仙台・五橋を見守る、あの"ダルマさん"の謎を調査!
「仙台・五橋にあるダルマの謎を知りたい」という投稿が寄せられました。
調査を進めると、“ダルマさん”が地域で愛されるシンボルになった理由が見えてきました。
実は、達磨大師の像だった!
さっそく投稿のあった現場に行ってみました!
すると、仙台・五橋の交差点を見つめるようにダルマが鎮座していました。
実は、この像は私たちになじみが深い「丸い形のダルマ」ではなく
「達磨大師(だるまだいし)」の像なんです。
お店の方にダルマの歴史を聞いてみた!
「達磨大師」像を設置する1923年(大正12年)創業のお店の
店主、遠藤智久さんにダルマについて尋ねました。
ダルマは地元の彫刻家に発注し、昭和6年に完成・設置されたそうで、
風水で鬼門の方角を封じるため幸運を運んでくれるダルマを置いたそうです。
昭和20年の仙台空襲ではダルマの背後の地区が 被害を免れたことから
「ダルマさんが守ってくれた」と町民から感謝されたそうです。
これまで何度かお色直しをしていた!
このダルマさんは今まで何度かお色直しがあり、時代に合わせて表情が変化していきました。
“ダルマさん”との皆さんの思い出
“ダルマさん”の思い出をSNSで募集したところ、
「20年くらい前に近所に住んでいて子どものころは怖くて近寄りがたい存在でした。」や、
「15年ぐらい前はもうちょっと胸毛が薄かったのでは・・・」といった投稿がありました。
皆さん、よく見ているんですね・・・!
また、「ベガルタ仙台」が勝てなかった時期には頑張れという願いをこめてタオルマフラーをマスクに見立てて巻いたり、受験シーズンになるとこのダルマに「合格しますように」と願掛けをする学生も多いそうです。
“ダルマさん”の謎を調査すると、地域で愛されるシンボルとしての姿が見えてきました。
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