「てれまさ」羽生結弦さん生出演プレーバック＜前編＞

4月14日、仙台市出身でフィギュアスケーターの羽生結弦さんが「てれまさ」に生出演しました。
オリンピック2連覇をはじめ、地元の宮城や東北の人たちに感動や希望を届け、去年夏からはプロスケーターとして新たな舞台で活動する羽生さん。約10年ぶりとなった「てれまさ」生出演では、みなさんから寄せられたどんな質問にも真摯（しんし）に答え、リンクでの圧巻の演技からは想像できない親しみにあふれた一面も見せました。

羽生さんの名場面、フィギュアスケーターとしての現在や今後に迫ったロングインタビューを3回シリーズで振り返ります。1回目は番組前半の名場面です。

午後6時10分。番組は、羽生さん自身によるタイトルコール、そして華麗なターンを交えたスタジオへの入場で幕を開けました。

＜やっぺぇと○○＞

新年度が始まったこの時期にふさわしい、プロ1年目の羽生さんの出演を視聴者のみなさんにより楽しんでもらおうと、番組では当日、データ放送で視聴者投票を実施しました。番組キャラクター「やっぺぇ」と羽生さんが一緒にやってもらいたいことを4つの選択肢から選ぶもので、最も投票数が多かった選択肢を番組最後に実際にやっていただくという、いわば番組の“むちゃぶり”企画です。中には、やっぺぇの顔をかたどったかぶり物を羽生さんにかぶってもらいたいという「ゆづっぺぇ」なる選択肢もありましたが、羽生さんは「選ばれたらしっかりかぶりますよ。もちろん！」と、いきなり“神対応”ぶりを発揮しました。

＜みなさんからの質問で進行＞

「てれまさ」では、1週間前から羽生さんに聞きたい質問をインターネットなどを通じて募集し、9614件もの質問やメッセージをいただきました。できるだけ多くの質問を紹介したいと番組の随所で羽生さんに聞きました。

＜気象コーナー＞



番組中盤の気象コーナーは、気象予報士の篠原正さんとやっぺぇのおなじみコンビに羽生さんも加わってお届けしました。羽生さんは、巨大なやっぺぇを前に「うれしいです！」「テンション高いね」などと楽しくかけ合っていました。

＜初出し秘蔵映像も＞



スポーツコーナー「スポまさ」も、野球が大好きな羽生さんにお手伝いをいただきました。プロ野球楽天の1週間の戦いを振り返る「わしづかみ」のコーナーでは、「楽天にたくさんの勝利と日本一をわしづかみしてほしい」という願いを込めたコーナータイトルの決めポーズにも参加してもらいました。

また、ＮＨＫ仙台放送局が保管してきた羽生さんの秘蔵映像も登場しました。



13年前、羽生さんが高校1年生だった7月、楽天戦の始球式を務めた時の様子です。同じ年にジュニアの世界選手権で優勝したことから大役に抜てきされていました。





15歳の羽生さんが投じたボールは、スライダーのような変化をしながらキャッチャーミットの低めにしっかり収まりました。羽生さんは「たぶん普通にがんばって投げたんですけど、自分の腕の形の振りが、ちょっとカーブとかそっち系になっちゃいました」と当時を振り返っていました。

最後にこの春、日本が世界の頂点に立った野球のＷＢＣ＝ワールド・ベースボール・クラシックにまつわる質問を聞きました。

※中編と後編では、羽生さんへのロングインタビューなどをお届けします。
　中編はこちら、後編はこちら、岩野アナの番組の裏話はこちらから。


羽生さんがNHK仙台放送局に到着した時の様子

番組前編のハイライトシーンはこちら