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【動画】鉄道あの頃 #3 旅を彩った食堂車

  • 2022年10月07日

車窓の風景を眺めながら食事を楽しめる「食堂車」。

旅の醍醐味だった、憧れだったという人も多いと思います。

日本で食堂車が登場したのは、1899(明治32)年。京都と山口県の防府を結ぶ山陽鉄道の列車が最初でした。その後も戦前・戦後・高度経済成長期と長距離列車を中心に食堂車が連結される列車が相次ぎます。

「つばめ」「はつかり」「ビジネス特急『こだま』」…。
ちなみに、1938(昭和13)年当時、牛肉と野菜の付け合わせなどの「洋食定食」のお値段は150銭。今の価格では2500円程度だったそうです。

そして、新幹線やブルートレインの時代へ。映像でご紹介したのは初代の新幹線「0系」の食堂車です。1974(昭和49)年に登場し、飛ぶように動く景色を見ながら食事ができると人気を集めました。当時の価格はハンバーグが1000円、エビフライが800円。その後、1985(昭和60)年に導入された「100系」では2階建て車両が登場。眺めの良い2階に食堂車。1階にはショーケースから食事を選ぶ「カフェテリア」が連結された車両もありました。 

長距離を走る寝台特急「ブルートレイン」でも食堂車は欠かせませんでした。乗務員にも食事が供され、それは「ハチクマライス」と呼ばれていました。短時間でさっと食べられるようにご飯の上に目玉焼きなどが載せられていました。名前の由来は、古典落語でも有名な「八っつぁん熊さん」とも言われています。

しかし、新幹線は高速化で乗車時間が短くなり、弁当などを持ち込んで座席で食事をする人が増えたことなどから利用者が落ち込み、新幹線の食堂車は、2000(平成12)年に姿を消しました。

そして、ブルートレイン。しかし、こちらも新幹線や航空機、高速バスなどの影響で徐々に利用客も減り、食堂車だけでなく、列車そのものも減らします。そんな中、上野と札幌を結んだ「北斗星」では、予約制でフランス料理のコースが楽しめるなど注目を集め、今に通じる「豪華列車」のさきがけにもなりました。そんな「北斗星」も2015(平成27)年に引退。ブルートレインそのものも半世紀以上の歴史に幕を下ろしました。

鉄道の食堂車。形を変えて今も残っているものもあります。

映像にはありませんが、
▼東京や新宿と伊豆急下田を結ぶ「サフィール踊り子」には、カフェテリアが連結され、軽食などが楽しめます。
▼池袋や西武新宿と西武秩父を走る「西武鉄道」には、全席レストラン車両として食事が楽しめる観光列車「旅するレストラン 52席の至福」が走っていて、季節ごとにコース料理が楽しめます。
ツアーを中心とした豪華寝台列車として知られる▼JR東日本の「トランスイート四季島」▼JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」には食堂車が連結され、沿線の食材などを使った料理が楽しめます。

「食堂車」。少数派にはなりましたが、旅のワクワク感を味わわせてくれる存在です。

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