【相馬宏男】秋の柔らかな日差しの下、彫刻を求めて歩く

定禅寺通りのケヤキ並木も「ハラハラ」と木の葉を落とし、

通り沿いの住民にとっては掃除に大変な季節になった。

通りの中央は散歩できるように木道や土の道が続いている

そしてこの道の中央に仙台を象徴するといってもいい彫刻が置かれている。

彫刻のある街」を表すものだ。

国道から近い方から見てみるとまず目に付くのが

水浴の女クロチェッテイの作。

春の若葉の季節とは違い枯葉が歩道に舞い芸術の秋らしい風情を醸し出している

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そして、ジャコモ・マンズの「オデュッセウス」がある。

青年像で、いつも正面から眺めているが、後ろ恰好はどうなのか、

斜め後ろからも写真を撮ってみた。

普段、見ている景色と違い

これはこれで造形的にいろいろ考えることができる

 

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そして、広瀬川に近い方にエミリオ・グレコの「夏の思い出」がある。

光のページェントの時期ももう間もなくだが、

夜景の中にこの像が浮かび上がる姿は、カメラ映えする作品だ。

 

こうして、緑道を歩くと西公園に着く。

この公園の中にもいくつか彫刻が置かれている。

勾当台公園にもある雨宮敬子さんの「杜に聴く」という作品だ。

まるい円形のテーブル上に二人の女性が

空気を胸いっぱいに吸い込むような姿でそこにある。

体全体で杜の空気を吸い込み生気が満ち溢れている感じだ。

 

 

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公園をしばらく歩くと広瀬川にかかる大橋に着く。

このたもとを少し下りると、

政宗の時代にカトリック弾圧で水牢で殺された

神父と信者の銅像が建っている。

実は神父のほか信者8人が捕えられ、水牢に入れられている。

この像はそれを象徴するような3人の像として建立されたもの

 

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こうして歩くと、彫刻に込められた作者の思いと

それを眺める市民の様々な心の内

そして歴史が透けて見えてくる

 

彫刻のある街仙台、これからも大切にしていきたい。