【髙木のメモ】Bリーグ・仙台89ERS 渡辺翔太が語る齋藤拓実と齋藤飛鳥

まもなくホーム開幕戦!
選手を直接取材して、その素顔に迫る「髙木のメモ」がスタート。
今回は、開幕戦からチームの中心として活躍している渡辺翔太に注目する。
身長は1メートル68センチと小柄ながら、
卓越したスピードとハンドリングを武器にB1で躍動している。
渡辺という人物を語る上で欠かせないのが「2人の齋藤」だ。



【開幕戦で活躍。楽しみなマッチアップは大学の先輩】


─── 開幕戦ではスタメンで出場。今シーズンのチーム初得点は渡辺選手で、得意のドライブからだった。あのプレーを振り返ると?

(渡辺)プレシーズンを通して、自分のアタックはチームのプラスになると感じていた。まずは積極的にアタックすることを考えていた。得点を決めたことで、チームも良いスタートができたと思う。その後のディフェンスにもつながった。


─── 開幕2試合で7リバウンドという数字も印象に残った。どんな意識だったか?

(渡辺)チームの中でリバウンドは課題だった。インサイド陣が体をはってくれているので、リング周りのリバウンドは信用している。自分はルーズボールを拾うように意識していた。的確なポジションはどこかと常に考え、相手に絶対に負けないという意識で飛び込んだ結果だと思う。


─── 渡辺選手は初のB1。対戦を楽しみにしている選手は?

(渡辺)名古屋ダイヤモンドドルフィンズの齋藤拓実選手と対戦したい。同じ明治大学出身で自分が1年生の時の4年生だった。今シーズンはすでに1試合のアシスト数で最多タイ記録をマークしているし、勉強になる部分がとても多い。齋藤選手の試合はいつも意識して見ている。

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《齋藤拓実選手 ©︎NAGOYAD》

─── どんな部分を参考にしているか?

(渡辺)速いアタックから止まってパスを出すプレー。抜群のスピードがありながら、そのスピードをうまくコントロールできている部分を自分も練習している。大学時代からチームの練習メニューを考えたりするなど、バスケIQも高い選手だった。対戦がとても楽しみだ。

【乃木オタハンドラーとしての夢】

─── 渡辺選手と言えば、乃木坂46の齋藤飛鳥さんの大ファンであることは有名。自らを「乃木オタハンドラー」とも呼んでいる。齋藤さんを好きになるきっかけは?

(渡辺)テレビに乃木坂46が出ていて、色々と調べていく中で齋藤さんに出会った。同じ年で見た目もすごく魅力的。7万人規模のアリーナで輝いている姿を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになる。体をケアしている時に曲を聴くし、試合前にはライブ映像を見て気持ちを高めている。バスケットと乃木坂46が自分の人生の大半を占めている。

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《渡辺選手自前のグッズ》

─── 宮城公演の際には花も贈った。どんな思いから?

(渡辺)いつか出したいなと思っていた。花は齋藤さんのカラーでもある白と水色をベースに、ナイナーズの黄色も入れた。ライブの前日は何も用事はなかったが会場の下見にも行ったほど。齋藤さんを応援していく中でファンの気持ちも分かるようになった。自分もプロ選手として、どんなプレーをすればファンが喜ぶのかを考えることもある。

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─── ご本人と会ったことは?

(渡辺)握手会で会ったことはあるが、プロバスケ選手としてはない。バスケをもっと磨いて、いつかは同じ舞台で仕事がしたい(笑)まずは自分が頑張って、B1のトップレベルで活躍する選手を目指したい。

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