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2017年4月21日

龍潭寺 観音像の厨子に“次郎法師”の文字

浜松市にある井伊家の菩提寺にまつられている観音像の厨子に、「井伊次郎法師」の文字が記されていることがわかりました。
井伊家の歴史の史料に「次郎法師」という名前が残されているケースは珍しいということで、今後の直虎の研究につながると期待されています。

観音像は「世継観音」と呼ばれる高さ25センチほどの木像で、現在は浜松市北区にある井伊家の菩提寺・龍潭寺に保管されています。 「世継観音」には、井伊直親がなかなか世継ぎの男子に恵まれないことから祈願したところ、後に徳川家康の重臣となる直政が産まれたという言い伝えが残っています。

厨子には、「次郎法師」が天正3年にこの観音像を、井伊直親を弔うための寺に奉納したことが記されています。

これについて浜松市博物館の久野正博学芸員は「次郎法師のことがわかる史料が見つかるのはとても珍しい。 直虎とされる次郎法師の今後の研究につながるのではないか」と話しています。

「世継観音」は、ことし8月から10月にかけて静岡市の静岡県立美術館で開かれる「大河ドラマ特別展」で展示されることになっています。

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