2012年02月14日 (火)ふくしま【瀬田宙大】



fuku01.jpg


福島放送局

fuku02.jpg


会議室のホワイトボードには色とりどりの付箋。
それらに真剣なまなざしを送るアナウンサー集団。
2月11日に福島局で行われた会議の様子です。

 


この会議は、来月放送予定のラジオ特番の構成検討会議です。

ラジオ特番では東日本大震災から一年を前に、福島県南相馬市の仮設住宅に特設スタジオを設置して、警戒区域から避難している皆さんの率直な思いを直接伺うほか、飯舘村の現状や、新潟県・静岡県など県外に避難している人たちが置かれている状況をお伝えします。
放射線の影響が残る福島での生活を選択した人たち。
県外に移ることを決意した家族。
それぞれの「選択」から、いま、原発被災者の皆さんにどんな支援が求められているのかを考えます。

この番組キャスターは東京の出山知樹アナウンサー。
リポーターは東京の武藤友樹アナウンサー、福島局の合原明子アナウンサー、岡崎太希アナウンサー、新潟局の小正裕佳子アナウンサー、そして私です。
私は静岡県浜松市が行っている被災地や避難者への支援の現状と、福島県南相馬市のNPO法人が去年4月からほぼ毎月発行しているコミュニティー誌「めぐりあい」に込められた思いをお伝えする予定です。

fuku045.jpg


放送は3月4日(日)、ラジオ第一で午後4時5分~午後6時50分までの予定です。
また放送日が近くなったら番組について詳しくお伝えします。

 

P.S.
fuku046.JPG


2月12日の朝6時頃の福島駅前の様子です。
このあと列車に乗り込み南相馬に向かいました。白銀の冬景色。煌めく朝陽。本当に美しく幻想的な銀世界と出会いました。
しかし、取材でお会いした皆さんは笑顔ながらも「街もだいぶきれいになった。でも原発事故以降、心のフィルターがふるさとの全てをこれまでとは同じように見させてくれない」と仰っていました。また「日常には戻りたい。でも自分達が日常に戻ると言うことは全国の人も日常に戻ること。被災地の事を忘れられるのがこわい」とも仰っていました。
いずれも重い言葉です。
お話を伺った者として皆さんの心に寄り添い、取材・放送に臨みたいと思います。

それでは、また。

 

投稿者:瀬田 宙大 | 投稿時間:15:19

トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント

私は大学時代東北地方(秋田)で生活をしていました。

友人やアルバイト先でお世話になった方が被災地にいてとても心配していました。

福島県出身の友人は将来は福島に戻りたいと考えているそうですが、小さな子供がいるので、現在の仕事を辞め、浜松(奥さんの実家)で仕事を探して新しい生活を始めたそうです。

来月震災以来初めて、友人の結婚式のため秋田に行きます。ちょうど、3月11日に東北にいるので、祈りを捧げたいと思います。

投稿日時:2012年02月15日 08:35 | ゆりりん

週末は福島へ行ってたんですね。
静岡との気温差がありそうですね。

東日本大震災からもうすぐ一年。
ラジオ特番、とても興味があります。
セタチューさんの言葉で、被災された方々の
今の現状を伝えて戴きたいです。

投稿日時:2012年02月15日 11:15 | かぼち

私は福岡在住ですが7年前に福岡西方沖地震を経験。震度6強程度揺れて怖い思いをしたので、福島等の東北の巨大地震はそれより恐怖に満ちたものだと思います。私には知人に衆議院議員がいますが、東京での公務の合い間に福島・宮城・岩手・茨城を訪れ、現地の行政の長(市町村長)と会議をしたり、ペットボトルに入った飲料水などの支援物資の提供等で活動しています。まだ、東北地方は地震の被害に拠る傷跡が癒えていないので、早急な復興のためにNHKがラジオを通じてその現状を全国に知らせることには、大きな意義があるように思います。

投稿日時:2012年02月15日 13:37 | ケイイチ

瀬田さん、三島キャラバンでお目にかかって以来
こちらのブログも拝見させていただいております。

雪の福島でのお仕事、
お疲れ様でした。

震災、原発に関しては本当に今でも心が痛み
なんと言っていいのか
なかなか簡単には言葉が見つかりませんし
軽々しい発言もできないのですが、
少しずつでも未来へ光のある生活を取り戻していけたら・・
と思いますね。

ニュースを読まれるアナウンサーさんのお仕事だけでなく、
瀬田さんが世の中を伝えるために
まずご自身の中に実際に取りこむ様子、文章の言葉から
使命感に満ちた強いお気持ちを私は感じました。

きっとラジオの声からも伝わってくることがあるのだろうと、
放送を楽しみにしております。

投稿日時:2012年02月15日 17:29 | ゆう

瀬田さん!こんにちは♪
ラジオ番組の会議の様子、皆さんとっても真剣に話し合いをしている様子 がとっても伝わって来ます!震災からもうすぐ1年・・まだまだ解決できない問題がたくさんあります!でも、自分達ができる事、やらなければいけない事しっかり考えて、進めていかなくてはいけないっということを改めて考えました。

投稿日時:2012年02月16日 15:36 | アイらぶ

放送のこととは関係ありませんが、福島の電車だったら東北新幹線の「はやぶさ」のあのごうかなせきに乗ってみたいな~(はやぶさは福島県は通るけど福島県のえきはすべて通過します。これは福島の電車といえるのでしょうか?)

投稿日時:2012年02月16日 20:29 | 裾野市の小学生(9)

合原アナと小正アナは、佐藤アナの同期ですね。

投稿日時:2012年02月17日 19:32 | いんらん

はるばる静岡から、ご苦労さまです。帰りには、ぜひ、雪の会津鶴ケ城にも、お立ち寄り下さい。来年の大河ドラマ「八重の桜」にむけて、いろいろな催しが、ありますので・・。

投稿日時:2012年02月21日 14:06 | Mayumi Sawagishi

東日本大震災が起きてから今月の11日で1年になりますね。

 被災地外に住んでいる私達から見れば1年になるの?と何気なく、言葉にしがちですが、被災地の方々からすると復興の始まっている場所そして、始まっていない場所等、その差がはっきりしすぎていると感じているのではないでしょうか?

 救援物資や義捐金等がいまだに手渡されていないとか、交通手段の遮断等、色々な問題点が浮き彫りになりましたね。これも現在の国のシステムに問題があると思います。口先だけで何もやってくれない国をあてにするよりも、地方が主体となって復興への階段をのぼっていかなければならないと感じました。

 がれき処理や原発の問題等、課題は数多くあります。この時こそ“絆”を合言葉に、皆さんで助け合っていく事が必要ではないでしょうか?

 P.S. 私の父の弟(昇おじさん)の住んでいる千葉県旭市はいまだに震災が続き、体力的にも精神的にも参ったと愚痴をこぼしていました。これは、千葉県鴨川市と船橋市に住んでいる、私の父の他の兄弟にも共通して言える事だと父が仰ってました。このような悲しい出来事が二度と起きないようにただ、願うばかりです。

 事前に、番組の告知をして頂きありがとうございました。

 
 

 
 

 
 

投稿日時:2012年03月02日 16:21 | MONOKURO BOO

皆様、コメントお返しするのが遅くなりました。
すみませんでした。

ゆりりん さん

さまざまな選択を迫られるなかでの暮らし。
本当に大変だと思います。
私も今回の取材を通して、浜松に避難している皆さん、長崎の島原に避難している皆さん、そして南相馬や相馬に残り暮らす皆さんからお話を伺い大変な状況を目の当たりにしました。
まだ何も終わってない。今も進行しているのが福島なんですよね。
コメントありがとうございました。


かぼち さん

福島は気温もそうですが空気が違いました。
肌に当たる柔らかさというか感触というか。
それが一番違いましたね。
今回お話を伺った皆さんの方が大変な思いをしているのに、私達が取材でお邪魔するといつも体調など気にかけてくださいました。
そういった思いに少しでも応えられればと放送にのぞみました。
コメントありがとうございました。

投稿日時:2012年03月05日 14:05 | 瀬田宙大

ケイイチ さん

コメントありがとうございます。
今回は仮設住宅にお邪魔して、福島で暮らす人たちがいま何を思い、何を伝えたいのかなど、一つでも多くお話を伺おうという試みでした。限られた時間で十分ではなかったかもしれませんが、福島をはじめ被災した人達のことをお聴きになった皆さんが考えるきっかけになればと願っています。


ゆう さん

そうですね。私もお話を伺っていると言葉が出ず、ただただ涙があふれました。何もできない自分の無力さが情けなくなりました。
そんな私を励ましてくださったのは取材を受けてくださった被災した皆さんでした。そういった優しい人達が大変な状況に置かれているのかということ、皆さんに知ってもらい一人でも多くの方に考えてもらえればと思っています。ありがとうございました。

投稿日時:2012年03月05日 14:27 | 瀬田宙大

アイらぶ さん

こんにちは。
アイらぶさんも受験で忙しいなか、このブログが被災地のことを考えるきっかけになったのならとてもうれしいです。
人間だれしも孤独はキツイですからね。
コメントありがとうございました。


裾野市の小学生(9)さん

緑のあれですか?
福島の北東部を取材するため、仙台経由で行った時乗車しました。
確かにとっても快適でした。

投稿日時:2012年03月05日 14:34 | 瀬田宙大

いんらん さん

そうですね。
それぞれに特徴があり、それぞれが力を持っている人達です。
大いに刺激になりました。


Mayumi Sawagishi さん

とんでもございません。こうしてコメントをお寄せいただいたように、福島の皆さんいろんなことを教えてくださいました。こちらがお礼を申し上げる立場です。今回は仕事だったので福島市、南相馬市、相馬市の三か所を重点的にお邪魔しました。今度はプライベートで会津などにもお邪魔したいと思います。ありがとうございました。

投稿日時:2012年03月05日 14:39 | 瀬田宙大

MONOKURO BOO さん

復興が始まっている場所と、いま現在もあの時のまま厳しい状況に置かれている場所と本当に差がありますよね。
今回、福島県の警戒区域の検問所前からも中継しましたが、望遠のカメラを持って警戒区域の中を撮影している人に何人も会いました。一方で、同じ場所にはお線香をあげにくる被災者の方もいらっしゃるということを地元の方から伺いました。なんとも言えない気持ちです。
相手の気持ちをしっかりと考えることが改めて大切だと感じました。

投稿日時:2012年03月06日 22:47 | 瀬田宙大

※現在新規コメントは受け付けておりません

ページの一番上へ▲