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お天気コーナー

篠原 正
気象予報士
篠原 正
高津 八千世
気象予報士
高津 八千世
 ● 3月9日(水)

 「花粉症で気をつけること」
気象予報士 高津 八千世

今は花粉症の方にとっては、とてもつらい時期ですが、
症状を悪化させないためにいくつか気をつけてみてください。

  1. 風邪を引かないこと
  2. 風邪を引くと粘膜が弱くなり、症状がひどくなってしまいます。

  3. お酒を飲みすぎないこと
  4. 鼻づまりを悪化させる可能性があります。

  5. タバコを控えめに
  6. タバコは粘膜を傷つけてしまいます。

また、寝不足、過労にも注意して、規則正しい生活を送ることが大切です。

外出するとき
マスクの種類は、花粉症用のマスクが一番いいのですが、
普通のマスクでも、ある程度は防ぐことが出来ます。
しない時に比べると吸い込む量を3分の1くらいにしてくれます。

メガネも同じです。
顔とメガネのすき間が少ない専門の物も売られていますが、
普通のメガネでも、目に入る花粉の量は3分の1くらいに減らせます。

服装は、綿やポリエステルに比べて
ウールは花粉が付きやすいので、さけたほうがよさそうです。
また、帽子をかぶると髪の毛に花粉が付くのを防いでくれます。

花粉症の一番の予防法は花粉を体内に取り込まないことなので、
少し面倒ですが、気をつけてみてください。

 

 

 ● 3月1日(火)

 「3月は変化の激しい月」
気象予報士 篠原 正

昨日の県内は本州南岸を進む低気圧の影響で湿った雪が降りました。
今日から3月ですが、今後も雪の降ることはありそうです。

春は日本付近を高気圧と低気圧が交互に通過していくため、
天気も短い周期で変化しやすくなります。
昨日のように本州南岸を低気圧が進むと、
寒気を引き込んで太平洋側で大雪になることもあります。
南岸低気圧によって雪が降る場合、
宮城県では北東から冷たく湿った空気が入ることや、
地上付近の気温が冬に比べて高いこともあって湿った雪になります。

そして、気温の変化も大きくなります。
先週のように暖かくなったかと思うと、
昨日のように真冬のような寒さになることもあります。
暖かい日が続いていたので、
そろそろタイヤ交換を・・と考えている方も多いと思います。
ですが、東部にお住まいの方でも、
タイヤ交換はまだ待ったほうが良さそうです。

また、3月は風にも注意が必要です。
短い期間で天気が変化するため、
風向きや強さも変化しやすくなります。
仙台では10m以上の風の吹く日数は9.2日と、
1年で最も多くなります。
10m以上の風というのは、
風に向かって歩きにくくなるような強さです。

週間予報を見ると、
水曜日から金曜日にかけては、
日本海側を中心に荒れた天気になるおそれがあります。
県内は北よりの風が強く吹いて、
気温の変化も大きくなりそうです。
体調の管理に注意が必要です。

 

 ● 2月22日(火)

 「今週は気温上昇に注意」
気象予報士 高津 八千世

今週、仙台の最高気温は3月上旬並みとなりました。

2月も後半に入り、春らしい日が多くなってきましたが、
この先もしばらく気温は高めとなりそうです。

週間の天気図を見てみますと
この先も高気圧に覆われる日が多く、寒気が入りにくくなっています。
そして、低気圧に向かって暖かな風が入りやすい木曜日は特に気温が高く、
仙台の最高気温は13度の予想となっています。

これは4月上旬並みの気温で、
この時期としてはかなり暖かく感じられそうです。

ただ、これだけ気温が上がると、
山沿いなど、積雪の多い所では雪解けが急速に進む可能性があります。

雪解けの水によって雪が重くなると雪崩の危険が高くなります。
また、土の表面に雪解けの水がしみ込んで、
がけ崩れや山崩れなど土砂災害になる危険もあります。
そして、雪解けの水が低い土地や河川に流れ出すと
浸水や洪水の危険性も高くなります。

今週は、天気は大きく崩れることはなさそうですが、
気温が上がることに注意が必要となりそうです。

 

 ● 2月16日(水)

 「春の使者?」
気象予報士 篠原 正

これまでは西高東低の冬型の気圧配置が続いていましたが、
2月になってからはあまり続かないようになりました。
冬型が続かなくなったのは、
大陸からの寒気の吹き出しが弱まっているからです。

冬の間、吹き出していた寒気が弱まると、
東シナ海付近には前線が現れるようになり、
前線上には低気圧が発生しやすくなります。
この低気圧が本州の南岸を進むと南岸低気圧と呼ばれます。
ですから南岸低気圧は春を告げる「春の使者」とも言えます。

ただ、南岸低気圧は太平洋側の天気を崩すことが多くなります。
春先に県内で大雪になるのはこのためです。
これからの時期は冬に比べて雪の降る日は少なくなりますが、
その代わり大雪になることがあります。

週間予報を見ると冬型は続かず、
南岸を低気圧が次々に通過していく予想です。
木曜日から金曜日にかけては、
雨だけでなく雪の降る時間もありそうです。
その後も低気圧の通過するコースや気温など、
他にも条件はありますが、
大雪になることもありますので注意が必要です。

 

 ● 2月8日(火)

 「強風の季節」
気象予報士 高津 八千世

7日は、風の強い一日で、県内の東部には暴風警報が出されました。
最大瞬間風速は仙台市で29.1メートル、石巻で27.2メートルと、
瞬間的には、小枝が折れたり、立っていられないくらいの非常に強い風が吹きました。

天気図を見てみますと、
低気圧や前線が通過して一時的に冬型の気圧配置が強まりました。
このように気圧の傾きが大きくなったこともありますが、
春に風が強くなりやすいのは上層と下層の気温差も原因です。

春は地面付近が暖まりますが、上空はまだ冬の寒気が入りやすいんです。

下層の暖かい空気は軽いので上昇すると、対流が起こり、
上空の強い風が下層に下りてくるためです。

この日の仙台の最高気温は6度7分と、
県内の地上付近は春の気温でしたが、上空には冬の寒気が入っていました。

このように、これからの季節は上層と下層の気温差があることや
発達した低気圧が通りやすくなることもあって、
風が強くなりやすいので、注意が必要です。

 

 ● 2月2日(水)

 「今年の1月は・・」
気象予報士 篠原 正

年が明けたと思っていたら、
あっという間に1月が終わりました。
今日は1月の天気を振り返ります。

仙台のこの冬の気温の変化を見ると、
12月は平年より高く1月は平年より低くなりました。
1月の月平均気温は0.5度で、
1月としては平成13年の0.0度以来10年ぶりの低温になりました。
最低気温が0度未満になる冬日の日数も、
平年(24.6日)に対して今年(28日)は多くなりました。

天気は1月の日照時間を見ると平年と同様に晴れています。
これは冬型の気圧配置が続いたためです。

その一方で、雪の降った日は平年に比べて多くなりました。
1月に雪の降る日数は平年だと19.5日ですが、
今年は24日とやや多くなりました。
ですが、仙台で降った雪の量は平年より少なくなりました。

ラニーニャ現象により、
この冬は日本付近で偏西風が大きく蛇行し、
寒気が流れ込みやすくなっています。

雪は寒気のヘリにあたる地域では、
雲が発達して量が多くなります。
一方、寒気にすっぽりとおおわれると、
雪は降っても量はあまり多くなりません。
雪の量が少なくなったのは、
寒気におおわれる日が多くなったためと考えられます。

まとめると、
今年の1月は雪の降った日が多いわりに量は少なく、
10年ぶりの厳しい寒さになったのが特徴です。

 

 ● 1月26日(水)

 「マスクの効果」
気象予報士 高津 八千世

寒い日が続き、宮城県でも風邪やインフルエンザが流行っています。

マスクをしている方もよく見かけますが、
マスクは何日もしていると耳の後ろが痛くなったり、
女性の方だとお化粧が崩れやすいので、
少し体調がよくなると取りたくなってしまいます。

ただ、自分ではだいぶよくなったし、マスク無しでも大丈夫と思っていても
「ゴホン」と1回セキをするだけで、飛び散るしぶきの粒子は10万個です。
その中には、もちろんウイルスもたくさん含まれています。

ウイルスが飛び散らないようにとセキをした時に手で押さえても、
その手で触れた場所にウイルスが付き、接触感染させてしまう場合があります。

また、マスクはしている自分にもいい効果があります。

粘膜が乾燥するとウイルスが進入しやすくなってしまいますが、
マスクをしていると自分の吐いた息で保湿してくれる効果があるんです。

そして、外の冷たい空気がマスクを通ることによって
少し暖められて入ってくるため、寒さ対策にもなります。

この先も寒くて空気の乾燥した、
ウイルスが活発になりやすい気象条件の日が続きますので、
周りの方のため、自分のためにも、マスクをうまく使いましょう。

 

 ● 1月20日(木)

 「平成23年 春の花粉飛散予測」
気象予報士 篠原 正

今日、日本気象協会から、
平成23年、春の花粉飛散予測が新たに発表されました。

宮城県はこれまでの予想と変わらず、
花粉の量は多くなる見込みです。
去年、仙台では例年よりも花粉の量は少なくなりました。
ですが、今年は去年に比べて2倍の量が予想されています。
花粉の飛散開始時期は、
2月下旬頃になる見込みです。
寒い日が続いているため、
本格的な飛散の開始は去年と同じくらいになりそうです。

涌谷町で花粉の観測を続けている病院によると、
わずかながらすでに花粉の飛散が確認されているようです。
山沿いの地域にお住まいの方の中には、
すでに症状の出始めている方もいるのかもしれません。

こちらの病院によると、
スギの木の色づきが進んでいるようで、
寒波が緩み、適度な日差しと風があれば、
そろそろ飛散開始する可能性もあるとのことです。

今年は花粉の量がとくに多いと予測されていますので、
早め早めの対策をした方が良さそうです。

 

 ● 1月19日(水)

 「乾燥注意報」
気象予報士 篠原 正

乾燥注意報は、
「空気の乾燥によって災害が起こるおそれがある場合に
その旨を注意して行う予報」です。
火災に対する注意報なので、
火災注意報といってもいいくらいです。
この注意報は湿度を基準に発表されており、
地方によってその基準も異なります。
東北地方では過去に火災の発生した際、
湿度だけでなく風の影響もあったため、
基準の中に風速も考慮されています。
このところ、県内では空気が乾燥しており風も強く吹いています。
東部を中心に引き続き火の取り扱いに注意してください。

さて、乾燥注意報が発表されているからと言って、
洗濯物が早く乾くわけではありません。
乾燥した寒い日より湿度の高い暖かい日の方が乾きは早いのです。
重要なのは気温で、
気温が高いほど空気中に含むことのできる水分が多く、
気温が低いと含むことのできる水分は少なくなります。
つまり、気温が高いほど蒸発しやすいということです。

冬はどんなに乾燥していても気温が低いかぎりは、
暖房の効いた室内の方が早く乾くことが多いのです。

 

 ● 1月12日(水)

 「帽子とマフラー、手袋」
気象予報士 高津 八千世

昨日の仙台の最高気温は3度2分までしか上がらず、
日中も厳しい寒さとなりました。

こんな寒い時は帽子やマフラー、手袋などの小物を使うだけで、
かなり暖かくなるんです。

頭には脂肪が付いていないため、頭からの熱の発散は意外と大きいんです。
熱をスムーズに逃がして脳を守るためだそうですが、
このために寒い所にいると熱は頭からどんどん逃げてしまいます。
さらに長い間、寒い所にいると体の中の熱も頭に伝わって
頭から熱が逃げてしまうんです。
このため帽子をかぶるだけでもけっこう暖かく感じられます。

そして、首は温度の変化にとても敏感です。
大きな血管が通っている首が冷えると体全体が冷えてしまいます。
また、服の中の暖かい空気は首もとから逃げてしまいますので、
マフラーを巻くことで、逃げ道をふさいでくれます。

そして、手袋をしているだけでも
体感温度は2度から3度違うといわれています。

今週末はセンター試験もありますので、
小物をうまく活用して、体調を崩さないようにしましょう。

 

 ● 1月6日(木)

 「強風地帯」
気象予報士 篠原 正

宮城県では4月にかけて風の強い季節となります。
東北地方全体でも同じように強くなる傾向が見られます。
これは、これまで北の方を流れていたジェット気流が、
次第に南下してくるからです。
上空の風が強まると地上付近でも風が強くなります。

12〜4月にかけて、
仙台で10m/s以上のやや強い風の吹く日数を見ると、
平年で40.7日になります。
冬から春にかけての40.7日という数は、
全国でも有数の強風地帯といえます。

秋田や山形など日本海側の沿岸の地域では、
仙台よりも多い地域があります。
ですが、太平洋側でこれほど多いところはそんなにありません。

風は地形の影響で強くなる場所があります。
県内では、
周りに高い山がないことや海に面しているという理由から、
仙台より石巻地域の方が強い風が吹きやすくなりますのでご注意ください。

 

 ● 12月22日(水)

 「こんな星の夜は」
気象予報士 篠原 正

冬の夜空は空気が澄んで星がキレイに見られます。

夜空を見ていると、星がキラキラと瞬くように見えることがあります。
これは星が点滅をしているわけではなく、空気の影響を受けているためです。

空気には密度の高いところと低いところがあります。
密度が異なると、そこを通過する光の見え方が変わります。
夏の昼間に地面付近で景色がゆらいで見える現象と同じです。
上空で風が吹いて密度の異なる空気が動くことで、瞬くように見えるのです。

星の瞬きから天気を予想することもできます。
「星が瞬くと翌日は風が強くなる」ということわざがあります。
風の弱い夜に星が瞬くようであれば、上空では風が強くなり始めています。翌日は地上付近でも風が強くなる目安になります。

 

 ● 12月14日(火)

 「いろいろな寒さ」
気象予報士 高津 八千世

きのうは、真冬並みの寒さとなりましたが、
寒さにもいろいろ種類があって、それによって対策が違ってきます。

一つ目は、風によって寒さを感じる「風冷え」です。
冷たい風が体温や体と服の間の暖かい空気を奪ってしまいます。

こんな寒さの日は風を通しにくい上着で、
マフラーなどで首もとをガードすることが大切です。

2つ目は、空気が冷え切って足もとからじわじわと冷える「底冷え」です。
今朝は、ちょうどこんな寒さでした。
「底冷え」は晴れて風の弱い夜から朝にかけては特に厳しいものになります。

対策は、上半身だけでなく、足元を十分温かくすることです。

そして、3つ目は湿度が高いことによる「しけ寒」です。
雨や雪が降っている湿度の高い時は、服が湿気を含んで
体温が逃げやすくなるんです。
ぬれた足や傘を持つ手がかじかむ寒さです。

「しけ寒」の時は
レインコートなど、服をぬらさずに湿気を入れさせない服装がおススメです。

どんな寒さなのかを考えると、冬の厳しい寒さ対策もしっかりできそうです。

 

 ● 12月9日(木)

 「大雪」
気象予報士 篠原 正

12月7日は二十四節気のひとつ「大雪」です。
北日本では本格的に雪が降り始める頃といわれています。

県内でも西部では雪の降ったところがありますが、
仙台ではまだ初雪も観測されていません。
ですが、日本海側や県内でも西部で降った雪が、
風で飛ばされてくることがあります。

このように、晴れているときに花びらが舞うように、
チラチラと雪が落ちてくることがあります。
これは「風花」と呼ばれるもので、
風に飛ばされてキラキラ光りながら風下側に落ちてくる現象です。

「風花」は雪というにはあまりにも量が少ないため、
地面に舞い降りるとたちまち乾いてしまいます。

風花は冬型の気圧配置が強まり、
大陸から寒気が押し寄せてくるときによく見られます。
日本海側で雪が降り、
その雪雲の一部が山を越えて太平洋側に流れ込むからです。

去年、仙台は12月7日に初雪となりました。
今年は、まだ仙台では雪は降っていませんが、

西部では、山沿いを中心に、「風花」が見られるかもしれません。

 

 

 ● 12月2日(木)

 「移動性高気圧」
気象予報士 篠原 正

11月24日は、今シーズン一番の冷え込みになったところも多く、
仙台では初氷が観測されました。
これは移動性高気圧におおわれてきたからです。

日本付近を通過する移動性高気圧は、
大陸にあるシベリア高気圧の一部がちぎれて、
移動性になるものが多いのです。

天気は高気圧の中心から東半分では風が弱く晴れます。
このため、夜間は放射冷却によって冷え込み、
霧が発生したり霜がおりやすくなるわけです。

一方、移動性高気圧の後は低気圧が近づいてくることが多くなります。
中心から西側では、
まずは空の高いところに雲が広がります。
西にいくにつれてだんだん低い雲になり、
雨が降りだします。

天気図上で高気圧におおわれていても、
中心から西側で曇りや雨となることがあるのはこのためです。

 

 

 ● 11月25日(木)

 「小雪」
気象予報士 篠原 正

11月22日は二十四節気のひとつ、小雪です。
寒さが厳しくなり、
そろそろ雪が降り始める頃とされています。

県内でも山では今日までに雪の降ったところがありますが、
仙台ではまだ雪は観測されていません。
仙台の初雪の平年日は22日ですので、
暦どおり雪が降ってもおかしくはありません。

雪を降らせるような寒気は、
一般的に上空1500m付近の気温を目安にしています。
この高さの気温が0度のときは山で雪になり、
氷点下6度になると平地でも雪になるといわれています。

現在、上空を見ると、
そこまでの寒気は入っていません。

次に平地でも雪になるような寒気が入るのは、
28日の日曜日頃になる見込みです。

気温の変化が大きくなりますので、
体調を崩さないように気をつけてください。

 

 

 ● 11月18日(木)

 「木枯らし」
気象予報士 高津 八千世

最近、風が冷たい日がありますね。
先日は、NHK仙台放送局の前のイチョウ並木の葉っぱも、
強い風でたくさん落ちて、舞っていました。

秋から冬にかけてのこの時期に吹く、冷たく強い風を「木枯らし」といいます。

気圧配置が西高東低の冬型になると
日本付近には冷たい北よりの風が吹きつけるようになります。

「木枯らし」という名前は、強い風で木の葉を落として
枯れ木にしてしまうという意味からきているそうです。

そして、木枯らしが吹くと広い範囲で寒い一日となり、
木枯らしと一緒に初霜や初雪、初氷などのたよりが届くことも多いのです。

ただ、この時期の冬型は長続きすることは少なく、
木枯らしの吹いた次の日には高気圧に覆われて
穏やかに晴れることが多いんです。

 

 

 ● 11月11日(木)

 「時雨(しぐれ)」
気象予報士 篠原 正

晩秋から初冬にかけてのこの時期、
晴れたかと思うと曇り・・曇ったかと思うとまた晴れる・・
このような天気のときにサーッと降ってはやむような雨を、
『時雨(しぐれ)』といいます。
 
時雨は冬の季節風が吹き始めたことを知らせるものです。
それと同時に、
大雪を降らせるような雲を作るほど、
まだ季節は深まっていないとも言えるのです。
 
時雨は冬型の気圧配置になり、
上空に寒気が流れ込む時に降りやすくなります。
北西の季節風が吹き寒気が流れ込むと、
日本海ではすじ状の雲が発生します。
この雲が次々に陸に到達することで雨を降らせます。
雨を降らせた雲が移動すると晴れる・・を繰り返すため、
日本海側ではこのような天気になりやすいのです。

冬型の気圧配置になると太平洋側の県内は晴れることが多くなりますが、
この雲が奥羽山脈を越えて、
太平洋側の地域にも流れ込むことがあります。
すると、県内でも変わりやすい天気になるという訳です。

 

 

 ● 11月04日(木)

 「霜月」
気象予報士 高津 八千世

11月は「霜月(しもつき)」と呼ばれています。

そのほかにも「霜降月(しもふりつき)」、「霜見月(しもみつき)」など、
霜に関する名前が多いように、霜の降りるようになる月です。

霜は地面や草木などにできる氷の結晶です。

地面付近の温度が0度くらいまで下がらないと霜は降りませんが、
予想最低気温が3度くらいでも霜の降りることがあります。

それは、気象台などの観測を行っている場所が、
地面からおよそ1メートル50センチの高さだからです。

冷え込んだ朝は、地面付近のほうが気温は低くなります。
このため、温度計で2度から3度くらいの時でも
地面付近は0度以下になる可能性も高いんです。

このところ仙台の最低気温も1ケタの日が多くなってきました。

仙台でも霜の季節が近づいています。

 

 

 ● 10月28日(木)

 「秋晴れの種類」
気象予報士 高津 八千世

秋は低気圧と移動性高気圧が交互に通過するため、変わりやすい天気となりますが、
秋が深まってくると大きな移動性高気圧がやってくるようになり、
秋晴れの日が多くなります。

ただ、同じ秋晴れの日でも気温が上がって暖かくなる日と、
日差しがあっても気温があまり上がらない日があります。

これは高気圧の出身地が違うためです。

大きな移動性高気圧は大陸からやってくるのですが、
大陸の北と南とでは、気温が違ってきます。
大陸の南からやってくる高気圧は比較的、暖かい空気を持っています。
それに秋晴れの日差しがくわわって、暖かい陽気になります。

一方、大陸の北からやってくる高気圧は冷たい空気を持っていますので、
いくら日差しがあっても気温はあまり上がりません。

このように、秋は日差しがあっても暖かい日と寒い日があります。
晴れた日でも服装に注意が必要です。

 

 

 ● 10月21日(木)

 「香りと天気」
気象予報士 篠原 正

この時期、街を歩くとどこからともなくキンモクセイの香りがします。
ところで、この花の香りも天気によって変化します。

天気のことわざに、
「花の香りがいつもより強いと天気は下り坂」
というものがあります。

晴れた日は、 地面近くと上空とで温度がちがうため、 空気が上下にかき混ぜられ、香りが拡散します。 また晴れると湿度も低くなりますが、 湿度が低いと香りはすぐに広まり、 そのぶん薄められてしまうのです。

一方、曇りの日は、 地面近くと上空とで、温度差があまりないため、 空気が上下に循環しにくく、 また、晴れの日に比べて湿度も高くなります。 湿度が高いと、 空気中の水分が香りの成分の広がりを邪魔します。 すると香りが長い時間その場に留まるようになり、 香りが強く感じられます。

普段歩いている道沿いのキンモクセイが、 いつもより強く感じるようであれば、 天気は下り坂に向かっているのかもしれません。

 

 

 ● 10月14日(木)

 「秋は霧の季節」
気象予報士 篠原 正

「霧」は俳句で秋の季語になっています。 秋に、霧が多く発生するのは、 この時期の気圧配置が、関係しています。

秋は移動性高気圧と低気圧が交互に通過する気圧配置が多くなります。 低気圧が持ち込んだ水蒸気を高気圧が冷やすため、 霧が発生しやすくなります。

霧は発生する場所や条件によっていろいろな名前があります。 夜の間晴れて、放射冷却が強まったとき、 明け方に霧が発生しやすくなります。 これは「放射霧」と呼ばれるもので、風が弱く雲のない夜や明け方に、 内陸部を中心に、よく発生します。

そして海上や川の周辺、沼・湖の周辺で濃い霧の発生することがあります。 これは、 暖かい水面の上に冷たい空気が流れ込むことで発生します。 水面から湯気が立つように見える「蒸気霧」と呼ばれるものです。 海上では「気嵐(けあらし)」と呼ばれたりします。
このような霧は、気温が高くなるにつれて解消します。 この季節の朝の通勤・通学の際には、 濃い霧による見通しの悪さに注意してください。

 

 

 ● 10月7日(木)

 「食欲の秋」
気象予報士 高津 八千代

このところ、吹く風も涼しく、朝晩の気温も下がって「秋」という感じになってきました。
食欲の秋といわれますが、この時期に食欲が増すのは、気温が関係しています。
人間の身体は体温を36度くらいに保とうとする働きがあります。 気温の高い夏には、体温を維持するためのエネルギーは少なくてすみますが、 気温が下がってくる秋は体温を保つにはエネルギーが必要になります。 そのため、人間の体は冷たい空気に触れると、食欲が増すようになっているのです。

また、この時期に食欲が増すのは、夏の暑さで弱っていた消化器官が回復することや、 厳しい冬に向けて、体が栄養源となる脂肪をためこもうとすることなども関係しています。
ただ、この時期に食欲にまかせて食べてしまうのは、肥満の原因になります。

この先、寒い冬を迎えると、身体の代謝や運動量が落ちて、秋についた脂肪をそのまま蓄えてしまうことになるからです。 食べすぎには注意しましょう。

 

 

 ● 9月30日(木)

 「雨粒の大きさ」
気象予報士 篠原 正

雨粒はどのくらいの大きさなのでしょうか?
雨粒の中で一番小さなものが霧雨で、雨粒の直径はわずか0.2〜0.5ミリ。シトシトと降る普通の雨の場合は直径2〜4ミリくらい。そして激しい降り方の雨は直径5ミリくらいです。たかが5ミリと思ってしまいますが、体験すると大きく感じると思います。

では、雨粒はどこまで大きなものが降るのでしょうか?
雨粒は雲の中を落下してくるときに他の雨粒とくっついて大きく成長します。大きくなると落下速度が速くなり、他の雨粒に追いついてさらに大きくなります。 雨粒はこれを繰り返して落ちてきます。

ですが、地上では8ミリ以上の雨は観測されたことはないそうです。これ以上大きくなると、空から落ちてくる間に空気の抵抗を受けて分かれてしまうからです。
ですから、雨粒は小さいものは直径0.2ミリで、大きくても8ミリ以下となります。

 

 

 ● 9月16日(木)

 「ラニーニャ現象が発生すると冬は寒い?」
気象予報士 篠原 正

現在、ラニーニャ現象が発生しているとみられていますが、先ごろ、気象庁から「冬まで続く可能性が高い」と発表がありました。

ラニーニャ現象とは、
南米ペルー沖の海面水温が平年より低くなる現象です。
この現象が発生すると日本の天気にも影響を与え、例年とは異なる天気の傾向が見られます。

日本では、夏は猛暑になる傾向があり、仙台など県内でも統計開始以降最も暑い夏になりました。
残暑も厳しくなり、9月上旬にかけては平年よりも気温が高くなりました。
3か月予報によると、10月にかけて平年より気温の高い状態が続きそうです。

ですが、冬(12月〜2月)は、東日本、西日本では寒くなる傾向があります。
北日本では影響が少ないものの、過去、ラニーニャ現象の発生した年の仙台の気温を調べてみると、気温は平年より低くなる傾向がありました。

このことから、今年の秋までは平年よりも少し暖かく、その後は急に寒い冬が来るかもしれません。

 

 

 ● 9月9日(木)

 「9月は雨の季節」
気象予報士 高津 八千代

9月は雨の季節で、仙台の平年の降水量も1年間で一番多い月です。

そして、仙台の観測開始以来1位の1時間に94.3ミリという猛烈な雨が降ったのも62年前の9月です。これは多くの死者や行方不明者を出したアイオン台風のときでした。

9月の本州付近は夏と秋の高気圧の間に入って、秋雨前線が停滞しやすくなります。
それに台風が強い勢力を保ったまま近づきやすくなります。

このため、台風や前線の関係によっては、大雨になるおそれがある月なのです。

雨どいや側溝の掃除など、今一度、大雨へのそなえを確認しておいたほうが安心です。

 

 

 ● 9月2日(木)

 「残暑」
気象予報士 篠原 正

暑さの今後の見通しについてみてみましょう。

現在、南米・ペルー沖の海面水温が平年より低くなる現象、ラニーニャ現象が発生しています。
ラニーニャ現象が発生すると、日本付近では太平洋高気圧の勢力が強まる傾向があります。

このラニーニャ現象は冬まで続く可能性が高く、太平洋高気圧の衰えも平年よりも遅くなると見られます。
このため、日本付近は南からは暖かく湿った空気が流れ込みやすく、10月にかけて気温の高い状態が続く見込みです。

高気圧が衰えてくると、低気圧や前線の影響を受けるようになります。
この先も晴れる日が続きますが、9月中頃からは次第に曇りや雨の日が多くなってきそうです。

現在東北地方には高温に関する情報が発表されています。
この先もしばらく気温が高く、降水量の少ない状態が続く見込みです。
引き続き農作物や水の管理、健康管理などに十分注意してください。

 

 

 ● 8月26日(木)

 「天気図では秋が近づいていますが・・」
気象予報士 高津 八千代

立秋も過ぎて8月も残り1週間ですが、真夏の暑さが続いています。
ただ、天気図では秋の気配が出始めています。

このところ、東北地方の周辺には前線が停滞しやすくなっています。
この時期に本州付近に前線が停滞するのは、季節が進んできている証拠です。

前線の北側は、秋の空気をもった高気圧があって、さわやかな空気に包まれます。

一方、前線の南側は、夏の蒸し暑い空気をもった高気圧です。

この2つの高気圧がこの時期になると押し合って秋と夏が行ったりきたりするようになります。

北の高気圧が強まって前線が南下してくると秋が深まってくるんですが、今年は夏の高気圧の勢力が強くて、前線が南下しにくくなりそうです。

天気図では秋の気配が出てきてはいますが、宮城県は、しばらくは前線の南側で、夏の高気圧の圏内となりそうです。

 

 

 ● 8月19日(木)

 「夜の熱中症」
気象予報士 高津 八千代

今年は夜に熱中症になる方も多くなっていますが、仙台の8月の最低気温を見てみると25度より下がっても23度前後です。

熱中症は、「高温」「多湿」「風が弱い」などの条件がそろえば夜でもなるおそれがあります。

エアコンが身体に悪いと思って使うのをひかえたうえに防犯上、そのまま窓を閉め切って眠ってしまう人もいます。

また、夜中にトイレに起きたくないからと水分を摂らない方もいますが、睡眠中は水分を摂ることもできないので、脱水症状になるおそれがあります。

眠る前にコップ一杯くらいの水分は摂っておくなどして、夜の熱中症にも気をつけてください。

 

 

 ● 8月5日(木)

 「8月の天気傾向」
気象予報士  篠原 正

今年の7月は暑くなりました。
先月の天気のまとめと今月の天気傾向を見てみましょう。

仙台の7月の天気を見ると、
月平均気温が25度3分で、
これまでで一番暑い7月になりました。
最高気温が30度以上の真夏日の日数も14日で、
最も多くなりました。
熱帯夜は2日あり、
こちらも7月としては最も多くなりました。
このように、今年の7月はいろいろな記録が出ました。

そして8月です。
1か月予報によると、
この先も太平洋高気圧は勢力を強めて日本付近を広く覆いますが、
次第に低気圧や寒気の影響を受けやすくなりそうです
このため、
天気ははじめ晴れる日が多くなりますが、
来週以降は曇りや雨の変わりやすい天気が多くなりそうです。
先月は降水量が平年の80%ほどになりましたが、
今月は平年並みになりそうです。

そして気になる暑さですが、
8月も気温は平年より高くなりそうです。
とくにお盆の頃にかけては、
平年よりかなり高くなる見込みです。
この先も暑い日が続きますので、
引き続き熱中症や農作物の管理など注意が必要です。

 

 

 ● 7月29日(木)

 「熱中症にかからないために 〜水分の取り方〜」
気象予報士  高津 八千世

熱中症の予防には水分を摂ることが大切だといわれますが、
たくさん汗をかいて水分を失ってしまったからといって、
ただ水をがぶがぶ飲めばいいわけではありません。

汗には塩分も含まれています。

身体は、水分と塩分の量を一定に保つように働いています。
水分だけをたくさん摂ると体内の塩分濃度が薄くなって、
バランスが崩れてしまいます。
そうなると、塩分濃度を調節しようとして、尿の量を増やしたりして
水分を身体から出すようになります。
このため、水分だけをたくさん摂っても、
脱水を解消出来ないどころか逆効果にもなってしまいます。

熱中症の予防には、塩分が適度に入ったスポーツドリンクがおススメです。
ただ、スポーツドリンクの中には、塩分が入っていないものもあるので、
選ぶ時に成分を確認してください。

人間は、普通に生活しているだけで、
一日に2リットル前後の水分を失っています。
運動をされる方は、いつもより多めに
摂るようにしましょう。

 

 

 ● 7月8日(木)

 「カミナリ」
気象予報士  篠原 正

今日はカミナリについてお話します。

雲は小さな水滴の集まったものです。
雲が発達して背が高くなると、水滴はさらに上に持ち上げられて氷の粒になります。この氷の粒が雲の中でぶつかり合うと、雲の上の方にはプラスの電気、下の方にはマイナスの電気がたまります。
本来は雲の中でマイナスからプラスに向かって電気は流れますが、雲の下にプラスの電気があると地面に向かって流れます。

これが落雷です。

普通は空気中を電気が流れることはありません。
ですが非常に電圧が高いため、流れにくい空気中でも無理矢理進みます。
一直線に進むことはできず、少し進んでは電気をためて少しでも通りやすい方向に進みます。
これを繰り返すためギザギザになります。

カミナリには高い熱も伴っているため、空気が急激に膨張します。
このときに出る大きな音が雷鳴です。

 

 

 ● 7月1日(木)

 「不快指数」
気象予報士  高津 八千世

蒸し暑さを表現するのに「不快指数」というのがあります。

「不快指数」は、気温と湿度から割り出された蒸し暑さの指数です。
気温が高いほど、湿度が高いほど大きな値になります。

不快指数が70を超えると不快に感じる人が出始め、75で半数以上、80でほとんどの人が不快に感じるといわれています。
でも、不快指数はもともとはアメリカで始まったもので、これはアメリカ人にとっての指標です。

日本では、75で不快に感じる人が出始め、77で半数以上、85で大半の人が不快に感じるといわれています。
これは、私たち日本人が高温多湿な日本の気候に慣れているためです。

今週の仙台の不快指数は、75から77くらいの予想です。

この先も、高温多湿に慣れている私たち日本人でも半数以上の人が不快に感じるくらいのムシムシした日もありそうです。

 

 

 ● 6月24日(木)

 「高温に注意」
気象予報士  篠原 正

来週半ばぐらいまでは、気温が平年よりかなり高くなりそうです。

週間予報では、仙台の最低気温は20度前後の日が続き、最高気温は27〜29度と夏日が続く予想です。これは真夏並みの気温です。この時期の平年の気温は、最低気温は16度、最高気温は22度くらいですので、かなり高くなります。

これは、「この先、南の暖かい太平洋高気圧が強まる」と予想されているためです。
梅雨の時期は、南の太平洋高気圧と北のオホーツク海高気圧が張り合い、気圧の谷に梅雨前線ができます。
ですが、この先一週間はオホーツク海高気圧が弱まるため、本州付近で梅雨前線の活動も弱まりハッキリしなくなります。
太平洋高気圧に広くおおわれて、東北地方には南から暖かく湿った空気が流れ込み、真夏のような暑さが続くというわけです。

現在、東北地方には高温に関する警戒情報が発表されています。
とくに農家の方は農作物の管理にご注意ください。

 

 

 ● 6月17日(木)

 「梅雨入り」
気象予報士  高津 八千世

梅雨の時期は、じめじめして、外出するにも洗濯をするにもうんざりしてしまいますが、梅雨はとても大切な季節です。

梅雨の時期に雨が降らないと、夏に水不足になることもあります。

仙台の6月から7月の梅雨の時期に降る平均降水量は、およそ298ミリです。
年間に降る雨の量の24パーセント、4分の1くらいが、この時期に降ることになります。

四季のある日本は、春から夏の移り変わりのこの時期に前線が停滞しやすくなるため、曇りや雨のぐずついた天気が1か月ほど続くようになるためです。

一方で、前線に向かって南から暖かい湿った空気が流れ込むため、雨雲が発達して大雨による災害を引き起こすこともあります。

梅雨の雨は、恵みの雨であると同時に恐ろしい雨でもありますので、これからの時期は、雨の降り方には注意してください。

 

 

 ● 6月10日(木)

 「時の記念日」
気象予報士  篠原 正

きょう、6月10日は時の記念日です。

天気予報にとっても時間の表現は大切ですので、予報に使われる時間についてお話ししたいと思います。

天気予報では1日を3時間ごとにわけています。

午前0時頃から3時頃までが「未明」
午前3時頃から6時頃までが「明け方」
この後も3時間ごとに「朝」、「昼前」、「昼過ぎ」、「夕方」、「夜のはじめ頃」、「夜遅く」となっています。

「夕方」というと日の暮れる頃を差す言葉ですが、予報で使われる言葉としては午後3時頃から6時頃までになります。

例えば、

『夕方は雨の降るところがあるでしょう。』という予報の場合、日の暮れる頃ではなく、午後3時頃から6時頃までに雨の降るところがある・・ということです。

他にも、

「日中」は昼前後のことではありません。
午前9時頃から午後6時頃までを差します。

ですから、

『日中は晴れるでしょう。』であれば、太陽の出ている時間はほとんど晴れるということになります。

これらのように実際の生活とはズレを感じるものもありますので、予報を見るときには時間の表現にも注意してください。

 

 

 ● 6月 3日(木)

 「気象記念日」
気象予報士  高津 八千世
 6月1日は「気象記念日」です。
 今から135年前の明治8年(1875年)の6月1日に東京に気象台が創立されたのを記念して制定されました。 東京での気象観測、地震計による観測の始まりの日です。 そして、同時に全国的な観測所建設業務も開始されました。 また、それから9年後の明治17年(1884年)6月1日には日本で初めての天気予報が作られました。 でも、当時は地上観測だけだった事もあって、その内容は非常にあいまいだったそうです。

「全国一般風ノ向キハ定リナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」

わかりやすく言うと
“風向きははっきりせず、天気は変わりやすい。ただし雨が降りがち。”

 あいまいな予報ですが、梅雨時とあって当時も雨が降りやすかったようですね。 現在は気象衛星、レーダーなど、全世界の豊富な観測データを利用してコンピュータで計算された結果から天気予報が出されています。
 天気予報は日々進化を続けています。

 

 

 ● 5月27日(木)

 「低温に注意!」
気象予報士  篠原 正
  現在、気象台から低温に関する警戒情報が発表されています。

今後2週間程度は気温が平年より低い状態が続くおそれがあります。 とくに今後1週間はかなり低い日もある見込みです。

 向こう1週間はオホーツク海高気圧の影響が続く見込みです。高気圧からは冷たく湿った空気が流れ込むため、 県内は曇りや雨の天気になります。

また、寒気も南下してくるため、 気温も向こう1週間は平年より低い日が多く、 4月下旬並みの気温になる日もあるでしょう。
 
その後6月8日頃にかけても、 日本付近はオホーツク海高気圧の影響を受ける見込みです。 引き続き冷たい空気が流れ込みやすくなるでしょう。

このため県内は、 これから6月8日頃にかけて気温の低い状態が続きそうです。

かなりの低温になる恐れもありますので、 今後の気象情報に注意が必要です。


 

 

 ● 5月20日(木)

 「風薫る(かぜかおる)」
気象予報士  高津 八千世
 5月は木々が芽吹く、新緑の季節です。
この時期になると「風薫る」という言葉が使われます。

この風を薫風(くんぷう)といいますが、 草木の中や水の上を渡ってくる すがすがしくにおうように吹いてくる風のことです。

漢字の「薫」には「ここちよい」という意味もあるので、 まさに薫風とは、ず〜っと感じていたいような気持ちのいい風のことです。  

5月の木々は新緑シーズンを迎えて、成長が盛んなため、 葉っぱからは香りを含んだ成分(フィトンチッド)を、 いつもよりも多く出しています。

このため、木々の間を吹き抜けた風にも 新緑の香りがするのかもしれません。

 



 ● 5月13日(木)

 「5月のつくことば」
気象予報士  篠原 正
 県内は5月になって晴れの日が多く、 今日の日中も各地で晴れました。5月のすがすがしい晴れのことを「五月晴れ」といいますが、 もともとは梅雨の晴れ間を差していました。

他にも「5月」のつく言葉があります。 「五月雨(さみだれ)」 旧暦の5月に降る雨のことで、 昔は梅雨のことをこのように呼んでいました。

「五月雲(さつきぐも)」 梅雨の頃のどんよりとした空の状態のことで、 特にどのような雲というわけではありません。 五月雨を降らせる雲のことです。

「五月闇(さつきやみ)」 雨が降っていなくても、 雲が重く垂れ込めると昼間でも暗く感じます。 このような暗さのことを言います。

五月晴れは本来の意味から外れていますが、 これら3つは今でも本来の意味で使われています。

ちなみに 5月のハエと書いて「五月蠅(うるさい)」と言いますが、 5月になるとハエの活動が急に活発になるためという説があります。 ハエは気温が20度くらいになると活発に動き回り、
晴れているほど活動的です。 気温・天気ともに5月にあてはまるので、この説は間違いではなさそうです。





 ● 4月22日(木)

 「月山スキー場」
気象予報士  高津 八千世
 4月といえば暦のうえでは本格的な春ですが、 こんなスキー場もあります。

出羽三山の一つ、月山の標高1200メートル付近にある 山形県西川町の月山スキー場は 冬の間は深い雪に覆われて周囲の道路が閉鎖されるため、 毎年4月にオープンします。 夏まで楽しめると全国的に有名で、 今年は今月10日にオープンしたばかりです。

オープンの時の積雪は、およそ8メートルで、 例年よりは1〜2メートル少なかったものの、 先週末の雪でさらに50センチほど積もりました。 ゲレンデの状態は、きわめて良好だということです。

月山スキー場は今年も国内で最も遅い7月下旬まで営業する予定です。





 ● 4月15日(木)

 「仙台でも桜開花」
気象予報士  篠原 正
 13日に仙台でソメイヨシノの開花が発表されました。平年に比べて1日遅く、去年より6日遅く
なりました。

桜は満開になるまでに1週間くらいですが、県内はこのあとも気温は平年より やや低い日が多い予想です。今年はサクラが長く楽しめるかもしれませんね。

仙台では今度の週末お花見に出かける人が多いと思いますが、日差しがあって
気温も平年並みに戻る日曜日がオススメです。

ですが、夜はまだまだ冷えますので、暖かくしてお出かけください。





 ● 4月8日(木)

 「春の紫外線」
気象予報士  高津 八千世
 4月はようやく寒さも緩んできて、春を感じられてきたころですが、 この時期はすでに紫外線が強くなっています。 仙台市では、年間で見ると、やはり5月から8月が強いのですが、 4月も強くなり始めているのがわかります。 まだまだ太陽の力強さを感じる9月と同じくらいなのです。

 そして、日照時間を見ると仙台では、4月、5月が一番多くなっています。
紫外線が強くなってくる上に、日照時間の多い4月は紫外線に 注意が必要になります。

 この時期のお肌は、ダメージを受けやすくなっています。冬の間に冷たい風 や乾燥した空気にさらされたうえに強い日差しにもなれていません。

 そろそろ本格的な紫外線対策を始めた方がよさそうです。



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