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「真珠湾70年・海軍航空隊と太平洋戦争」

太平洋戦争は、空母機動部隊から発進した海軍航空隊によるハワイ真珠湾への奇襲攻撃で幕を開けた。その後も、マレー沖海戦やセイロン沖海戦で、空母や陸上基地から発進した海軍航空隊による攻撃で連合軍の艦隊を撃破し、日本軍が緒戦の勝利を収めることに成功した。しかし、米太平洋艦隊の撃滅をはかった昭和17年6月のミッドウェー海戦では、米機動部隊の反撃を受け正規空母4隻を失うという大敗北を喫した。さらに、ガダルカナルをはじめソロモン諸島をめぐる戦いでは長期にわたる消耗戦に陥り、多くの航空機とベテラン搭乗員を失った。制空権を奪われて以降は生産力に勝る米軍に圧倒されるようになる。

連合軍に決戦を挑んだ昭和19年6月のマリアナ沖海戦では、動員した艦載機のほとんどを失い、空母機動部隊としての機能を失った。そして10月のレイテ沖海戦で「日本海軍連合艦隊」は壊滅的な敗北を喫した。その後、日本海軍は未熟な搭乗員を特攻に投入し続けるという作戦に踏み切った末に、敗戦を迎える。

太平洋戦争の幕開けから敗戦に至る道を、海軍航空隊に所属するなどして太平洋戦争を戦った人々の証言と、関連する「日本ニュース」や「番組」でたどる。

1. 緒戦の勝利~真珠湾・セイロン沖海戦~

昭和16年12月8日、日本海軍空母機動部隊が、空母を除く米太平洋艦隊が集結していたハワイ真珠湾に奇襲攻撃をかけた。米太平洋艦隊の戦艦群はほぼ全滅。太平洋戦争が始まった。この作戦を前に、参加した海軍航空隊の搭乗員たちは、水深の浅い鹿児島湾を同じ条件の真珠湾に見立てて魚雷投下の訓練を行った。実際に真珠湾攻撃に艦上攻撃機に搭乗して参加した前田武さんは、鹿児島での猛訓練、真珠湾攻撃で戦艦に向けて魚雷攻撃をした体験を証言する。また、空母「瑞鶴」に乗り組みセイロン沖海戦に参戦した中野正さんは、英空母「ハーミーズ(Hermes)」撃沈の様子などを語る。

爆撃されたハワイ・ホイラー飛行場

証言 日本ニュース
前田武さん
鈴鹿海軍航空隊
中野正さん
空母・瑞鶴
第82号「特報 ハワイ大空襲」 第84号 ハワイ大空襲 第二報
日本ニュース
第87号 ラバウル敵前上陸<濠州領へ奇襲作戦> 第89号 ジャワ沖海戦 第95号 両洋を圧する帝国海軍部隊 第99号 コロンボ上空から爆撃<凱歌高しインド洋>
日本ニュース
第99号 セイロン島沖で敵艦を砲撃<凱歌高しインド洋> 第99号 ベンガル湾で敵船撃沈<凱歌高しインド洋> 第99号 トリンコマリ洋上で敵空母を撃沈<凱歌高しインド洋> 第111号 大元帥陛下 海軍航空隊行幸
日本ニュース      
第111号 海鷲武勲の蔭に      

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2. 転落への道~ミッドウェー海戦・昭和17年6月~

真珠湾攻撃から半年、艦隊決戦で米太平洋艦隊を撃滅しようとした連合艦隊はミッドウェー海戦で出撃した4隻の空母すべてを失いいわば"返り討ち"にあい、早くも敗勢に傾いた。その時に沈没した空母「赤城」に乗り組んでいた鈴木弘さんをはじめ、巡洋艦などに乗り組んでミッドウェー海戦を体験した人々の証言である。

沈没寸前の空母「飛龍」
写真提供:大和ミュージアム

証言 日本ニュース
鈴木弘さん
空母・赤城
池田岩松さん
鈴鹿海軍航空隊
前田武さん
鈴鹿海軍航空隊
第112号 両洋を制す帝国海軍部隊

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3. 壮大なる消耗戦~ソロモン海をめぐる戦い~

ガダルカナル島をめぐる半年にわたる戦闘、その後のソロモン海で続いた11か月にわたる戦闘は、日本軍にとっては大いなる消耗戦となり、莫大な航空機と搭乗員を失い続けた。一方、米軍は生産力の向上と最新の航空機の投入で戦闘力を高め、彼我の戦闘能力の格差は広がっていった。空母「瑞鶴」に乗り組み、第二次ソロモン海海戦、南太平洋海戦に参加し、出撃しても多くの艦載機が返ってこなかった様子を田中義信さんが証言する。また、ラバウル航空基地の搭乗員だった大原亮治さんが、"ゼロ戦"が次々に失われていく状況を、防空部隊員だった相川充さんが、徐々に激しくなっていく米軍のラバウル空襲について語る。

ガダルカナル島

証言 日本ニュース
田中義信さん
空母・瑞鶴
大原亮治さん
ラバウル航空隊
相川充さん
ラバウル航空隊
第103号 ソロモン諸島戡定
日本ニュース
第115号 海鷲不撓の索敵 第135号 南方海鷲基地 第139号 レンネル島沖海戦戦果<南太平洋作戦> 第139号 空海に活躍海軍部隊<南太平洋作戦>
日本ニュース
第145号 海鷲南海の索敵 第162号 西南太平洋戦線 第175号 激闘つづく 海軍航空基地 第177号 決戦<南太平洋海戦>
日本ニュース  
第183号 第六次ブ島沖航空戦戦果発表<決戦第三年航空決戦> 第192号 ラバウル 米機来襲と戦う基地 第194号 南海決戦場 ニューギニア・ソロモンの激戦  

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4. 壊滅した海軍の根拠地~トラック大空襲~

太平洋における日本海軍の根拠地が「トラック諸島」の環礁であった。連合艦隊の大部隊が集結していた。

しかし、昭和19年2月17日、500機を越える米艦載機の大空襲を受け、数十隻に上る輸送船やタンカーが撃沈され、民間人を含む2000人以上が犠牲となった。また、補充される予定だった"ゼロ戦"を始め300機近い航空機が破壊された。トラック諸島は、根拠地としての機能を失った上に、もう一つの前進根拠地である「ラバウル」も、トラック諸島という中継基地を失ったことで孤立することになった。二日間にわたる激しい空襲についてトラック諸島にいた人々が語る。

空襲を受けるトラック諸島の日本軍輸送部隊

証言
大輪正行さん
トラック大空襲
樽見太助さん
トラック大空襲
大野俊雄さん
トラック大空襲
高橋太一郎さん
トラック大空襲
証言
肥田真幸さん
トラック大空襲
平山豊次さん
トラック大空襲
松原正夫さん
トラック大空襲
瓦林一雄さん
トラック大空襲
証言
白井桂司さん
トラック大空襲
金子兜太さん
トラック大空襲
梅澤博さん
トラック大空襲
吉田慶治さん
トラック大空襲
証言 番組 日本ニュース
高杉信美さん
トラック大空襲
小島章さん
トラック大空襲
トラック諸島 消えた連合艦隊 第156号 海軍設営隊
日本ニュース      
第190号 洋上を行く機動部隊      

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5. 空母機動部隊の崩壊~マリアナ沖海戦~

決戦を求め続けた日本海軍が米海軍機動部隊と正面からぶつかる戦いの機会が訪れた。昭和19年6月の「マリアナ沖海戦」である。しかし、米軍の、「最新式レーダー」、「VT信管」といった技術の前に艦載機のほとんどを撃墜され、日本の機動部隊は壊滅状態になる。

以降、空母機動部隊を使った作戦は遂行不能となる。マリアナ沖海戦に艦上攻撃機に乗り組んで参戦、かろうじて生還した人々の証言である。

撃墜される日本軍機

証言
前田武さん
鈴鹿海軍航空隊
黒田好美さん
鈴鹿海軍航空隊
池田岩松さん
鈴鹿海軍航空隊
作田博さん
鈴鹿海軍航空隊
証言 番組 日本ニュース
甕正司さん
鈴鹿海軍航空隊
マリアナ沖海戦 破綻した必勝戦法 ~三重県・鈴鹿海軍航空隊~ 第208号 威風堂々 聯合艦隊 第216号 国土戦場 サイパン島守備隊玉砕
日本ニュース      
第218号 戦勢熾烈 中部太平洋戦線      

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6. 連合艦隊の終焉~レイテ沖海戦~

連合艦隊が最後の決戦の場として選んだのが、フィリピンをめぐる攻防だった。昭和19年10月、米軍がフィリピン奪還のために殺到したレイテ湾に突入し、米上陸部隊の壊滅をはかった「捷一号作戦」。小沢艦隊がおとりになり、栗田艦隊、西村艦隊がレイテ湾突入をはかる作戦だったが、航空機の支援のないまま米軍に圧倒され、戦艦「武蔵」は10月24日に、空母「瑞鶴」は25日にいずれも米艦載機の大群に襲われ沈没。連合艦隊は息の根を止められた。レイテ沖海戦で沈められた「武蔵」や「瑞鶴」に乗り組んでいた人々の証言である。

沈みゆく瑞鶴

証言
大塚健次さん
戦艦・武蔵
菅野等さん
戦艦・武蔵
依田功さん
戦艦・武蔵
塚田義明さん
戦艦・武蔵
証言
遠藤義正さん
戦艦・武蔵
小島小三郎さん
戦艦・武蔵
杉山三次さん
戦艦・武蔵
吾田豊さん
戦艦・武蔵
証言
千木良礼一さん
戦艦・武蔵
古居義信さん
空母・瑞鶴
松田正二さん
空母・瑞鶴
中野正さん
空母・瑞鶴
証言
田口良一さん
空母・瑞鶴
金丸光さん
空母・瑞鶴
川内勝さん
空母・瑞鶴
榊原是久さん
空母・瑞鶴
証言
高井太郎さん
空母・瑞鶴
田原徳雄さん
空母・瑞鶴
玉村吉次さん
空母・瑞鶴
田中義信さん
空母・瑞鶴
証言 番組 日本ニュース
小板橋孝策さん
重巡洋艦「愛宕」
フィリピン・シブヤン海 "戦艦武蔵の最期" フィリピン・エンガノ岬沖 〜囮(おとり)とされた空母 瑞鶴〜 第230号 追撃 台湾沖の米機動部隊攻撃へ
日本ニュース
第230号 台湾沖航空戦の戦果発表(大本営) 第231号 比島海戦の戦果発表(大本営海軍部) 第232号 比島沖海戦 第232号 神風特別攻撃隊
日本ニュース      
第239号 比島海軍航空基地(フィリピン)      

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