【ゴジだっちゃ!】平成26年10月9日

今日のゲスト 吾妻信夫さん

 今日は、11月16日に試験が行われるご当地検定「宮城マスター検定」の1級合格を目指して、1級保持者の方に問題を通して勉強方法を伺いました。出演いただいたのは、NPO法人マナビサポ20でボランティア活動をされている吾妻信夫さん。宮城に詳しくなるための「宮城まるごとマナビ塾」を開いています。

第1問 『松島湾に浮かぶ島々を一望できる名所「松島の四大観」。名所4ヵ所のうち、東松島市大高森からの景観は何と呼ばれているでしょう。』
①幽観 ②麗観 ③壮観 ④偉観

 答えは下をご覧ください。試験まで残り1ヶ月あまり、参考資料(「ウェルカムみやぎ観光ガイドブック」「みやぎのすがた」「宮城の伝統的工芸品」「県政だより」など)を元に、部門ごとに仕分けをして勉強することが大事だと吾妻さんは言います。地域ごとに覚えるのではなく、例えば「仙台七夕の7つ飾り」「伝統こけし」といったように仕分けるのがポイントだそうです。試験問題は50問、そのうち40問正解すれば1級合格です。そのためには、しっかりと部門仕分けをして基本的な問題を取りこぼさないことが近道だそうです。
 また、吾妻さんいわく、時事問題も出るので新聞や県政だよりをチェックしましょうとのこと。例えばこんな問題です。

第2問 『仙台市では平成27年度中に地下鉄東西線の開通を予定しています。この東西線と地下鉄南北線の営業距離を合わせると、およそ何キロメートルでしょう。』 

 1級試験は11月16日(日)に行われます。この試験を受けるには受験資格が必要で、過去に2級試験に合格していない方は、宮城マスター検定のホームページでプレテストを受ける必要があります。締め切りは今月17日まで。また、1級試験の受験申し込みの期限は今月24日午後5時までです。詳しくは、宮城マスター検定のホームページをご覧ください。

第1問の答え ③壮観
第2問の答え およそ29キロメートル

【曲】

入っておいで この里に/ブラザーズ5
ズルいよ/竹友あつき

≪だっちゃ通信≫ 
首都圏 田辺 希さん

 今日は、食の力で東北を応援する取り組みを行っている「一般社団法人 東の食の会」についてお伝えしました。東京都・品川区に事務局を構えるこの会は、「東日本の食」をテーマに、震災で被災した生産者と東京を中心とした食品業界をつないでいます。38の食品業界の企業が集まって組織され、これまでに695件の生産者と企業をつなぎ、販路拡大や商品化を行ってきました。また、マッチングだけではなく、震災から時がたつにつれ変化するニーズにも対応し、2012年からは水産業などの担い手となる人材の育成にも力を入れています。
 この会の事務局・代表を務めるのは、高橋大就さん。高橋さんは震災直後に勤めていた会社を退職し、宮城県や岩手県などで支援物資などの調整の仕事をしていました。そこで「東の食の会」のメンバーから声がかかり、事務局代表として復興に向けて活動することになったそうです。当時都内では飲食店からお客さんの足が遠のいだこともあり、高橋さんは「日本の食文化がなくなるという危機を感じた。震災で食品業界が打撃を受ける中で、一企業として動くのではなく、産業全体が協力して長期的に産地を支援することが必要」と話していました。
 現在「東の食の会」では、東北の食材を使った新しい鍋のレシピを募集する「鍋レシピコンテスト」を行っています。グランプリに選ばれたレシピは商品化され、鍋セットとして販売します。応募は今月13日(月・祝)までです。