あしたをつかめ 自動車整備士

no.84 医師

インタビュー
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「クルマを元気に!」 日本を走る車は7800万台を越え、いまや1家に1台、車を所有する時代。
こうした車社会を支えているのが全国におよそ33万人いる自動車整備士です。自動車が安全に走行できるように専門知識を生かして、タイヤ交換からメンテナンスまで点検、整備するのが仕事です。
都心に比べ、交通手段が発達していない地方では、車は生活の要。雪深い冬、車を酷使する雪国では、車の専門家である整備士は重要な存在です。
今回の主人公は、青森県八戸市の整備工場で働く古舘道徳(ふるだて・みちのり)さん、26歳。古舘さんが、一人前の自動車整備士へのステップアップに挑戦する姿を追います。

車も人も健康第一、よろしくメカニック。トラブルもすぐに解決だ!

■ 自動車整備士とは? ■ 自動車整備士になるには?■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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 自動車整備士は、専門的な知識と技術を駆使して自動車の点検、整備を直接担当する技術者。車のエンジンや操縦、タイヤなどの各装置のあらゆる部分を点検し、整備します。故障箇所などを見つけて分解、点検して車の性能や機能を元通りに回復させることが仕事になります。
車の整備は各種の車に対応するためエンジン、ディーゼル、シャッシ、二輪の専門分野に分かれています。自動車整備士の仕事には定期的に各部を点検し、機能が低下した部品を整備する点検整備と、故障や異常箇所の整備や一般整備などがあります。
また整備には車の走行の安全を確保するとともに環境にも配慮して、車のリサイクルや排出ガス浄化装置などの公害を防止するといった重要な役割と社会的責任を担っています。 ◇全国の状況・今の状況  自動車整備士として働く人の数は全国でおよそ33万人。働く場所として自動車整備事業は全国に88,644の事業所があり、その中心は自動車整備士場や自動車販売会社、いわゆるディーラーです。全国的に自動車整備士は高齢化の傾向がみられます。企業規模が小さいところほど年齢が高く、熟練したベテラン整備士への依存度が大きいことがうかがえ、新卒などの採用は規模の大きい事業所に多くみられます。
(※数字は、国土交通省平成16年度の調べ) ◇どんな人が向いてるの?  自動車整備士は、車が大好きという人ばかり。毎日、様々な車を触って故障を直し、車の性能を元通りにしていかなくてはいけません。「車のことをもっと知りたい」という貪欲な探求心を持っていないと務まらない職業です。
 そして、自動車整備士にとって大切なのが接客です。車を直すことだけが仕事ではありません。大事なのは車を持ってきたお客さん。お客さんの立場にたって仕事をし「どこが壊れていたのか、どのように直したのか」を丁寧に説明することも大切です。
 自動車整備士の仕事は一日中立ち仕事なので、体力も不可欠です。重いもので10キロを超す部品を交換していかなくてはいけません。また年中、外で働くので夏の暑さにも冬の寒さにも負けない体力とお客さんを思う熱いハートが必要です。

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■ 自動車整備士になるには? ■ 自動車整備士とは? ■ 収入・待遇は?■ 仕事の味

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◇ステップアップの道すじ 「自動車整備士」の国家資格取得を目指す!
 番組の主人公である古舘さんは整備歴5年の3級整備士。上級整備士の指示に従って、故障した部品の交換や車軸などで必要となる調整作業などの一般的な整備をしています。古舘さんら整備士たちが、目指しているのはその上の2級整備士です。
 2級整備士は、整備士にとって1人前と認められる資格です。資格取得には、単独で分解整備作業ができる力が求められます。車全体を把握し、連結的に故障箇所を判断する能力が必要です。
 そこで大切になってくるのが「初期診断」という車の異常の原因がどこにあるのか、特定すること。1万点を超える車の部品の中で故障箇所を見付けていくことは大変です。
 故障箇所を見付けていくには可能性がある原因を1つ1つ点検し、絞り込んでいくことです。「この部分は壊れていないから、次はこちらの部分」と言う具合に整備士は車の構造を考えながら、診断していきます。
 こうした能力を身につけるためには整備マニュアルを読み、実際に分解作業を積み重ねて、車の構造を理解していく地道な努力しかありません。 ※国家資格、自動車整備士は技術のレベルや内容に応じて「1級整備士、2級整備士3級整備士、特殊整備士」の4つに分けられます。毎年4万人合格者を出しています。

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■ 収入・待遇は? ■ 自動車整備士とは?■ 自動車整備士になるには?■ 仕事の味

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◇収入のめやす  職場によって給与は異なります。
 初任給は高卒の場合およそ15万円、短大や専門卒でおよそ17万です。
 平成16年度、全国の整備士平均年収は386万7000円。 ◇自動車整備士のある一日

古舘さんの一日
ある一日

◇生活サイクルと休日  古舘さんの会社の場合、勤務時間は午前8時から午後7時まで。月に2回ほど緊急時に対応するため泊まり勤務があります。
 休日は月5回。主に祝祭日、日曜日が休みになっています。

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■ 仕事の味 ■ 自動車整備士とは?■ 自動車整備士になるには?■ 収入・待遇は?

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◇おいしさ  動かなくなって運び込まれた車が、エンジン音をたてて息を吹き返したときは自動車整備士にとって何にも変えがたい喜びです。同時に困った顔をして車を持ってきたお客さんも笑顔に変わり、「ありがとうございました」と言われたときには、人の役に立っていると実感できます。 ◇苦さ  お客さんにとっての大切な車をお預かりして、故障箇所を直すこの仕事。直して当たり前の厳しい世界です。
 また、夏の暑さ、冬の寒さの中での仕事だったり、オイルまみれ、泥まみれ・・・などなどキツイ部分もかなりあります。
 でも、そんな大変さも、好きな車ととことんつきあえる楽しさに比べたらなんのその!そんな感じが伝わってきます。

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NHK日本放送協会