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竜巻どう注意?最新情報

「竜巻どう注意?最新情報」2013年5月20日

去年5月に茨城県や栃木県などを襲った竜巻、覚えてる?
その威力は国内最大級。1人が死亡、52人がけがをしたんだ。
竜巻の予測は難しいらしいけど、何に注意したらいいのか、新情報を紹介するワン。

▲2013年4月19日OA「おはよう日本」より

1竜巻現象の典型「ひょう」が降らない?

ナビ子「ひょうは竜巻現象の典型なのに、意外だね。どうして?」

気象庁が、竜巻の前兆現象の典型として挙げているのは、「ひょう」や「あられ」。ところが、東北大学などでつくる研究グループが、被害が一番大きかったつくば市の北条地区で行った調査では、直前にひょうが降ったという証言が多く聞かれた一方で、同じように竜巻の被害を受けながら、「ひょうはまったく降らなかった」と言う住民もたくさんいることが分かったんだワン。

メット「それは、去年の竜巻が「スーパーセル」と呼ばれる直径10キロを超える巨大な積乱雲の下で発生したからなんだワン。」

スーパーセルは、内部に強い上昇気流と下降気流を持っていて、それぞれが離れた場所で起きるのが特徴だワン。おもに下降気流のところではひょうが降るんだけど、一方で、上昇気流のところではひょうはほとんど降ることはないからなんだワン。

ナビ子「ひょうが降らなくても、竜巻が来ることもあるから注意だね。」メット「前兆現象がワンパターンじゃないから、
臆病なぼくには心もとないワン・・。」

調査結果にも表れているワン。竜巻の下降気流にあたる進路の北側に、「ひょうやあられが降った」と証言した人が集中したワン。でも、上昇気流にあたる南側に住む人のほとんどは、ひょうは降らなかったと言っているワン。

2「昼間とは思えないほど暗かった」という証言

ナビ子「スーパーセルってすごく巨大だから、広い範囲で光をさえぎって、空が暗く見えたのかな!?」メット「ナビ子、そのとおりだワン。」

その一方で、今回の調査で、住民が共通に感じ取ったと答えた現象があるワン。それは、「昼間とは思えないほど暗かった」という証言。被害が出た区域のほぼ全域、78世帯の住民が感じた前兆なんだワン。

 

気象庁は、「竜巻注意情報」の文面を一部見直して、「空の様子に注意してください」という表現も入れて、天気の急変への注意も促すことにしたんだワン。

 

屋根被害を防ぐには

メット「去年の竜巻では、多くの建物で「屋根」が吹き飛ばされて、建物の被害も大きかったワン。独立行政法人 建築研究所は、建物の窓や扉が開いた「開口部」ができてしまい、被害が大きくなったと指摘しているワン。」

仕組みを説明するワン。

竜巻が近づくと、建物の屋根には上空に吸い上げるような力がかかるよね。それに加えて、窓や扉が開いていたり、飛んできたもので窓ガラスが割れたりして、「開口部」がある状態になると、建物の中に風が吹き込んで、屋根を内側から押し上げる力も加わって、破壊力が増すんだワン。

ナビ子「『開口部』ができると、どれくらい破壊力は強まるの?」
メット「実際の建物に換算すると、1平方メートルあたり最大1264キロ!」シュト子「え~!そんなに?」

模型を使って実験したんだワン。つくば市を襲ったのと同じくらいの強さの竜巻が近づいた時、「開口部」があると、屋根を持ち上げる方向の力は、「開口部」がない場合の2倍だワン

 

独立行政法人 建築研究所 喜々津仁密主任研究員は、「開口部をできるだけ防御するという意味では、雨戸やシャッターが開口部となる窓ガラスに取り付けてあると、極めて有効だ」と話しているよ。

 

空のどんな様子に注意をするの?

シュト子「メット!ナビ子!ふたりとも、『竜巻』は、これからの季節が特に注意よ!」>

おととし(平成23年)までの21年間に、国内の陸上で確認された竜巻の発生件数を月別に見ると、梅雨の時期から秋にかけて多く発生する傾向があるの。前線の通過や台風の接近などに伴って、積乱雲が発達しやすい気象条件となることが多くなるからなんだって。

 

気象庁は、「積乱雲が近づいて空が暗くなる」「雷が鳴る」「ひょうが降る」「冷たい風が急に吹いてくる」といった天気の急変に気づいたときには、竜巻などの突風から身を守るために、頑丈な建物に入って安全を確保するよう、呼びかけているわ。

 

■ほかにも備える

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