2020年07月22日 (水)幼虫さん、最終形態になる【早坂 隆信】
たしかにちょっと小さいなとは思ってた。
でも初めてだしサイズ感なんてわからないし。
きっと最後には大きくなる!って、信じてたんだ。
5月、我が家の幼虫さんが、
丸くてころころした土の繭を作った。
これはどうも中でさなぎになったらしい。
羽化も近いぞ!
早坂はわくわくしながら待っていたのだった。
ひと月ほどたったある日のこと。
プラカップをのぞいたら土の上に光沢のある昆虫がいた。
・・・君は誰だい?
甲虫ではある。でもなんか思ってたのと違うよ!
「なんでっ!クワガタだって言ってたじゃん!」
(誰も言ってない)
なにこれなにこれ。うわ、なにこれ。
もしかしてコガネムシかな?
図鑑で調べてみると、
コガネムシかカナブンのようだ。まじか。
どこからか飛んできて、うちのベランダで産卵したのかも。
カナブンは習性がクワガタに近いので、昆虫ゼリーを食べるらしい。
コガネムシであれば木の根を食べるから、ゼリーは食べない(はず)。
試しにクワガタゼリーを置いてみると。
なんだ~意外とかわいいじゃん。カナブン。
カナブンかあ。カナブンね・・・
・・・・「ぶんちゃん」だな!
我が家の住人が増え、
早坂はオオクワガタの繁殖に正式に失敗した。
後日、このことを横尾さんに報告したら、
「これ、ハナムグリじゃない?」
と言われた。
画像を調べたらたしかに、シロテンハナムグリのようだ!
見落としてた・・・
昆虫博士のおかげで「ぶんちゃん」は晴れて「むぐりん」になった。
おわり
投稿者:早坂 隆信 | 投稿時間:17:15