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相馬 宏男

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        2017年10月16日 (月)
        【相馬 宏男】芭蕉は健脚だった

        「奥の細道」紀行を読んでいると、芭蕉と曽良は実に健脚だったことがわかる
        旅は馬や船、かごなどの乗り物もあるが昔の人はひたすら自分の足で目的地を目指した。あのわらじ履きで・・・。
        奥の細道の山形県側、新庄から最上川の芭蕉の乗船地、本合海までの距離を見ると一里半だという。6キロをスタスタと歩いたことになる。そこからは船旅となる。


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        奥の細道の行程を見ると約2400キロを150日間で歩いている。平均すると一日、16キロということになるが、一か所に一週間以上とう留したところが、何か所ある。
        それを加えて考えると、例えば
        「蚤しらみ 馬の尿する 枕元」
        封人の家には天気も悪く二日以上とう留している。

         

        また、尾花沢の鈴木清風の所を訪ねた時はまさにベニバナの収穫の書き入れ時で10日滞在している。この外、二日以上滞在しているところが20か所ぐらいある。こうしたことを考えると、当時の一日の行程は今よりかなり遠くまで歩いていたことがわかる。船に乗っている時もあるので単純に計算はできないが、一日、大体40キロ前後、歩いていたのではないかと想像する。

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        歩いて見る景色は目に焼き付く印象度が違う
        封人の家で詠んだ「蚤しらみ馬の尿する枕元」も、実際には馬小屋のすぐ近くで休んだのではなく、馬小屋、土間があり、囲炉裏端の座敷、そしてその次の客間で休んでいたのではないかと思われる。何度かこの場所を訪れたことがあるがそんな距離感を持って、芭蕉の俳句を見てみると、どこを強調するのか、その句で言いたいことは何か、芭蕉の心持が、なんとなくわかるような気がする。

        有名な句
        五月雨を 集めて早し 最上川
        も当初「五月雨を 集めてすずし 最上川」だったという。雨が降り続き、水かさが増し、水量の多さに「涼し」から「早し」に句を代えたといわれる。

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        雨で足止めされた「封人の家」、囲炉裏で煙出しをして薪を燃やしている「家守」の姿が目に浮かぶ。そして、芭蕉と曽良の旅路の途中の風景が・・・
        ヒロオさん☆歩の取材で、最上川を船で下り、いろいろなことが頭をよぎった。


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        「ひるはぴ」ヒロオさん☆歩最上川庄内の旅、放送は 26日(木)11:30~ の予定です。

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