【ゴジだっちゃ!】平成26年9月29日

今日のゲスト 田中慎一郎さんと、100円均一でそろえた防災用品

 今日は、災害の被害を減らすために家庭で出来る事をご紹介する「備えっぺ宮城」。日頃家に備えている防災常備品の保存の仕方について、防災士会みやぎの防災士 田中慎一郎さん(写真)にお話をうかがいました。
 田中さんに、常備品の保存方法で、循環させながら蓄えておく「ローリングストック」という考え方を教えて頂きました。「食品など賞味期限のあるものを、期限の近い物から消費し、消費したらその分を改めて補充するという方法で、賞味期限切れの無駄がなくなります」と田中さん。しかし、常備食って毎日食べるものではありませんよね。蓄えた物をどういうタイミングで食べるか悩むものです。そこで田中さんのご家庭では、年2回、3.11の週と、9月1日(防災の日)の週は、非常食を食べる週に決めたそうです。これは覚えやすいですね。
 また、100円均一ショップで防災用品を揃えるアイデアをいただきました。最近の100円均一ショップは内容が充実していて、12時間燃焼する非常用ろうそくや寒いときに体を包むアルミ温熱シートなど防災専用の商品がたくさん出ています。また、折りたたみ水タンク(3リットル用)、携帯用ミニトイレ、除菌エタノールジェルといった、防災用に転用できるものも結構手に入れることが出来るとのこと。「防災という視点で100円均一ショップの店内のぐるっと見て回ると防災の動機付けにもなるし、楽しいですよ」と教えて頂きました。

【曲】
I am Dandy/MANNISH BOYS
時の旅人/太川陽介
LIFE IN A NORTHERN TOWN/The Dream Academy

≪だっちゃ通信≫ 
 名取市 格井直光さん

 今月14日(日)に行われた「自宅被災者の集い『閖上de芋煮会』」についてお伝えしました。
 震災後、自宅が残りリフォームをして暮らしている人たち(仮設住宅などに入っていない人たち)は、これまで支援も受けず、閖上の人との交流や町がなくなり、さびしい思いをされていました。そこで、閖上の町内会や市民団体、スポーツ少年団、地元企業の協力のもと、閖上に残った人の交流の場を設けようと「芋煮会」が初めて企画されました。当日は、会場の旧閖上小学校のグラウンドにおよそ300人が来場し、地元のお母さんや東京の大学生ボランティアが作ったおよそ400食の芋煮を食べました。来場していた地元の方々は、「学生ボランティアに震災の話を熱心に聞いてもらえて良かった」とおっしゃっていました。
 来月19日(日)には、日和山で行われる「閖上湊神社秋の例祭」でも芋煮会を行う予定です。これからも、こうした皆さんが集まる場所が増えていくといいですね。