静岡市葵区の麻機地区では、
全国的にも珍しい、れんこんの「コンテナ栽培」が行われています。
コンテナ栽培の最大の魅力は、画期的な収穫です。
一般的なれんこんは、土を手で掘って収穫するため、
１本掘るのに30分～1時間かかる重労働です。
コンテナ栽培では、水圧を使い、泥を洗い流して収獲します。
１つのコンテナから、およそ15キロのれんこんを、わずか15分で収穫することができます。

コンテナ栽培は、今年で5年目。3人の農家が行っています。
3人は、いちご農家、花農家、みかん農家で、もともとれんこんを作っていませんでした。
始めたきっかけは、地元の伝統野菜「麻機れんこん」を残したい、という思いでした。
麻機れんこんは、栽培・収穫がとても大変で、さらに高齢化で、
やめる農家が増えてしまったからです。
「少しでも負担が少ない方法で、地域のれんこんを守りたい。」
試行錯誤しながらのれんこん栽培を「チャレンジれんこん」と名付け、挑戦を続けています。