宮城県 新型コロナウイルス 1週間の感染状況(2月1日放送)

【先週に比べ感染者数半減】

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宮城県内では1月25日から1月31日までの1週間に145人の新型コロナウイルスへの感染確認が発表されました。
前の週から170人減って、週あたりの感染者数は半減しました。
1月25日には県内の1日の感染者数が11人でした。
20人を下回ったのは年明けで比較的検査数が少なかった1月4日以来です。

【2週連続で10代が最多】

先週の感染者を年代別にみると、
10歳未満が9人、10代が32人、20代が26人、30代が16人、40代が18人、50代が15人、60代が13人、70代が11人、80代が4人、90代が1人となり、10代が最も多くなりました。

 男女別では男性が76人、女性が69人となりました。

 先週は新型コロナウイルスに感染した患者の死亡の発表はありませんでした。

 【教育機関での感染広がる】

10代が最多となったのは、東松島市の高校でクラスターが発生したことや、すでにクラスターが発生している利府高校でも新たな感染確認が相次いだことがおもな要因です。
他校との練習試合が感染拡大につながった可能性が考えられるとして県教育委員会は県立高校などに当面、部活動での対外試合を自粛するよう通知しました。
このほか、県内では先週1週間で児童関連施設や職場、医療機関などでクラスターが発生しました。

 【感染経路不明は大幅減】

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発表された時点で感染経路が不明だった人は31人でした。これは全体の21.4%にあたり前の週を14.3ポイント下回って3週連続の減少となりました。

 【ステージ4超える指標なくなる】

政府の分科会は医療提供体制など6つの指標を使って、感染状況を4段階で示していてこのなかで宮城県では「ステージ4」を超える指標はなくなりました。
このうち、1週間の陽性率の指標では先月1月23日までで13.3%とステージ4の指標を超えていましたが先週は6.6%とステージ3の指標も下回っています。

【人口10万人あたり感染者】

1月31日までの直近1週間の人口10万人あたりの感染者数を全国で比較すると、最も多かったのは東京都の42.75人で、宮城県は6.29人と全国で29番目になっています。