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相馬 宏男

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      2018年04月13日 (金)
      【相馬 宏男】名残の桜に、芭蕉の句碑が語る

      定禅寺通りの交通の激しい通りの一角に錦町公園がある。
      都会のオアシスのような空間だ。


      4月はじめ若い桜の木に花が付き始め、近所の人々やママ友が桜の下で和やかに談笑する姿が目立つ。

      180412soma_01.jpg


      この桜、2003年12月近所の本町商店街の有志が30本を寄贈したもの。
      若い木で勢いがありピンクの花は見るからにみずみずしい感じだ。

       

      さて、その公園の向かい側に「火防 瀧澤神社」がある。
      赤い鳥居が目立ち、参道わきには石碑も並んでいる。

       

      180412soma_02_R.jpg  180412soma_03_R.jpg

       

      この石碑の一つに芭蕉の句が刻まれている。よく見ると石は割れ一部が欠けたままになっている。

      180412soma_04.jpg

       

      句は「春もやや 気色ととのふ 月と梅」とある。芭蕉が大垣の回船問屋の主人にあてた書簡にあるもの。
      ようやく春の気配が漂ってきた風情を詠んだものだ。この碑は文政11年〈1828〉2月に建立されたもので「梅月碑」と呼ばれている。
      しかし、昭和20年7月10日未明の仙台空襲で破壊され、昭和51年5月に破片をつなぎ合わせ補修し、復元されている。

       

      後世の私たちにも、空襲のすさまじさとともに芭蕉の心をも伝え続けてくれている

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