「トマト」
産地:遠州(御前崎・掛川・菊川)
旬:10月~6月
トマトは夏野菜ですが、静岡県産のトマトは冬がおいしい季節です。
冬でもめったに雪が降らない温暖な気候と、
全国トップクラスの日照量を誇る静岡の冬の気候は、
トマトが育つのに最適な環境だからです。
冬は日が短く気温も低いため、 成長するのに夏の2~3倍もの時間がかかります。
しかし、じっくり成長する分、
うまみがぎゅっと濃縮した、おいしいトマトになります。
静岡の最南端の御前崎や掛川、菊川などの遠州地方は特に温暖で、
古くからトマト栽培が盛んです。
遠州のトマトは、大玉でコクのあるうまみが特徴です。
生でも、加熱しても、どんな料理にも重宝する、と
東京など首都圏の市場からの引き合いが多いといいます。
トマトは、水が多すぎても少なすぎても成長せず、 また寒さも暑さも苦手です。
農家の酒井さんは、
1日に何度もハウスへ足を運び、温度と水の管理をしています。
「大きなトマトがとれて、おいしいといってもらえる瞬間がとても幸せ」と
酒井さんはいいます。
冬はぜひ、あたたかい料理で
ヘタをとって食べやすい大きさに切り、電子レンジ(600W )で2分間加熱します。
かつおぶし、ポン酢、オリーブ油をかけたら、
晩酌のお供にもぴったりな「トマトのホットサラダ」の完成です。
温めると甘さも増し、栄養も吸収されやすくなるといいます。
ブルームには鮮度を保つ働きがあるため、
落ちないように優しく扱い、収穫しています。