2013年1月~2023年5月
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2023年5月(5月15日更新)
内閣支持46%、不支持31%(NHK世論調査)
NHKは、今月12日から3日間、全国の18歳以上を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは2539人で、48%にあたる1225人から回答を得ました。
岸田内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より4ポイント上がって46%でした。
一方、「支持しない」と答えた人は、4ポイント下がって31%でした。
支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が45%、「支持する政党の内閣だから」が22%、「人柄が信頼できるから」が13%などとなりました。
支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が50%、「実行力がないから」が20%、「支持する政党の内閣でないから」が11%などとなりました。
そのほかの質問
今月19日に開幕するG7広島サミットで、ロシアのウクライナへの侵攻を止めさせるための実効性ある議論が期待できると思うか尋ねたところ、「大いに期待できる」が2%、「ある程度期待できる」が26%、「あまり期待できない」が50%、「まったく期待できない」が16%でした。
G7広島サミットでの議論を通じ、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際的な機運が高まることを期待できると思うかについては、「大いに期待できる」が2%、「ある程度期待できる」が27%、「あまり期待できない」が45%、「まったく期待できない」が20%でした。
岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル大統領は、3月に続いて今月も首脳会談を行い、対話を重ねていっそうの関係改善を進めていく姿勢を示しました。
今後、日韓関係が改善に向かうと思うか尋ねたところ、「改善に向かうと思う」が53%、「改善に向かうとは思わない」が32%、「わからない、無回答」が15%でした。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行し、感染対策は個人の判断に委ねられることになりましたが、感染が再び拡大する不安を感じるか聞いたところ、「大いに感じる」が15%、「ある程度感じる」が49%、「あまり感じない」が23%、「まったく感じない」が9%でした。
ことし3月から新型コロナ対策としてのマスク着用が個人の判断に委ねられていますが、いまのマスクの着け方について尋ねたところ、「以前と同じくらい着けている」が55%、「外すことが増えた」が33%、「常に外している」が8%でした。
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新型コロナ対策としての今のマスクの着け方について、「以前と同じくらい着けている」と答えた人は、先月の調査から8ポイント下がって55%でした。
一方、「外すことが増えた」は9ポイント上がって33%で、「常に外している」は、8%でした。
男女別に見ますと、「外すことが増えた」は女性は28%だったのに対し、男性は36%で違いが見られました。「以前と同じくらい着けている」は男性は50%、女性は63%でした。
年代別に見ますと、若い人ほど「外すことが増えた」と答えた人が多い傾向があり、60代以上では30%程度だったのに対し、40代、50代では40%程度、30代まででは43%でした。
日本経済が、新型コロナの感染拡大前の水準と比べて、どの程度回復していると思うかについて、「ほぼ回復している」が3%、「ある程度回復している」が46%、「あまり回復していない」が38%、「まったく回復していない」が6%でした。
少子化対策強化のための財源を主にどのような方法で確保すべきだと思うか、4つの選択肢をあげて尋ねました。「国債の発行」が8%、「増税」が9%、「社会保険料負担の見直し」が19%、「ほかの予算を削る」が53%でした。
衆議院の解散・総選挙をいつ行うべきだと思うか、4つの選択肢をあげて聞きました。「G7広島サミットの後すぐ」が8%、「夏以降の年内」が18%、「来年」が19%、「再来年10月の任期満了までに行えばよい」が41%でした。
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衆議院の解散・総選挙を行うべき時期について支持政党別に見ますと、与党支持層では「再来年10月の任期満了までに行えばよい」が48%と半数近くを占め、「来年」が20%、「夏以降の年内」が16%でした。
一方、野党支持層では「再来年10月の任期満了までに」が35%、「夏以降の年内」が26%、「来年」が21%と意見が割れています。
無党派層では、「再来年10月の任期満了までに」が41%と最も多く、「夏以降の年内」と「来年」がいずれも20%弱でした。
与党支持層、野党支持層、無党派層とも「G7広島サミットの後すぐ」と答えた人は、10%前後にとどまっています。
対話ソフトの「ChatGPT」など、文章や画像を自動的に作り出す「生成AI」を国や自治体が利用することについてどう思うか尋ねたところ、「積極的に利用するべきだ」が9%、「慎重に利用するべきだ」が67%、「利用するべきではない」が14%でした。
政党支持率
いま支持している政党を尋ねたところ、自民党が36.5%で最も高くなりました。
一方、野党第二党の日本維新の会が6.7%で、野党第一党の立憲民主党の4.2%を上回り、日本維新の会と立憲民主党との差は2.5ポイントとこれまでで最も大きくなりました。
年代別に見ますと、自民党の支持率は年代が上がるほど高くなる傾向があり、30代以下では30%だったのに対し、70歳以上では42%でした。
立憲民主党は、50代以下では1%から3%だった一方、60代で5%、70歳以上では7%でした。
一方、日本維新の会は、どの年代も6%から8%程度で年代による差は見られませんでした。
※グラフの数字は小数点第一位を四捨五入しています。
政党支持率(%)
政党名 | |
---|---|
自民党 | 36.5 |
立憲民主党 | 4.2 |
日本維新の会 | 6.7 |
公明党 | 2.4 |
共産党 | 2.0 |
国民民主党 | 1.1 |
れいわ新選組 | 0.8 |
社民党 | 0.4 |
参政党 | 0.5 |
その他の政治団体 | 0.3 |
特に支持している政党はない | 38.9 |
わからない、無回答 | 6.1 |
※回答が0件だった政党は表記していません。
調査概要
調査期間 | 5月12日(金)〜14日(日) |
---|---|
調査方法 | 電話法(固定・携帯RDD) |
調査相手 | 全国18歳以上 2,539人 |
回答数(率) | 1,225人(48.2%) |