京23区にいる埼玉県民は88万人。埼玉にいる東京都民は24万人になります。一斉に徒歩で帰宅した場合、戸田橋には両岸から橋を渡ろうとする人が詰めかけます。最大で1時間に12万人が殺到するという結果になりました。

ケン「これは大変だね~。帰るどころの騒ぎじゃないね。」

戸田橋の歩道の幅は両側あわせて5.5メートルほど。12万人が殺到すれば満員電車以上の混雑で、車道にまで人があふれるおそれがあります。

ナビ子「あたし無事だよ!」

東京と接する埼玉県戸田市は、県境で人が集中する橋の混乱を抑えようと、去年、防災計画を大幅に見直しました。
★市内のすべての小中学校では、都内で働く保護者などに子どもたちの安否情報を一斉にメールで知らせるシステムを整備!

ケン「家族が無事だとわかれば、急いで家まで戻る必要もないね!」

★また、埼玉から東京へ戻る帰宅困難者などを一時的に受け入れる施設も新たに指定しました。
およそ1200席のホールがある市の施設を、帰宅できない人に開放することにしています。すぐわかるように新しく看板も設置しました。災害時には、インターネットで、受け入れ施設の情報を随時、発信していくことにしています。

戸田市危機管理監の栗原誠さん「全体を見渡して市民だけでなく、県民でも都民でも安全を目指すのが私たちの仕事ですので、それに向かってしっかりと準備をします。」
ケン「帰宅困難者を収容する施設や安否確認などの情報収集が大事だね!」

3緊急車両が通行する道路をどう確保するか -さいたま市の取り組み-

一方さいたま市では、市内の混雑を抑えるため、ことし4月から帰宅抑制に協力する企業の登録制度を開始。これまでに80あまりの事業所が参加しています。

シュト子「インバーター?こんなものまであるの?」

その1つ、取材した自動車販売会社です。本社や市内14店舗の従業員はあわせて400人を数えます。食料や水、生活の資材、ガスコンロなどすべてわけて保存。全員分の物資の備蓄を進めています。救命活動が最優先される、災害発生から3日間は従業員が帰宅せず、社内にとどまることができます。さらに、帰宅が困難な人も受け入れられるよう、従業員の倍の量を備えています。

埼玉トヨペット 鍋谷清志専務「我々も社員が相当数いるので、地域の迷惑にならないよう一助になれば」
ケン「ほかの人のことまで想定して準備しておくのも大事だね!そうと分かったら、僕もこうしてはいられない。さっそく会社に戻って常務に報告だ!準備を整えなきゃね!」
シュト子「もう!調子いいんだから! 買い足したばかりの非常食を食べてしまわないようにね!」

 

地震が起きたとき、どう行動するのか、もっと詳しく知りたい方は、
東京都総務局の「帰宅困難者対策ポータルサイト」をご参照ください。
アドレスは
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/kitaku_portal/index.html
です。(NHKサイトを離れます)

個人としてどう行動すればいいのか、事業所はどう対応すればいいのか、東京都の条例なども確認することができます。

 

■ほかにも備える

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