2022みやぎ新春ボイス(1)村井知事

1回目は、村井嘉浩知事です。歯止めがかからない人口減少や病院再編問題など、山積する課題にどう対処していくのか。県政担当の武藤記者が聞きました。


【県政史上最多当選】

村井知事は去年10月、県政史上最多に並ぶ5回目の当選を果たしました。

「私の任期は4年ですから48か月なんです。もう1か月過ぎて、1月21日でもう48分の2が終わるんですよ。あっという間に4年間は過ぎていってしまうんです。県民の皆さんのためを思っていろんなことをやっていかなければいけない」


【宮城県誕生150年】

ことしは宮城県誕生150年。この節目を政策にどう生かすのか聞きました。

「まずやっていくことは観光です。宮城県150年の歴史を考えていただくようなイベントであったり、あるいはそういった地域を巡っていただけるような企画を作っていって、落ち込んだ経済の活性化であったり、宮城県民の皆さんが、宮城県の歴史や文化を感じる。そういうことのきっかけになればいいのではないかなというふうに思っています」

 

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【新型コロナウイルス対策】

観光需要を喚起するため必要なのは、新型コロナウイルス対策。オミクロン株への警戒感が高まる中、第6波への備えを聞きました。

「一番はやはり死者を出さないということです。感染しないようにしながら、感染してもすぐに治療できるような環境をこれからも作っていきたいと思います。オミクロン株も私は非常に第6波につながる大きな要因となる危機感を持つべきだと思っています」


【東日本大震災からの復興】

発生からまもなく11年となる東日本大震災。県として継続的な支援が求められています。今後の方針を聞きました。

「今までの10年は生活再建を最優先することがなによりも重要だった。次のステップとしてハード整備は後ろのほうに下げて、今度は被災者のケアというのをずっと前に出していかなければならない。阪神淡路大震災が25年、26年、27年たってですね、まだ完全に心のケアが終わったと言えないということでしたので、この先10年、15年と、ずっと継続してケアをしていかなければならないと思っています」

 

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【4病院再編計画】

県知事選挙の大きな争点にもなった4病院の再編計画。村井知事は実現に強い意欲を見せています。しかし、実現すれば2つの病院が移転することになる仙台市からは、強い反対の声が上がっています。

「仙台市民の反発が出るのはもうわかっていたんですけども、まずは大きな視点で宮城県全体の、そして仙台医療圏全体のあり方というものを見た上でですね、物事を判断していく」

先月の県議会では、再編によって、医療圏全体の救急搬送時間が是正され、医療サービスが向上すると強調しました。新年度・令和4年度中の基本合意を目指し、すでに病院との具体的な協議に入っています。

「基本合意というのは場所だけではなくて、病床数をどうするのか、診療科をどうするのか、そして職員の処遇をどうするのか。その上で、その近くにお住まいの方たちをどうケアするのか、今、通っておられる方をどうすればいいのかということを議論していきたいと思っています。批判があってもやるべきことはやっていく。そしてお叱りを受けたら反省しながら、それでもやるべきことは前に向かって進んでいかなければいけない。その先べんをつけたい」


【人口減少社会への対応】

宮城県は今後、人口減少社会が到来し、少子高齢化が急激に進行します。村井知事は子育てしやすい環境を整えることが、この課題を克服する鍵を握っていると考えています。

「これから経験したことのない人口減少が始まるんです。たった25年間で50万人の人口が減る。私は宮城県のリーダーとしてそれに対する危機感を誰よりも持っているつもりなんです。実はことしの3月に孫が生まれるんですよ。子育てしやすいというのは簡単にはできないことで、保育所を作ればいいというものでは決してないと思います。働きたいときに働けるようにしていく、そして誰かに子供を預かってもらえる環境をつくる。そして教育できる場を作る。それを学校任せではなくて、地域住民や行政がみんなで一緒になってやれるような環境をつくっていく。こういうのが非常に重要なものだと思います」

 

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【ことしを漢字1文字で】

「ことしの1字は『育』。子育てしやすい宮城県を作りたい。それから新型コロナウイルスを早く克服して県民の皆さんが笑顔で明るく元気になるような宮城県を育んでいきたい。課題もたくさんありますけれども、前を向いて明るい宮城県を作っていきたいなと思っています。そういう宮城県に育てていきたいと思います」

 

 

予告動画はこちら

 

 


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武藤雄大
(平成29年入局)
山形局を経て2021年11月から仙台局。
現在は宮城県政など行政取材を担当。