11月24日(水)0時台
からだの知恵袋 ぶれない心を育む③

●実践した瞑想
チベット仏教のシンギングボウルを使った、心と体を整える瞑想
…大晦日に聞こえてくる除夜の鐘のように、仏教の世界には多様な鳴らし物があります。
チベット仏教の瞑想で古くから用いられている「シンギングボウル」は、木の棒でボウルのふちを叩いたり、円を描くようにこすったりすることで心地よい響きを生み出します。この音を体の中に染み渡らせるように意識を向けながら、頭から足先まで観察します。
音の波によって、心と体がほぐれていくようなイメージを持つとよいでしょう。



●禅語
「萬里無片雲」(ばんりへんうんなし)
秋の晴れた日に、雲一つない青空がどこまでも続く様子のこと。江戸時代の高僧、白隠(はくいん)禅師は、私たち人間は生まれながらにして仏様のような知恵と慈悲の心を携えていることを伝えました。日々、迷いや不安、悲しみ、憤りといった様々な感情にとらわれがちですが、私たちには晴れた空のようなすがすがしさがあることを、忘れずにいたいものですね。

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