「限界集落 住んでみた」 ディレクターが語る撮影秘話~宮城県七ヶ宿町干蒲~

「限界集落」とは・・・集落に暮らす65歳以上の高齢者が人口の半分超の集落のこと。
若者がいなければ学校もない、病院もない、コンビニだってなさそうなイメージありますよね。
でも実際はどんな所か知る人は多くないと思います。どんな人がどんな暮らしをしているのでしょう。

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今回は、宮城と山形の県境にある集落・七ヶ宿町干蒲に、番組ディレクターがカメラ片手に1か月間暮らしてみました。

 

ロケに行ったディレクターが語る見どころは??

「限界集落に住む」って実は大変です。民宿はないし、80歳以上の方ばかりのお宅に泊めて頂くなど、負担を考えると言語道断。で、集落の真ん中の空き地をお借りしてテントを張ることにしました。

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実はこれが幸運でした。早朝、誰かが動く音で目覚めてテントを開けると、目の前で予想外なことが始まったり、みんな気にしてくれて、「ネタがないと困るだろ」と、もうほとんど足を運ぶ人もない山の上の神社のお社の本殿を開けてくれたり。朝ご飯や晩ご飯の差入れまでちょうだいすることもありました。

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集落の方々と同じリズムで日々を過ごしていると、その細やかで丁寧で優しい営みに気づかされることが多く、ふだんの自分や都会暮らしの乱雑さなどに思いをはせることになりました。

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