【動画】鉄道あの頃 #6 夢を運んだいろいろな車両

  • 2022年12月12日

奥日光で観光客を運んでいた東武鉄道日光鋼索鉄道線や中禅寺温泉ロープウェイをご存じですか?  ほかに大船駅からのドリームランド線やよみうりランドのモノレール、つくば科学万博のHSSTの“あの頃”を映像で振り返ります。

NHK蔵出し映像(60秒)

東武鉄道日光鋼索鉄道線  中禅寺温泉ロープウェイ

奥日光の観光地、明智平や中禅寺湖畔で活躍していました。鋼索鉄道はいわゆるケーブルカー。映像は1970(昭和45)年に廃止直前のものを中心に集めました。ロープウェイも2003(平成15)年に休止され、そのまま廃止となりました。

ドリームランド線

国鉄大船駅と横浜市戸塚区にあった遊園地「横浜ドリームランド」を結ぶモノレールで1966(昭和41)年に開業しました。遊園地へのアクセスのみならず、周辺住民の通勤・通学の足としても期待されましたが、レールにひびが入るなど欠陥が見つかり、わずか1年4か月のみの運行で、30年以上にわたって休止されたままとなりました。その後リニアモーターカーを導入して運行再開が検討されたこともありましたが、遊園地の閉鎖も重なり採算がとれないとして廃止されました。

よみうりランド モノレール

1964(昭和39)年元日に運行を始め、遊園地と当時のゴルフ場駅、スキー場駅、音楽堂駅を結んでいました。上空から遊園地を見渡せる乗り物として人気を集めていましたが、1978(昭和53)年で役目を終えました。施設はその後、高架式ゴーカートとして使われていましたが、今は撤去されています。

HSST

1985(昭和60)年に開かれた「つくば科学万博」に登場した乗り物。世界で初めて一般の人を乗せて走ったリニアモーターカーです。その距離わずか350m。それでも空中を浮いて走り、騒音や振動が少ない「夢の新交通システム」として60万人が体験しました。その後、この技術は、2005年に愛知県で開かれた「愛・地球博」の会場アクセス手段となった「リニモ」に受け継がれました。(リニモは現在も地域の交通手段として、藤が丘~八草間を運行)

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