【ゴジだっちゃ!】平成26年6月25日(水)

今日のゲスト 二宮景喜さん(上)鹿島台にあるため池。こんなため池たくさんありましたね...(下)

 今日は、大崎市鹿島台にあるNPO法人シナイモツゴ郷の会 理事長の二宮景喜さん(写真上)に、水辺の生きものを守る活動について伺いました。

 「シナイモツゴ」はコイ科の淡水魚で体長は8cmほど。1998年に品井沼で発見され新種登録された魚です。昔はよく田んぼのまわりの小川や池でみられていましたが、その後絶滅。20年前の再発見を経て現在では絶滅危惧種、そして大崎市の天然記念物に指定されています。

 鹿島台にあるため池(写真下)ではシナイモツゴのほか、ゼニタナゴやヨシノボリといった希少種が生息しています。「シナイモツゴ郷の会」はそうした生きものを守り増やしていくため、天敵であるアメリカザリガニなどの外来種の駆除や、人工繁殖技術の開発などを行っています。また、県内の小学生たちに卵を託し、自分たちの手でふ化させ、育てた稚魚をため池に放流してもらう活動にも取り組んでいます。

 「これ以上残された生態系を壊したくないし、貴重な生態系を子孫に長く伝えていくのが私たちの義務。昔の、いろんな生きものと遊んでいた自然が戻ってほしいし、その楽しさを子どもたちにも経験させたい」と二宮さんはおっしゃっていました。

【曲】

頑張ったっていいんじゃない/大原櫻子
ドルフィン・リング/杏里
ともだち/クミコ

 

≪だっちゃ通信≫ 

七ヶ浜町 伊丹静香さん

 七ヶ浜国際村で開かれる「七ヶ浜アート・ウォリアーズ2014」についてご紹介しました。

 このイベントは1993年から夏の芸術祭として実施されてきましたが、震災後は今回が初めての開催となります。開催期間は7月27日(日)~8月31日(日)で、この間様々なイベントが開催されます。7月27日(日)には、ハワイアンダンスチームによるフラダンスショー『NA LEI O HAWAI’I 2014「ナ・レイ・オ・ハワイ」』が開催されます。全席指定の公演ですが、席は残りわずかとなっています。ご覧になる方はお早めにお問い合わせください。その他にも、8月上旬には菖蒲田浜の砂を使ったガラスでトンボ玉をつくるワークショップ、8月24日(日)には「仲道郁代さんによるピアノリサイタル」、8月30日(土)には「宮城うたの日コンサートin七ヶ浜」が開催されます。会場まではJR仙石線の多賀城駅、または本塩竃駅から出ている七ヶ浜町民バスの「ぐるりんこ」で行くことができますよ。7月27日(日)はイベントに合わせて乗り合いタクシーも出ますので、自家用車以外でご来所の方は直接ご相談ください。

【チケット・お問い合わせ】七ヶ浜国際村 電話022-357-5931